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更新日:2023年12月4日

令和3年4月23日臨時市長記者会見記録

日時

2021年4月23日(金曜日)17時30分~18時09分

場所 市本庁舎12階1~3号会議室
記者数

21人

市長から下記の話題について発表しました

動画(内容は下記「発表内容」「質疑応答」で文字掲載しています。)

引き続き、次の話題について質疑が行われました

発表内容

 新型コロナウイルス感染症への対応について

 初めに、本日(4月23日)市内において新型コロナウイルス感染症の治療中でありました4人の方がお亡くなりになられたとの報告がありました。

 お亡くなりになられた方に哀悼の意を表しますとともに、ご遺族の方々に対しまして、心よりお悔やみを申し上げます。

 札幌市における新規感染者数が、変異株の感染による市中への広がりなどから(4月)19日に北海道の「警戒ステージ5」の目安であります人口10万人当たりの新規感染者数の週合計が25人という数字を超え、入院患者、特に重症者数も増加しております。

 病床が逼迫(ひっぱく)してきておりますことから、一昨日(4月21日)に、鈴木直道北海道知事と会談をいたしまして、従来の対策とはフェーズ(局面)を変えて、人と人との接触機会を減らす強い措置の検討をお願いし、北海道との協議を進めてきたところでございます。

資料「ゴールデンウイーク特別対策」(PDF:303KB)

 本日、北海道の新型コロナウイルス感染症対策本部会議が開催され、4月24日から5月11日までを、ゴールデンウイーク特別対策の期間とすることが示されたところであります。

 ここで感染を徹底的に抑え込んでいくために、札幌市においては不要不急の外出自粛、学校の感染防止対策の徹底と部活動の原則休止や公共施設の一部利用制限、飲食店等に対する営業時間の短縮要請など、これらをパッケージとして行うことが決定されたところであります。

 このことから、先ほど札幌市におきましても、第27回札幌市感染症対策本部会議を開催し、今後の取り組みについて決定したところであります。

資料「感染拡大防止に向けた今後の取り組み」(PDF:303KB)

 まず、人と人との接触機会の抑制ということを重点的に取り組んでまいります。

 現在、市内では幅広い世代への感染が確認されており、感染経路が不明な感染者の割合が増加しておりますことから、市中感染の拡大が懸念をされ、さらなる病床の逼迫を招く可能性がございます。

 このため、感染拡大防止のためには、今までの感染予防に加え、人と人との接触機会を可能な限り減らしていくことが重要であると考えております。

 市民の皆さまにおかれましては、不要不急の外出・市外との往来をお控えていただきますようお願い申し上げます。

 生活あるいは健康の維持に必要な場合を除いて極力外出を控えて、人との接触機会を減らしていただくことを重ねてお願い申し上げます。

 とりわけこのゴールデンウイークにつきましては、今一度ステイホーム、家にいることを念頭に、行動変容をお願いいたします。

資料「事業者の皆さまへの協力要請」(PDF:308KB)

 札幌市内全域の市内飲食店、カラオケ店につきましては、4月27日から5月11日までの間、営業時間を午前5時から午後9時まで、お酒の提供につきましては午後8時までとしていただき、業種別のガイドラインに基づく対策の徹底をお願い申し上げます。

 このたびの要請に伴い、要請期間中の全てにおいてご協力をいただいた事業者の皆さまには、支援金(令和3年度感染防止対策協力支援金)を支給させていただきます。

 今回の支給金額からは、企業規模、売上高に基づいて金額を計算する方式となっております。不明な点があろうかと思いますので、明日(4月)24日からお問い合わせの電話相談窓口を設置いたします。中小企業、大企業それぞれで札幌市支援金の中身が違っておりますので、ぜひご相談をいただきたいと思います。

 事業者の皆さまには、これまでもたびたびの要請ということで、大変なご負担になっていることを承知しておりますけれども、札幌の今の感染状況を踏まえまして、この期間に抑え込んでいく必要がございますので、ぜひご協力をお願い申し上げたいと思います。

 飲食店への営業時間短縮要請ということだけが市民の皆さんに頭にインプットされるという状況にあり、昼間なら大丈夫だろう、飲食店以外だったら大丈夫だろうという方もいらっしゃると思います。

 今回の措置は、基本的に人と人との接触機会をできるだけ極力少なくしていただくということでございます。

 そのために、公共施設におきましては、すでに収容人数の制限などを行っておりますけれども、さらなる利用時間の短縮でありますとか、人数制限を行うとともに、学校開放などについても休止いたします。

資料「感染拡大防止に向けた今後の取り組み」(PDF:214KB)

