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| 日時 |
2025年11月14日(金曜日)13時30分~13時59分 |
|---|---|
| 場所 | 記者会見室 |
| 記者数 |
15人 |
会見動画(市長からの話題・質疑応答)を見る(YouTubeへのリンク)
今月21日から開催いたします「2025さっぽろホワイトイルミネーション」、そして「2025ミュンヘン・クリスマス市 in Sapporo」についてお知らせいたします。
さっぽろホワイトイルミネーションは、札幌の夜景を象徴するイベントとして定着しておりますが、今年も大通公園をはじめとする5つの会場において、光と雪のコラボレーションによる幻想的な空間を演出いたします。
また、大通公園2丁目で開催いたしますミュンヘン・クリスマス市では、ミュンヘン名物の白いソーセージやグリューワインなど、本場のドイツの味をお楽しみいただけるブースや、クリスマス雑貨などを扱うブースが出展し、イルミネーションとともにロマンチックなムードを盛り上げます。
今回、新しい取り組み・見どころといたしましては、大通公園4丁目であります。オブジェや中央の噴水部分などに光を当てる演出を、新たに追加いたしました。
また、12月5日から3日間の限定で、「ホープフル ライツ」と題して、ムービングライトを活用したスペシャルライトショーを実施いたします。
白い雪とイルミネーションが織りなす札幌ならではの冬の魅力を、多くの市民と観光客の皆さまに楽しんでいただきたいと考えておりますので、報道機関の皆さまには、周知方よろしくお願いいたします。
引き続きヒグマが出没しておりまして、円山動物園の休園であったり、円山公園の閉鎖が続いています。ただ、好転した状況としては、円山公園、円山動物園にいたヒグマは、おそらく駆除されたのではないかということで、11月17日から円山動物園は再開するとのことです。
一方で、円山公園はまだ閉鎖が解けないということで、円山公園の閉鎖時期がかなり余裕を持った設定だと思うのですが、2週間とは言わず、前倒しするようなお考えがあるのかということが一つと、短期的には様子を見てから閉鎖や休園を解除するという考えで良いと思うのですが、中長期的に見ると、円山公園や円山動物園付近に出てしまった以上、何か物理的な防柵のような対策が必要だと思います。この段階での市長のお考えをお聞かせいただけますでしょうか。
円山動物園につきましては、捕らえられたヒグマはおそらく園内に侵入していた個体であり、また、フェンスが設置され、センサーカメラによる確認や人的な対応も取れておりますので、17日から再開する予定でおります。
一方の円山公園につきましては、円山公園のみならず他の公園もですが、オープンスペースでどこからでも出入りができますので、念のため2週間ほどを原則に閉鎖しております。
おそらく動物園で捕らえられたヒグマが、周辺を徘徊していたものと思われますが、他の個体がいないということもないわけではありませんので、一部遊歩道等を除き、公園全体については現時点では原則2週間の閉鎖としております。
今後、例えば公園でのヒグマの痕跡などが再び見られないということであれば、前倒しするということもあり得るかもしれませんが、現時点では当初予定の24日を期日で考えております。
2点目の、今回ヒグマがフェンスを乗り越えてきたことについては、動物園として対策をどうするかということもありますし、ヒグマが近寄らないような、例えば電気柵の設置だとか、そういった対応などについても検討を進めていきたいと思います。
本日、政府がガバメントハンターの育成支援や、警察・自衛隊OBの方への協力要請などを含んだ「クマ被害対策パッケージ」を決定しました。この内容について、十分であるとか、市長の受け止めがあればお願いいたします。
本日発表されました内容について、私も確認いたしましたが、これまで北海道や北海道市長会などと、国に対して要請してきた内容が、ある程度反映されている内容ではないかと思います。
銃を使う方、猟友会の方に頼らざるを得ない中で、人手の確保が非常に大きな課題の一つでもありましたので、今後、ガバメントハンターなども含めて、警察官など銃を扱える人など、人材確保の広がりがある程度期待できるのではないかと思います。経験も必要だと思いますので、そういった方々への研修などの人材育成をどうするかという課題はありますが、人材確保が広がってきました。
それから、先ほどの電気柵の設置や、木の伐採など、ヒグマが近づかないような対策についても、これまでも取り組みをしておりますが、費用面などが課題になっておりましたので、そういったことに対して交付金を活用していくことになります。交付金が拡充され、市町村などがいろいろな事業に取り組みやすい状況になってくることを期待していきたいと思います。
今の政府の「クマ被害対策パッケージ」に関連してですが、パッケージの中で、春期管理捕獲についても強化するという話がありました。それについて、ヒグマが出没している札幌市としてどのように受け止めていらっしゃいますか。
特に市街地周辺に出没する個体が増えているということからすると、生活圏に近いエリアにいるヒグマをどのように管理していくのか、駆除していくのかということが一つの大きなテーマだったと思います。
札幌市におきましても「札幌市ヒグマ対策委員会」がございますので、委員会で、春の対策や、緊急銃猟に関する対応、電気柵などについて、政府の「クマ被害対策パッケージ」で示されたものを活用して、どのようなことが行っていけるのか、短期的・中期的に検討を進めていきたいと思います。
