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日時 |
2023年12月20日(水曜日)14時00分~14時12分 |
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場所 | 記者会見室 |
記者数 |
18人 |
会見動画(市長からの話題・質疑応答)を見る(YouTubeへのリンク)
市長からの話題を手話付き動画で見る(YouTubeへのリンク)
質疑応答を手話付き動画で見る(YouTubeへのリンク)
本日(12月20日)は、今年(2023年)最後の定例記者会見ということでありますので、1年を振り返っての所感を申し上げたいというふうに思います。
まず、4月のG7 札幌 気候・エネルギー・環境大臣会合、そして、9月のアドベンチャートラベル・ワールドサミットといった、世界が注目する国際会議が札幌で開催されまして、札幌・北海道の豊かな自然や文化の魅力を大いに発信することができたと思っております。
また、5月には、新型コロナウイルス感染症が5類感染症へと移行しまして、さっぽろ大通ビアガーデンや、さっぽろオータムフェストといった札幌を代表する大型イベントを、特に規制することなく開催することができて、市民の皆さまをはじめ、国内外から多くのお客さまに訪れていただき、コロナ禍からの回復が着実に進んでいるということを実感した1年であります。
さらに、8月には円山動物園において、アジアゾウの赤ちゃんが誕生いたしました。その愛らしい姿を一目見ようと、多くの皆さんに動物園にお越しいただき、明るい話題にもなったと思っております。
それから今年は、脱炭素社会の実現に向けた取り組みが大きく加速化する年でもあったというふうに思います。
先ほど申し上げました、G7 札幌 気候・エネルギー・環境大臣会合の開催において「脱炭素社会の未来を拓く北海道・札幌宣言」を鈴木直道北海道知事と一緒に行いました。
そこで、再生可能エネルギーの活用などに、今後、北海道・札幌が積極的に取り組んでいくという決意を表明させていただいたところであります。
国内随一と言われる再生可能エネルギーのポテンシャルを持っている北海道でありますので、それを背景に、世界中からGXに関する資金・人材・情報が集積していく、アジア・世界の金融センターの実現に向けて、6月には、産官学金の21の機関から成りますコンソーシアム「Team Sapporo-Hokkaido」を設立したところでございます。
11月には、このGX産業のサプライチェーンの構築、資産運用会社等の誘致に向けた海外の先進都市視察を、Team Sapporo-Hokkaidoのメンバーの皆さんと一緒に行ってまいりまして、多くの知見を得てきたところであります。
今後につきましては、政府が創設を表明しております「金融・資産運用特区」を活用しながら、GX産業の集積と、それを支える金融機能の強化・集積ということを両輪で進めていく、その相乗効果によって、日本の再生可能エネルギー供給基地、そして、アジア・世界の金融センターの実現に向けて取り組みを加速化してまいりたいと考えております。
また、冬季オリンピック・パラリンピックの招致に関しましては、昨日(12月19日)、関係の皆さんと意見交換(冬季オリンピック・パラリンピック招致関係者意見交換会)をさせていただきまして、招致活動を停止するという結論に至ったところであります。
しかしながら、世界に誇るウインタースポーツシティとして、引き続き、ウインタースポーツをはじめとしたスポーツの普及・振興に努めてまいりたいと考えております。
さらに今年は、今後10年間のまちづくりの基本的な指針となります、第2次札幌市まちづくり戦略ビジョンの戦略編の策定、そして、この具体的な施策を定めた5年間の中期実施計画であります、第2次札幌市まちづくり戦略ビジョン・アクションプラン2023を策定したところであります。
札幌が世界に誇れる、そしてリードしていくようなまちになれるように、まちづくりの計画を市民・企業の皆さまと共有・連携しながら、着実に取り組みたいと考えておりますので、引き続き、皆さま方のお力添えをお願い申し上げます。
最後になりますが、報道機関の皆さまには、この1年間、本日を含めまして計22回の記者会見にお付き合いをいただきました。その都度、市民の視点に立ったご意見・ご指摘を頂戴しながら、市政情報を分かりやすくお伝えいただきましたことに、深く感謝を申し上げます。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
今話題になっている自民党の派閥を巡る裏金疑惑についてお伺いします。市長は4月の市長選で自民党から支持を受けました。また、東京地検特捜部が家宅捜索している安倍派、二階派に所属する道内選出の国会議員との関わりもあるかと思います。