 次に事業者や学校関係者への協力要請についてでございます。

 飲食店以外の事業者の皆さまには、出勤者の削減、テレワークや時差出勤の徹底、懇親会の自粛等につきまして、経済団体を通じて協力依頼をさせていただきます。

 また、学校については、部活動などでの感染事例が増えてきておりますので、原則として部活動を休止とさせていただきます。

資料「感染拡大防止に向けた今後の取り組み」(PDF:214KB)

 3点目の医療提供体制、クラスター対策でございます。

 市内の新規感染者数の急増によって医療提供体制は大変厳しい状況にあり、受け入れ病床の確保等に努めているところでございます。

 とりわけ、陽性患者を受け入れていただいている医療機関に対しましては、医療従事者等への手当や職務環境の改善に係る経費の補助を行い、医療従事者の皆さまへの支援を強化してまいります。

 また、ゴールデンウイークを迎えることを踏まえ、休日の発熱外来に対応可能な医療機関の確保や夜間の新型コロナウイルス感染症患者の受け入れ体制につきましても、医療機関に協力をお願いし、拡充してまいりたいと考えております。

 医療機関や福祉施設の従業員を対象として、大規模なクラスターの発生を未然に防ぐために行っている定期的なスクリーニング検査につきましても、引き続き進めてまいります。

資料「新規感染者数の推移」(PDF:422KB)

 市内の感染状況でございますが、この一週間で急激に感染者が増えている状況がございます。

 昨日(4月22日)には1日の感染者数が126人と、100人を超えたところであり、10万人当たりの新規感染者数の週合計が31.4人まで上昇しております。本日も118人の新規感染者が確認されておりまして、2日連続100人を超えているという状況になっております。これは昨年(2020年)12月の上旬以来ということになります。

 そして、変異株のスクリーニング検査の結果が8割という数字に達しておりますので、変異株の感染が市中にかなり広まっているという状況にございます。

資料「直近一週間ごとの患者等の状況」(PDF:327KB)

 直近の3週間の週ごとの感染者数の状況につきまして、新規感染者数は2週前から1.4倍になっておりますが、今週の1週間では1.5倍と増えております。

 また、感染経路が不明の方の割合も増えており、今週、一週間におきましては40%、4割を超える状況になってございます。

 それに伴いまして、入院患者数の病床使用率も週を追うごとに上昇しておりまして、今週の入院病床の平均を取りますと、65%、7割近い状況になっている状況でございます。

 そういう意味では医療体制の負荷も週を追って、日々増大してきているという状況にございます。

資料「札幌市と主要政令指定都市等の感染状況比較」(PDF:316KB)

 政令市における新規感染者数の直近1週間の人口10万人当たりの週合計をみますと、大阪、神戸、福岡に次いで、札幌は4番目に多いという状況になっております。

 今日(4月23日)、大阪、兵庫が緊急事態宣言のエリアに入りますけれども、「まん延防止等重点措置」を取られている名古屋など他の政令市よりも、札幌は高い感染状況になっております。そういう意味では、全国的な観点から見ても感染が拡大してきている地域の一つと言えると思います。

資料「入院患者数・新規感染者数・重症患者数の推移」(PDF:318KB)

 入院患者数でございますけれども、新規感染者数の増に比べて、入院の必要な方が非常に増えております。4月19日にはこれまでの最高の320人と、昨年の11月、12月のピーク時を超える状況になっておりますし、重症患者数も昨年のピークを上回っている状況になっているところでございます。

 今、医療体制を維持していくために医療機関には1床でも、新たな患者の受け入れ病床をお願いしている状況でございます。回復期の方には宿泊療養施設に移っていただくことにより、限られた医療資源の中で最大限の対応を行っているところではありますけれども、日によっては市外の病院に搬送せざるを得ない局面も増えてきており、医療提供体制は大変厳しい状況です。

 ぜひ市民の皆さまにこの状況をご理解いただき、ゴールデンウイーク特別対策について、ご理解ご協力をお願い申し上げたいと思います。

資料「5月以降の高齢者向け優先接種」(PDF:398KB)

 高齢者向けのワクチン優先接種でございますけれども、札幌市には75歳以上の方と(65歳から)74歳までの方が、それぞれ27万人ほどいらっしゃいます。ワクチンの供給量が限られており、3週間以内に2回の接種を確実に行わなければならない状況にございますので、まずは75歳以上の方から接種を開始することとしております。

資料「高齢者向けワクチン接種スケジュール」(PDF:264KB)

 具体的なスケジュールでございますけれども、75歳以上の方々には、5月10日から接種券を発送いたします。

 予約につきましては、5月19日から開始し、実際の接種につきましては、医療機関での接種、そして集団接種ともに5月24日から順次開始する予定でございます。

 なお、65歳から74歳までの方の接種券の送付につきましては、75歳以上の方々の接種状況、ワクチンの供給状況を見ながら、6月以降に接種券を送付することを現時点では想定しております。