真駒内駅前の再開発について、A街区とB街区がありますが、2032年度の開業を目指しているスケジュール感を伺いたいというのと、さらに、札幌オリンピックから50年以上経っていますが、市長がこのエリアをどのようにしていきたいか、どのようなまちにしていきたいかをお聞きしたいと思います。
スケジュールにつきましては、駅に近いA街区と、区役所などの公共施設が入る複合施設のエリアであるB街区、この二つについて進めていきますが、具体的には、令和14年度(2032年度)中に供用開始できるように、駅に近いA街区については、民間複合施設として、民間公募を進めていくことになります。
公共施設が入るB街区は、図書館なども含めまして、今、具体的にどのように整備をしていくのかという基本計画の策定に向けて進めておりますので、その計画を作り次第、建設に向けて動き出すスケジュールになるかと思います。
現在区役所等がある街区については、既存の区役所等の解体後に整備を行うことになりますので、まずはA街区・B街区についてのスケジュールを進めたいと思います。
真駒内全体のお話でしたが、今、地下鉄の駅がありながら、なかなか南区の玄関口という形になっておりませんでしたので、真駒内地区の皆さまだけではなくて、南区の玄関口という形での整備をしていければと思っております。
今後、真駒内全体について、今、民間で所有されている方々と話しながら、真駒内全体の再構成といいますか、リニューアルについても引き続き検討していきたいと思います。
真駒内とその再開発につきまして、一言で言うと、市長はどのようなまちにしていきたいというビジョンがありましたら一言でお願いします。
先ほど申しましたように、南区の玄関口にふさわしい、そういった機能が提供できるエリアとしてにぎわいと、いろいろな公共施設などを複合化していきますので、南区全体の利便性を高めていく、そういうにぎわい空間・活性化ができるまちづくりに資する計画にしていければと思っています。
人手不足ですとか資材高騰だとかいろいろ言われているのですが、こういった課題にどのように対処していくのか、市長のお考えがあればお聞かせください。
真駒内駅前の再開発だけの話ではないと思いますが、公共施設整備については今、働き方の問題や、工期や事業費の設定などについて、見直しをしていかなければいけないと思いますし、例えば、中央区役所もそうでしたが、整備や維持管理等を民間のノウハウを活用するPFI事業を取り入れて、できるだけその経費を効率的なものにしていく、運営効率を上げていくといった工夫をしていく必要があると思います。
札幌市で中小企業を対象に今年から特定技能制度による即戦力の外国人人材の採用支援事業である「外国人受入・定着支援事業」をスタートしました。深刻化する人手不足への対応であり、市内で働く外国人はますます増えていくと思われます。
一方で、外国人労働者に対する不安や不満を背景に、外国人関連の政策に対する抗議ですとか、問い合わせもあると聞いております。こうした不安の声に対する市長の受け止めと、考えている対応策があればお示しください。
日本の生産年齢人口が減少している中で、人手不足に対応する人材を確保していくことは大きな課題です。そういう意味では、外国人の方も働き手としてこれからも増えていくことを、想定していく必要があると思います。
一方で、物価高や生活の不安から、いろいろな不安や不満が「外国人の方がいるから」ということに向けられてしまっている状況があろうかと思います。
決してそういう事実はないのですが、そういう考え方にとらわれてしまうこともありますので、共生社会について、例えば国籍なども含めて、共生していくということを、しっかりとお互いに理解していく政策を進めていかなければいけないと思っています。
引き続き、例えば、生活や文化の違いなどについて、お互いに理解していく環境づくり、また、外国から来られている方にも、日本の生活やルールをしっかり理解していただく必要もあるかと思いますので、そういう意味では双方、住民の皆さま、それから外国から来られる方、働く方だけではなくて、観光で来られる方もいらっしゃるかもしれませんが、そういった方々に対して、お互いを理解し合っていく、そういったことをしっかり進めていくことがまず必要かと思います。
少なくともこれからの人材を確保していくという意味では、外国人の方の受け入れ抜きに日本社会は考えられないと、私は思っております。
先日(11月3日)、地下鉄東西線で全面運休というトラブルがあり、最大で6時間の運休がございました。原因はアルミ風船が電線に引っかかったということでした。
1点目がこの原因について、再発防止のためにどういった啓発をされていきたいか、具体的なものがございましたら教えていただけないでしょうか。
2点目については、今回最大6時間運休となりましたが、うち3時間は職員の人的ミスで、本来なら半分の時間で開通できたものが、時間がかかってしまったという結果も出ております。これについて、市長としての倍の時間がかかってしまったことに対する受け止めと、再発防止策を何かございましたらお願いします。
今回、長時間にわたって地下鉄が運休してしまったこと、それにより多くの皆さまにご迷惑をお掛けしたことについて、しっかりお詫びしていかなければいけないと思います。
