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日時 |
2025年3月25日(火曜日)14時00分~14時28分 |
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場所 | 記者会見室 |
記者数 |
16人 |
会見動画(市長からの話題・質疑応答)を見る(YouTubeへのリンク)
4月1日から中央区大通東5丁目において、定置式水素ステーションの供用を開始いたしますのでお知らせいたします。
札幌市では、二酸化炭素を出さず、停電時でも電気や熱を供給することができる水素エネルギーを活用した、災害に強く環境に優しい「水素モデル街区」を整備してまいりました。
このたび、その第1弾の施設として、エア・ウォーター株式会社が定置式水素ステーションを設置し、運営を開始いたします。
移動式の水素ステーションはすでに豊平区で運営されておりますが、これは一般乗用車の燃料電池自動車への水素充填(じゅうてん)に使われております。
今回設置された定置式の水素ステーションでは、道内で初めてとなりますバスやトラックなどの大型の燃料電池自動車にも、水素の充填を行うことが可能となります。
また、水素ステーションの隣には、今後、商業施設などが入る集客交流施設の整備を予定しており、水素ステーションから直接水素を供給し、施設の電気などに使用する予定となっております。
今後も、水素エネルギーを利用できる環境の整備や、水素をより身近に感じてもらうための取り組み、持続可能なまちづくりを進めてまいりますので、報道機関の皆さまにおかれましては、周知方をよろしくお願い申し上げます。
4月18日に、札幌を拠点に活動する書家・中野 北溟(なかの・ほくめい)氏の作品を展示する「中野北溟記念室」を開設することとなりましたのでお知らせいたします。
中野氏は、長年にわたり書道文化の発展をけん引し、その活動は国内にとどまらず、国際的にも高く評価されております。また、若手書道家の育成や支援にもご尽力されてこられるなど、札幌市の文化芸術の振興に大きく寄与されております。
2024年1月に、中野氏から、書道作品731枚もの寄贈をいただきました。広く市民の皆さまに作品をご覧いただく機会を設けるために、教育文化会館の2階に記念室を開設することといたしました。
第1回目となります作品展示は、札幌・北海道にゆかりのある詩人・俳人として、原子 修(はらこ・おさむ)さんと、河邨 文一郎(かわむら・ぶんいちろう)さんの詩と、源 鬼彦(みなもと・おにひこ)さんの俳句を題材とする作品を、4月18日から2026年2月ごろまで展示する予定です。
札幌の文化・芸術の振興に多大なご貢献をいただいている中野氏に、この場を借りてあらためて心から感謝申し上げたいと思います。
ぜひ多くの方に足を運んでいただいて、中野氏の作品に触れ、芸術を楽しんでいただきたいと思いますので、周知方よろしくお願い申し上げます。
札幌駅前の北5西1・西2地区の再開発計画について、タワー棟の完成が2034年度に遅れるという計画が発表されたと思いますが、それによる札幌市への企業誘致や民間投資への遅れにはどのような懸念をお持ちなのかをお伺いできたらと思います。
北5西1・西2地区再開発事業の見直しということで、原因はやはり昨今の工事費の高騰、それから建設従事者の人手の確保が非常に難しくなってきて、これらに対応するということであります。
全体の開業は遅れることになりますけれども、とりわけ、現在屋外に出ておりますバスの乗降場を早く解消していかなければいけないという課題がございます。
そういう意味では、西2丁目のほうのバスターミナルを含む商業施設を先行開業するという2段階方式で進めるということは、建設従事者の担い手確保などに対応しつつ、全体の影響を最小限にしていくための取り組みという意味では、やむを得ないと思います。
もちろん、オフィスなどが入る高層ビルについては開業が遅れますので、提供できる床面積や、企業誘致などにも影響がないとは言えないと思います。
ただ、大通西4南地区や北4西3地区の再開発は2028年度の開業を予定して工事に入りましたので、当面の間の企業誘致等の需要には対応していけるのではないかと思っています。
今月(3月)末までに動物の移動に関する計画書の提出を求められていたと思うのですけれども、現状どうなっているのかというところと、仮に(計画書が)出てこなかった場合は、市としてどういうふうに対応されるのかをお伺いしたいと思います。
現時点では、動物の移動に関する計画は提出されておりません。今月末までに提出がなかった場合は、引き続き行政指導を行っていくという方針であります。
それから、必要に応じて現地に立ち入りをして、個別に動物の移動の状況や計画などについて、ヒアリングをしていかなければいけないと思っています。
行政指導に関しては今まで17回も行ってきている中で、今回また行政指導しても従ってくれるかどうか分からない状況ですけれども、市として指導以上の対応や、現地でヒアリングしてもどのように協力してくれるかの見通しが立たない状況で、何か考えていらっしゃることはありますか。
動物の移動についても鋭意進めると運営会社のほうから言われておりますので、その状況について現地(の立ち入り)等も含めて、聞き取りを進めていきたいと思います。
市電が、5月からおよそ20便減便することについて、市長の受け止めをお願いします。