資料「医療機関での個別接種・集団接種」(PDF:303KB)

 具体的な接種方法でございますけれども、まず医療機関での個別接種の方につきましては、普段から受診をされているかかりつけの医療機関にご相談していただいて、接種券に同封している接種可能な医療機関のリストから、直接ご予約していただくことになります。

 既往症や、ワクチン接種の時に注意すべき状況があるかどうかということについて、ぜひかかりつけのお医者さんにご相談いただいた上で、予約をお願いします。

 さらに集団接種でありますけれども、集団接種会場につきましては、札幌エルプラザと札幌パークホテルの2カ所でスタートいたします。こちらにつきましても、電話、インターネットでの事前予約となっております。

 ワクチン接種の詳細につきましては、接種券を送付する際に説明書等を同封いたしますので、ご確認をお願いします。

 あらためてということになりますけれども、市民の皆さまにおかれましては、3密の回避、マスクの着用など、基本的な感染対策に加えて、変異株は非常に感染力が強く、中等症以上の重症化につながりやすいということがございます。

 変異株は、これまでのウイルスと違うウイルスだと考えていただいて、対応をお願いしたいと思います。

 またマスクの着用につきましてもいま一度、正しいマスクの着用をしているか、手指消毒につきましても小まめに行っていただくことで、変異株への感染防止の徹底をお願い申し上げたいと思います。

 繰り返しになりますけれども、これまでの感染対策として、皆さまにやっていただくことは、マスクの着用・手洗い・手指消毒でございますけれども、これまでのウイルスと違うウイルスが広がっていると思っていただいて、今まで以上により徹底していただく、マスクの着用も正しくしていただく、こういったことについてお願いを申し上げたいと思います。

 加えてゴールデンウイーク特別対策の4月24日から5月11日までにおきましては、不要不急の外出、そして市外との往来をお控えいただきますよう重ねてお願い申し上げます。

 札幌市といたしましても、引き続き北海道を含め、関係機関と連携し、感染拡大の防止に取り組んでまいりますので、皆さまにおかれましては感染の再拡大を抑え込む、緊急事態宣言ということにならないように、ぜひこれまで以上のご協力をお願い申し上げます。

質疑応答

 新型コロナウイルス感染症への対応について(1)

北海道新聞

 今回、一般の高齢者の方のワクチン接種がいよいよ始まるということなんですが、少し供給が遅かったこともありますが、(高齢者のワクチン接種が)始まることについての、市民の皆さんへの呼び掛けと、今の受け止めを聞かせてください。

市長

 現時点では、市民の皆さまに感染拡大防止のための、いろいろな行動変容をお願いせざるを得ない状況にあります。

 一方で、ワクチン接種は、医療従事者等への先行接種は行われており、効果はかなり期待できるというふうに思っております。そういう意味では、1日も早く、皆さんに接種をしていただけるよう体制をつくり、しっかりやっていきたいと思います。

 ただ、現時点では、ワクチンの供給量など全体のスケジュールが見えておりませんので、ある程度のワクチンの供給が確認できた段階で、先ほど申し上げましたように、順次、皆さんに接種券を送付をさせていただいて、スムーズな接種を行っていきたいと思っております。

 新型コロナウイルス感染症への対応について(2)

朝日新聞

 病床数なんですけれども、札幌市の場合は、最大で440床だと思うんですが、まず、この440床という数字がフルで使えるのかどうか、人の問題もあるかと思うんですが、その辺はいかがでしょうか。

市長

 一応、即応と言いますか、最大に受け入れていただける病床数がございますけれども、そのときの人的な体制によって、日々数字が変わってございます。

 例えば、週末などでは、従事者の人数が平日よりも少なくなりますので、週末、あるいは夜間の受け入れ数が、少し下がる傾向があります。そういう意味では、この440床という数字は、最大値ではありますが、実際に使える日々の病床数はもっと少ない数になってきます。

 現状、例えば、先ほど申しましたように、夜間の入院であるとか、休日・週末の入院ということになると、この病床数が確保できない状況となって、入院調整が現実的にかなり厳しくなってきます。

 1床でもできるだけ多く受け入れていただけるよう、医療機関にはお願いをしているという状況ではありますけれども、後方支援病院など協力いただいている病院や、本当に入院が必要な方、症状が少し軽くなった方は転院していただくというようなことも含めて、全体でできるだけ、入院がすぐ必要な方が即入院できるような体制をつくっていきたいと思っております。