その上で、今回の事案の一つの原因が、乗客の方が持っていたアルミ風船が手から離れて、電線に触れてショートしてしまった。そして、安全装置が働いたために止まったということです。
このような事案が初めて起きたのですが、このようなことが起こり得るということ、特にアルミ風船について、こういった事故につながっていく恐れ、可能性があるということを、しっかり周知していかなければいけないと思っております。車内の案内や、駅構内でのポスター掲示なども含めて、アルミ風船をしっかり持って、管理していただくことを、周知徹底していきたいと思います。
次に、必要以上に止まってしまったということについては、電車の充電が切れてしまったことが要因です。この対応については、職員の理解不足でしたので、職員の研修等も含めて、再発防止に努めていく必要があると思っています。
環境省が月内に、自治体に専門家を派遣する事業をする考えがあるようですが、それについて、市として何か名乗りを上げるというお考えはありますか。
どういった内容の専門家なのか承知しておりませんが、これまでも「札幌市ヒグマ対策委員会」には学術関係者も含めて専門家や関係機関にも入っていただきながら、情報共有をして対策を行ってきましたので、それを超えるような専門的な見地が必要だとすれば、名乗りを上げるということもあろうかと思います。
専門家派遣がどういった内容で、何が不足しているのかを踏まえて判断していきたいと思います。
11月8日、警察に逮捕された指定障害者福祉サービス事業者の件を受けて、市としての審査過程などの問題点や課題があったのであれば、教えていただけますでしょうか。
障害福祉サービスを提供する事業者の申請は年々増えてきております。そういった中で、現時点では書類審査が前提になっております。
今回、(審査事項が)多岐にわたる中、偽造された書類が提出された可能性があります。そういう意味では、挙証資料、証拠を確認する資料がさらに必要なのか、より検討していきたいと思います。
今回、偽造された恐れがあるので被害届を出したわけですけれども、かなり悪質なケースということになります。それから、どうしても書類審査だけでは十分ではないということが考えられますので、来年度以降、監査体制の強化について検討を進めていきたいと思っています。
来年度以降は書類審査だけではなくて、監査体制を強化できるような形で・・・。
進めていきたいと思います。
今月は児童虐待防止月間になっていると思うのですが、毎年11月は、札幌市もいろいろなイベントなどを行っております。
今年は、全国フォーラムや、今週末にも学会があるようですが、札幌市で全国規模のイベントが相次ぐことについて、効果や意義、今後にどのようにつなげていきたいかについて教えていただけないでしょうか。
令和元年に、札幌で2歳の女の子が虐待で亡くなるという事案がありました。これを受けて、虐待防止に向けての対策を強化してきました。具体的には、関係機関の連絡体制、情報共有を強化していくことと、それから専門職員を配置し、人材育成を行い専門性を高めていくといった取り組みなどを進めてきたところであります。
そういった中で、今年はたまたま先ほどお話があったようなフォーラムや学会などが開催されました。全国的ないろいろな現状の課題や取り組みについて、さまざまな事案を共有でき、また、いろいろな関係者が札幌に来られたということで、ネットワークもできたのではないかと思います。
そういう意味では、他の自治体等で取り組まれている事案の共有や相談ができるような体制にプラスになってくれるといいなと考えております。
日曜日(11月9日)から今週(12日)にかけて友好都市の中国・瀋陽市に行かれていたかと思います。10年前も行かれたとお伺いしているのですが、10年前と比べて日中関係も少し変化しており、受け入れる側も細心の注意を払うといったことを聞いています。
瀋陽市に行かれて無事に旅程を終えられた感想と、10年前と比べて何か変化があったのか教えていただけますでしょうか。
報道等で、今特に抗日(戦勝)80年など、日中関係が少し厳しい状況という中での訪問でしたので、行く前は少し心配しておりましたが、現地ではそのようなことはなく、交流が進められたと思って帰ってまいりました。
今回は限られた時間ではありましたが、瀋陽市のいろいろな発展、新たな都市計画なども説明を受けてきまして、明らかに10年前に比べますと、市域や人口など、まちは非常に大きく発展しておりました。
少し印象的だったのは、日本と中国の企業が合弁で進めている産業団地といいますか、住宅と職場が一体となった産業団地が計画され、実際に動き始めておりましたが、新しいこれからのまちづくりの中で、住まいや働く場、公園などが一体となった地域づくりは、土地があるところという意味での大きな中国において、非常に参考になり面白いなと思って帰ってきました。
瀋陽市の人口は910万人で、約1,000万人です。周辺の農村エリアから都市部に若い人たちが集中してきているという状況のようで、日本の人口減少など、同じような課題もあるなと瀋陽市長ともお話しをしてきました。
そういう意味では、繰り返しになりますが、45年という極めて長い歴史の中で友好関係を築いてきた、その重さ、歴史の長さをあらためてお互いに共有してきました。
この内容については、重複した言葉遣いや、明らかな言い直しがあったものなどを整理した上で作成しています。(作成:札幌市広報課報道係)
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