今回の疑惑についての受け止めと、政治資金や派閥の在り方について、同じ政治家として何かご意見があればお伺いします。
今報道されている内容が事実であるとすれば、極めて遺憾な違法行為になろうと思います。そういう意味では、政治とお金の問題は、これまでもいろいろな形で出ており、やはり、国民の政治への信頼を失っていく一つのきっかけになっております。
今、全国的に投票率がなかなか上がらないという本当の要因は、こうしたことによる政治への不信ということにあると思いますので、こういった派閥の問題あるいは資金の問題について、政治家としてしっかりと襟を正していただきたいと思っております。
私は政党の支持をいただいておりますけれども、公認候補ではありませんので、そういった資金の流れはございません。いずれにしても、私の後援会のいろいろな取り組みについて、これまで以上に注意し、政治資金規正法に基づき、適切に処理していきたいと思います。
篠路中学校で、12月15日に生徒が校舎の4階から転落したとみられる事故がありました。
現時点で原因ははっきりしていませんけれども、今回のケースに限らず、子どもたちの心のケアや学校での安全確保について、今後どのように取り組んでいくお考えでしょうか。
教育委員会のほうでさまざまな今後の対策などについて検討していくと思いますが、まずは対象の生徒の心のケア、そして、保護者あるいは生徒たちに対しての心のケアもございますので、すぐにスクールカウンセラーあるいはスーパーバイザーを学校に派遣して、対応に当たっているところであります。ハード的な安全対策などについても、原因の究明をしながら、今後対策が取られると思います。
冬季オリンピック・パラリンピック招致について、今後行われる検証についてお伺いします。これまで、2030年大会の断念を決めたときや、昨日、今後の招致活動の停止などを意思決定されたときなど、さまざまな意思決定のタイミングがあったと思いますが、こうした決定に係る議事録などは残っているのかということと、またそうしたものもこの検証を通じて公開されるお考えがあるのかどうかお願いします。
公文書として作られたものは残っていると思いますが、全てのものがどういう状況であるかは承知しておりません。ただ今後、時期あるいは手法などについて検討していきますけれども、これまでの招致に係る取り組みを、将来にわたって、過去の取り組みとしてしっかり見ていくことが重要だと思いますので、いろいろな事柄について記録をしっかり残していくことに努めていきたいと思います。
札幌市東区の特別支援学級の関係で、担当していた女性教諭が同僚の男性教諭の言動に悩んで、2018年にうつ病を発症し、今年5月に自ら命を絶たれた件で、女性教諭は2019年に市教委に対して男性教諭からのパワハラや同じ男性教員による児童への不適切指導を訴えていらっしゃいましたが、あらためて当時、市教委はパワハラや不適切指導について調査しなかったということでよろしいでしょうか。また、前回(11月27日)の市長会見で市長が、市教委がパワハラの有無などを調査するとおっしゃっておりましたが、第三者を含める委員会を立ち上げるなど、進捗(しんちょく)状況について教えてください。
当時の状況について承知しておりませんが、今後の対応については指示しており、それに伴って、いろいろ検討を進めていると思っております。
個々の具体的な進捗状況については報告を受けているわけでありませんので、今後、教育委員会の対応を注視していきたいと思います。
児童などに関する重大事態調査検討委員会では、委員や実施時期についてホームページでも公表がございますが、第三者が加わる体罰事故調査委員会については、設置者が校長で、ほとんどの委員や実施時期については公表されていません。
体罰事故調査委員会では独立性の担保や透明性の確保がされているのか疑問に思います。市として委員会を立ち上げることもできるのではないかと思いますが、そういうお考えはございますでしょうか。
現時点で市長部局として何らかのアクションをする考えはありません。
年末年始ということで、今年は新型コロナウイルス感染症が感染症法上の5類へ移行してから初めての年末年始になるかと思うのですけども、市長はどのようにお過ごしになるご予定でしょうか。
あまり普段と変わらない過ごし方かと思います。年末年始に出掛けるということもありませんので、特に三が日については家庭でゆっくりしたいと思います。
この内容については、重複した言葉遣いや、明らかな言い直しがあったものなどを整理した上で作成しています。(作成:札幌市広報課報道係)
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