このたびの5月からのダイヤ改正において、一部減便をせざるを得ないということで、利用される皆さまにはご迷惑を掛けることになり、大変申し訳なく思っております。
現状では、本来70数人の運転手が必要なところ、10人ほどの欠員がある状況です。そういった中で、運転手の勤務条件などを確保しながら、市民の足を維持していくためには、平日の運行について一部間隔を空けさせていただかざるを得ない状況であります。
4月以降の採用の予定者もおり、追加で募集もしておりますが、運転業務に当たるには半年ほどの研修が必要になりますので、4月に採用した方が実際に運転業務に就けるのは、秋口近くになります。そういう意味では、5月からしばらくの間は、減便で対応せざるを得ない状況にあります。
運転手の不足ということですけれども、札幌市として何か協力のような形を考えていますか。
採用についても札幌市交通事業振興公社で行っております。採用募集などについても市として協力できることは一緒に進めたいと思っていますし、今回処遇改善ということで、4月以降の給与の見直しなども行って、同業他社に流れないような対応も取っていきたいと思っています。
先週(3月19日)の予算特別委員会で、除却命令を出す際の具体的な基準を今月中にも策定すると市側が発言していましたけれども、そのあたりについての説明をもう一度いただきたいことと、ノースサファリを念頭に置いての基準作りで、明確に出された基準を基に除却命令を出していくということでよろしいでしょうか。
処分基準については、今回のノースサファリへの対応についても、例えばさらに事業を拡大していく、建物が拡大されるという早い段階で、除却命令なども検討すべきであったと思っています。
現実的には、市街化調整区域内での違法建築物は多くありますが、そういった中で例えば、営業の有無や建物の規模に応じて、処分を行っていくための基準を今検討しております。
従いまして、ノースサファリの件を頭に置きながら、今後どういった場合に、早めに監督処分などを行うかどうかという基準を、今検討しているとご理解いただきたいと思います。
今月中に策定した場合、メディア向けの発表をされるご予定があるのでしょうか。
これは監督処分の基準であり、どういった状況において対応するかというものになりますので、公表する予定はございません。
あくまでも内規というか、ルールということでしょうか。
行政として監督処分するための行動の基準と考えています。
除却命令を動物園でなければ出している事例が、いろいろあるかと思うのですけれども、他の都市で基準を作っているところはあるのでしょうか。
他にあるかどうかについては承知しておりません。
過去に除却処分等の命令を出した経緯はございますけれども、そのときは札幌市においての基準はございませんでした。
明後日(3月27日)、厚生委員会のほうで(敬老パス制度に関する)陳情についての審議が行われると聞いているのですけれども、それに対する市長の受け止めと、議会のいわゆる閉会日の前日になってしまったことで、陳情に対して、具体的にどういう対応が市として可能なのか、市議会としてできるのかについて教えてください。
市議会としての判断が、どのようにされるのかはこれからのことだと思いますので、現時点で私から何か申し上げることはありません。
敬老パスへのいろいろなご意見については、1年以上かけて議論させていただいてきたところだと認識しております。
水素ステーションの供用開始にも関連するのですが、昨年(2024年)、新たな公共交通システムの社会実験をガソリン車の連節バスで行ったと思うのですけれども、一部メディアでは水素燃料版を今年(2025年)の秋にも検討しているという報道があったのですが、現時点で分かっていることがありましたら教えていただきたいです。
現時点で明確に申し上げられる状況のものはありません。昨年は、連節式で大型の水素を使った交通手段が現実的に存在していなかったので、水素以外の燃料を使ったバスで実験を行いました。
今後はそういった実験も並行しながら、水素を使った大型の乗り物を普及していくべく実験を続けていければと思います。これは車両メーカーとのいろいろな協議の状況に応じて実現していけると思いますが、現時点で見通しを申し上げるということはできません。
供給する部分に関して準備は整ったけれども、あとは乗り物部分の準備次第ということでしょうか。
はい。今回の水素ステーションは、大型の車両に対して供給ができる基準で作られております。寒冷地仕様のものはまだありませんけれども、FCバスやFCトラックには、供給可能な体制ができましたので、今後の導入に向けて市としてもいろいろと働きかけをしていきたいと思っています。
今豊平区に移動式があると思うのですが、今回の水素ステーションのオープンによって、最大供給量はどれぐらい増えることになるのでしょうか。
大型車両への供給ができるという状況ではありますけれども、今札幌市内にある水素自動車は大体30台ほどです。北海道全体でも70台ほどありまして、今、札幌以外では室蘭などで使われています。
ですから、札幌以外のところにある車でも、札幌に来たときに充填ができるという状況にありますので、現状の自動車供給には十分対応ができると考えています。
動物の移動について、静岡県富士宮市にある、閉園したテーマパークに支店をサクセス観光がつくって、富士宮市に動物の移動に関しての相談があったという報道もありました。
現状、札幌市として富士宮市と何か連絡を取ったなどといった状況はあるのでしょうか。
