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更新日:2023年8月1日

令和5年度第6回定例市長記者会見記録

日時

2023年7月27日(金曜日)14時00分~14時18分

場所 記者会見室
記者数

14人

市長から下記の話題について発表しました

配布資料

動画(内容は下記「発表内容」および「質疑応答」で文字掲載しています。)

会見動画(市長からの話題・質疑応答)を見る(YouTubeへのリンク)

市長からの話題を手話付き動画で見る(YouTubeへのリンク)

質疑応答を手話付き動画で見る(YouTubeへのリンク)

引き続き、次の話題について質疑が行われました

発表内容

 韓国・大田市への訪問について

 8月10日から12日までの日程で、札幌市の姉妹都市であります韓国の大田広域市を訪問することとなりましたので、その詳細についてお知らせをさせていただきます。

資料「韓国・大田広域市への訪問」(PDF:130KB)

 今年(2023年)の2月に大田広域市の李荘雨(イ・ジャンウ)市長をはじめとする訪問団が来札されまして、今後の友好交流などについての意見を交わしたところであります。

 その中で、8月に大田広域市で初めて開催される「0時祭り」へのご招待をいただきましたことから、このたび同市を訪問させていただくことになりました。

 このイベントは、幹線道路をおよそ1キロメートルにわたって歩行者天国として、K-POPのライブ演奏など、音楽をメインとしながら、同市の特色である科学産業の紹介などを行うもので、期間中は毎日午前0時まで、さまざまな催しが行われると伺っております。

 札幌市と大田広域市は2010年に姉妹都市提携を締結いたしまして、2020年に10周年の節目を迎えたところでありますが、新型コロナウイルス感染症の流行によりまして、残念ながら、往来を伴う記念事業が実施できていなかったところであります。

 このため、今回の同市への訪問を通じて、両市の友好の絆を一層深めてまいりたいと考えております。

 今回の訪問では、李市長にお会いし、両市の交流の活性化などについて意見交換をいたしますほか、0時祭りの開会式への出席や、市内の視察などもさせていただく予定であります。

 大田広域市は札幌市にとって最も新しい姉妹都市でありますけれども、今回の訪問を通じて、今後15周年、20周年へと続く交流や連携を生み出すきっかけとしていきたいと考えております。

 出張の成果等につきましては、帰国後あらためてご報告させていただきます。

 「LINEで防災訓練!」の実施について

 近年、自然災害が激甚化・頻発化の傾向にあります。

 大規模災害から命を守るためには、市民の皆さまが日ごろから災害に備えて主体的に防災に取り組んでいくことが重要となってまいります。

資料『「LINEで防災訓練!」の実施について』(PDF:229KB)

 こうした状況を受け、札幌市ではこのたび、市民の皆さまの防災意識の醸成に向けて、より多くの市民の皆さまに気軽に参加していただけるように市の公式LINEを使った防災訓練を9月2日に実施いたします。

 この訓練では、過去に起きた風水害の情報を基に、気象情報や被害状況の写真などを配信いたしますほか、災害時の情報ポータルサイト「さっぽろ防災ポータル」を操作し、災害時の避難所情報などの確認方法を学んでいただきます。

 さらには、災害時に取るべき行動や避難情報などを学ぶことのできる防災クイズも実施いたします。

 訓練への参加に当たりましては、まず市の公式LINEアカウントを友だち追加していただいて、トーク画面のメニューから訓練前日(9月1日)までに、参加登録をお願いいたします。

 多くの市民の皆さまにご参加いただいて、いつ起きるか分からない災害への備えに役立てていただきたいと思います。

 報道機関の皆さまには周知方よろしくお願いいたします。

質疑応答

 政府のマイナンバーカード総点検について

時事通信

 マイナンバー制度のトラブルに関する総点検について、具体的な点検項目が国から示されるのはこれからだと思うのですけれども、自治体の作業負担が大きいことが想定されます。この点について市長はどうお考えかということと、今示されている、原則秋までという点検の終了時期についてはどう見ているか教えてください。

市長

 現在、総点検を行う前の準備ということで、国のほうからマイナンバーをひも付けている事務について、どのようにひも付けされているのかということについて調査が来ています。この調査結果に基づいて、具体的にどのように点検作業が行われるのかということが国から示されると思いますけれども、今のところまだ示されておりません。