ございません。富士宮市から、特段問い合わせややりとりもございませんし、企業側からも、そういった内容についてのお話はございません。
動物を移動するだけでも、守るべき法令などがあると思うのですが、富士宮市に(企業からの)問い合わせがあったという報道がある中で、市としては今後どのような指導を行っていくのでしょうか。
動物の移動に当たり、いろいろな届け出や許可が必要な動物もあります。届け出や報告は随時行われていくものと思いますので、そういった対応をしっかり行っていきたいと思います。
現状では動物の移動計画も出ておらず、富士宮市長は、札幌で長年、法令違反を続けてきた状況がある中で、厳正に対処していきたいといったご発言をされているようですが、何か受け止めがあればお願いしたいです。
どういう状況でのご発言かもよく分かりませんし、われわれとしては、やはり動物の安全な移動が確実に実現できるように、法に基づいた、いろいろな指導を行っていきたいと思っています。
水素ステーションが、市内2カ所目で、今回は大型車両にも対応しているというお話でしたが、あらためて市長が期待されていることを教えていただきたいと思います。
これから脱炭素の動きを加速化させていく中で、札幌は、例えば太陽光や風力というようなエネルギーをつくり出すというよりは、消費地であります。
そういう意味では、太陽光などの再エネ電力を含めて、道内でつくられたものを、札幌市内でうまく利用していく。その中の一つとして、水素が重要であると考えています。
いわゆる電力の調整力の役割と、それから水素自体を熱としても使えますので、今後、例えば水素ボイラーなどを札幌市内で普及させていきたいと思っています。
今は、まだいわゆるモビリティといった移動手段、自動車での活用が多いわけでありますので、これらを普及させていくことを一つの考え方として持ちつつ、熱としての利用方法を、実証実験を含めて進めていければと思っています。
動物の移動の計画書を今求めているところだと思うのですが、2月末に計画書を求めて、3月末まで提出というのは、非常に期間として短いのではないかなと思うのですけれども、そこら辺の考えを教えてください。
実際に動物の移動が行われ始めて完了するまでは、やはり相当な日数を要するものだと認識しています。
一方で、どういう動物がいて、どういうスケジュールで移動するかなどについて、9月に閉園されるということを公表しておりますので、そのスケジュールに合わせたときに、動物の移動をどのように考えているのかを計画として出していただきたいということです。
計画というのは、閉園に伴ってどのように考えているのかというのを聞くためということでしょうか。
今後、建物の除却命令などを行う際に、適切な期間を考えていく上で、やはり動物がどうなっていくのかということが一番大きいテーマだと思っており、建物の除却と動物の移動がある程度関連性が深いということで、動物に関する考え方を聞いているということです。
動物の移動の件について、富士宮市に取材したときは、移動の打診があってから、ノースサファリ側から返答が全くないとのことでしたが、札幌市は、今ノースサファリと動物の移動などについて連絡を取り合える状況にあるのでしょうか。
代表者が代わられたということですけれども、元代表者の方とは連絡が取れております。
事務レベルでは意思疎通は問題なく進めていて・・・。
やりとりはさせていただいています。
FRIDAYに、行政指導を20年以上無視した挙句、社長が電撃辞任と載っているのですが、この中に、サクセス観光の事務所にも取材をしたが、広報部長が「顧問弁護士に聞いてください」と答えるのみで、その顧問弁護士も期日までに回答しなかったという段落がありました。
要は、ノースサファリは、今回の問題が明るみに出て以降、ほとんどの報道機関の取材にも応じておらず、(サクセス観光の)弁護士からも、取材には応えないのでホームページを見ろといった内容の紙を出されました。
一民間企業ではありますが、誰でも遊びに行ける施設と考えると、ある程度公共性もあると思いますし、そういった施設がこれだけの問題を抱えておきながら何も説明してこないのはどうなのかなと思っております。
一定の説明責任があるのかなと思うのですが、市役所も各担当部局でちゃんと取材に応じたらどうなのかというのは、水面下では言ってくれているようですけれども、こういった姿勢や態度について、市長がどう思われているか教えてください。
いろいろな事柄について、やはり世間的に大きな注目を集めている事例でありますので、一定程度の説明をしていただく必要があると思っております。
副市長の人事を、市長が今後市議会に提案されると思います。議会で同意されればということになりますが、市長が提案される予定の加藤 修さん(現市長室長)と山本 健晴さん(現総務局長)にそれぞれに期待されることと役割を教えてください。
1人は、内部管理や福祉行政に精通しており、そういった分野での人的なネットワークを持っていますので、そういった面で市政や私を補佐してくれるのではないかと思っています。
もう1人は、経済界を含めて、市役所以外の外の方との人的ネットワークを非常に持っていますので、これからいろいろな公民連携などを進めていくことに期待をしておりますし、そういった面でサポートしてくれると思っています。
この内容については、重複した言葉遣いや、明らかな言い直しがあったものなどを整理した上で作成しています。(作成:札幌市広報課報道係)
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