 いずれにしても、自治体としての事務負担が相当懸念されますので、基本的には大きな事務負担にならないように国のほうに求めていきたいと思っています。

 それから、秋までに点検を行うということでありますけれども、これにつきましても、まだ内容がはっきりしておりませんので、どの程度のことを自治体で進めなければいけないのかということが現状では分かっておりません。ただ、仮に実施するならば、先ほど申し上げましたように、現場の事務負担が大きくならないようにしていただきたいということと、期間についても十分な余力を持って進められるようにしていただくということを求めていきたいと思います。

 北24条桜大橋の開通について

北海道建設新聞

 来週(8月4日)開通予定の北24条桜大橋について、300メートルを超える長大橋であり、豊平川をまたいで東区と白石区を新しいルートでつなぐ橋になると思うのですけれども、この両区におけるまちづくりへの期待ですとか効果についてどのようにお考えでしょうか。

市長

 この事業については平成23年度に着手し、これまで約12年間の事業期間を経て、ようやく完成に至るわけであります。

 札幌新道、そして環状通といった、比較的交通量の多い大きな通りの中間にはこれまで橋がなかったため、この新たな北24条桜大橋の開通によって、交通の流れがスムーズになるのではないかと期待をしておりますし、この周辺には物流拠点がずいぶんありますので、物流の効率化にもつながっていくものと思っております。

 また、橋の名前の由来にありますように、白石区側には豊平川桜の杜があり、東区側にはパークゴルフ場などもありますので、今までは行き来できませんでしたけれども、白石区・東区の住民の皆さまが行き来しやすくなったことで、さまざまな施設が多く使われるなど、交流が広がっていくといいますか、にぎわいづくりにもつながっていってほしいと思っています。

 熱中症対策について

北海道建設新聞

 学校も夏休みに入り、新型コロナウイルス感染症も感染症法上の5類に移行して、今まで抑えられた分、楽しみたいという方も多くいると思うのですけれども、市内では連日、最高気温が30度を超える暑さが続いております。熱中症対策を含め、市民への呼び掛けなどありましたらお願いします。

市長

 学校に関しては、夏休み前に教育委員会のほうから児童・生徒に対して、暑さ対策についての注意喚起をしているところであります。通気性の良い服を着るですとか、小まめに水分補給を行うなど熱中症にならないための対応を伝えているところでありますけれども、加えて、水の事故なども想定されますので、こういった事故にもあらためて注意していただきたいと思っています。

 私は昨日(7月26日)、一昨日(7月25日)と東京におりまして、37度というかなりの暑さでありました。東京ほどではないですが、北海道も最高気温が30度を超える日が続いておりますので、小まめに水分を取るなど、熱中症には注意をしていただきたいと思います。

北海道建設新聞

 市長ご自身がされている暑さ対策はございますか。

市長

 私はあまり暑さは感じないほうなのですけれども、それでもやはり小まめな水分補給は心掛けているつもりです。

 市内における街路樹の枯死について

uhb

 今、全国的な問題になっております、中古車販売店の株式会社ビッグモーターの店舗前の街路樹が枯死している事案について、札幌市内の店舗でも一部街路樹が枯れているという話が入っています。市のほうはおそらく警察にも相談されているかと思うのですが、市長の受け止めを伺いたいのと、もし仮に除草剤などをまいていたとするならば、どのような対応を考えていますか。

市長

 現在、市内の株式会社ビッグモーターの店舗付近の街路樹などについて、所管の区の土木センターのほうで状況を確認しております。

 一部、街路樹が枯れている所も見受けられまして、今お話のありましたように、仮に、報道されているような除草剤などが使われているということであれば、これは市民の財産の器物損壊ということにもなってきますので、警察とも相談をさせていただいています。

 土壌のサンプルを取るほか、お店のほうにも状況を聞きながら調査を進めていきたいと思っています。

 仮に何らかの形で因果関係が認められ、店舗に責任があるという状況であれば、損害賠償などの対応も取っていかなければいけないと思っています。

 冬季オリンピック・パラリンピック招致に向けた今後の取り組みについて

北海道新聞

 この週末(7月29日)から、冬季オリンピック・パラリンピック招致の市民対話事業が始まります。あらためて、招致に係る課題など、どのようなことをお伝えしていきたいのか、市長のご意見をいただきたいと思います。

市長

 今回、東京大会でのさまざまな事件などを受けて、大会運営の見直しなどについても検討して、先日(7月7日)、「北海道・札幌 2030 オリンピック・パラリンピック冬季競技大会に向けた大会運営見直し案」の中間報告を出させていただきました。

 こういった運営面の市民の不安に加えて、冬季オリンピック・パラリンピックの開催意義でありますとか、どういうふうにまちづくりへつなげていくのかということもあらためて市民の皆さまとしっかり議論していく必要があろうかと思います。

 その上で、市民の皆さまのご理解を深めて、オリンピック・パラリンピック招致への支持ということを高めていきたいと思っていますので、そういう意味では、フラットにさまざまな議論をしっかり進めていきたいと思っています。

 札幌市の禁煙対策について

朝日新聞

 昨日、札幌市民の令和4年の喫煙率が発表され、全体で18.2%と全国を上回っており、男女ともに全国平均を上回っているということであります。

 今、受動喫煙の問題と健康増進法の改正もあり、特に子どもや妊婦さんへの副流煙が問題になっておりますけれども、まずこの数字につきまして、市長の受け止めを聞かせてください。

市長

 札幌市の喫煙率については、従前から高いという状態で、全国平均を上回っている状況が続いています。

 全国的にも、喫煙率を下げる取り組み、あるいは分煙などの取り組みが進んでおり、札幌においても、喫煙率そのものは、年々調査ごとに下がってきていることから、差がだいぶ縮まってきています。しかしながら、特に女性の喫煙率が高いという状況は変わっておりませんし、例えば、がんの発症など、喫煙は健康にも大きく影響してきますので、引き続き、市民の健康を維持していくということを考えたときに、分煙などの措置も含めて対策を徹底していく必要があろうかと思います。

 繰り返しになりますが、だいぶ喫煙率自体も下がってきている状況でありますけれども、これまで以上に取り組みを進めていきたいと思っています。

朝日新聞

 札幌市は今、冬季オリンピック・パラリンピックの招致を目指していますけれども、IOC(国際オリンピック委員会)と世界保健機関は、2014年に「たばこのないオリンピック」を打ち出しています。

 基本的には、それ以降、開催都市においては、原則屋内での喫煙は禁止ですとか、そもそも屋外に喫煙場所を作ることすら認めていないというような厳しい措置を取っている都市もあります。

 東京都は、2021年の大会を行うときに国の法律を上回る厳しい条例を作ったという経緯もございますが、現状、札幌は2020年に宣言(さっぽろ受動喫煙防止宣言)を出されただけで、そういった措置を取られておりませんけれども、市長として、たばこのないオリンピックを目指していくという方向について、具体的に何か今考えているプランがあるのかどうか、ないのであれば、どういうふうにしていきたいと思っているのかお願いします。

市長

 オリンピック・パラリンピックに関わらず、先ほど申し上げましたように、やはり健康と喫煙率の問題というのは、非常に大きな問題であると捉えています。

 これまでも札幌の場合は、喫煙率が全国平均よりも高いということがありますので、受動喫煙についても、まちづくりの中で考えていかなければいけないと思っています。

 オリンピック・パラリンピックのみならず、海外からも多くの方が来ていただく観光都市としての札幌という位置付けにおいても、さらにこの喫煙の状況が改善していくように進めていきたいと思っています。

朝日新聞

 今のところ、特に条例を作るとかそういうふうな・・・。

市長

 明確に具体的なところまでは今持っておりません。

 chat-GPTの導入について

STV

 当別町で今月(7月)から対話型人工知能のchat-GPTの実証実験が始まっていますが、札幌市ではchat-GPTの導入の検討など、何か進めていることはありますでしょうか。

市長

 chat-GPTのいろいろな可能性ということと、逆に少し気を付けなければいけない点などもありますので、今そういった情報収集を担当部局のほうで進めております。

 いずれ何らかの形で使用するに当たってのガイドラインというようなものも考えていかなければいけないのかなと思っていますが、現状では、この生成AIを含めて、かなり前のめりに使っていこうというところまでは至っておりません。

 この内容については、重複した言葉遣いや、明らかな言い直しがあったものなどを整理した上で作成しています。(作成:札幌市広報課報道係)

 

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