 そういう意味では、今ご協力いただいている医療機関以外の病院にも、引き続き幅広く協力をお願いしてまいりたいと考えております。

 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会について

朝日新聞

 5月5日のマラソンのテスト大会(北海道・札幌マラソンフェスティバル2021)が間近に迫っています。概要発表があったんですけれども、今こういう状況になりまして、いろいろと調整が出てくるのではないかと思うんですが、今の段階では、今までどおりということでよろしいでしょうか。

市長

 今回、ゴールデンウイーク中の外出自粛など、人と人との接触機会を減らすというお願いをしております。そういう意味では、本来であれば、沿道で応援をしていただきたいというところでありますけれども、先日(4月19日)の実行委員会(北海道・札幌マラソンフェスティバル2021実行委員会)の発表にもございましたように、沿道での応援・観戦はお控えいただきたいということを呼び掛けていきたいと思います。

 テストランにつきましては、例えば、感染対策であるとかいろいろな医療機関との連携、交通規制の関係、そういったさまざまな本番に向けての全体の運営テストをどうしてもやらなければいけないという状況があって、このテストランそのものをやらざるを得ないだろうと判断してございますけれども、沿道での観戦につきましては、お控えいただくことにしております。

 ただそれでも観戦に来られる方もいらっしゃると思いますので、例えばスタート地点ですとか、ゴール地点、人が集まるこういったスポットについての感染対策については、今、実行委員会のほうで組織委員会(東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会)とも詰めているところであります。

朝日新聞

 念のためですが、テスト大会自体は今後さらに悪化してきてもやらざるを得ないというふうに判断をしているということでしょうか。

市長

 どこまでかという状況かわかりませんけれども、運営テストができる状況では、できる限りの準備をしていかなければいけないかなというふうに思っています。

朝日新聞

 組織委員会としては、現段階の状況では予定どおりということですか。

市長

はい。

 新型コロナウイルス感染症への対応について(3)

HTB

 今回の対策は、基本的に不要不急の外出を控えてほしいというお願いだとは思うんですが、医療機関への通院や屋外での運動散歩など、必要なものを除くというふうに書いてあると思うんですけれども、正直何をしてよくて何が駄目なのかっていうのが分かりづらいなと思ったんですが、公園に行って散歩したりですとか、お子さんを連れてちょっと息抜きで外に行く程度のことはいいという解釈なんでしょうか。

 

市長

 基本的にはですね、この新型コロナウイルスは、人と人との接触によって感染していきますので、その機会をできるだけ減らしてほしいということです。ただ、やはり健康維持のために散歩をするということにつきましては、人と人との接触をできるだけ避けて、混雑したところを避けていただくというようなことについて注意して行っていただければいいと思います。買い物については、どこまで必要なのかということになろうかと思いますけれども、食料品ですとか、生活必需品をどうしても買わなければならない際は、混雑する時間帯を避けていただくですとか、そういう工夫をしていただいて、行っていただくと。ただ、本当に必要なものではないけれども、連休だから家族と一緒に買い物や食事をしてというようなことであれば、控えていただきたいと思っています。

HTB

 緊急事態宣言とは違って、イベントの開催自粛といいますか、イベントをやらないで欲しいというお願いまではしていないと思うので、実際、野球だったりいろいろなイベントがあると思うんですけれども、その判断は、市民に委ねるという形になるんでしょうか。

市長

 基本的にイベント等については、例えば収容人員の50%とか、5,000人未満とかですね、そういったガイドライン(業種別ガイドライン)がありますので、それに従って行っていただくということになります。ただ、札幌市が主催をするイベントについては、人の集まるイベントは中止等にしていくという考えであります。

 新型コロナウイルス感染症への対応について(4)

STV

 他府県での場合、交通機関で間引き運転するなどで人流を抑えるという対策を取られていると思いますが、現段階で市長には、札幌市の公共交通機関でのそういった間引き運転等のお考えはありますでしょうか。

市長

 今回の北海道の措置の中には、その部分はございません。今後例えば、まん延防止等重点措置というようなことになれば、交通機関の最終運行時間の前倒しとか間引き運転というようなことが出てくるかと思いますけども、今回の決定の中では、そこまでの部分はございません。

 新型コロナウイルス感染症への対応について(5)

北海道新聞

 先ほどの本部会議でもおっしゃいましたけれども、まん延防止等重点措置について道が検討に入ったっていうお話がありましたが、市長ご自身はこれを申請すべきと考えられますか。

市長

 これまでの札幌市においては、新規感染者数の週合計の10万人当たりの数が15人を超えた場合に、まん延防止等重点措置の適用も含めて、検討をお願いしますということを言ってまいりました。

 昨日までの状況では、北海道内での数字が目安としている15人という状況にはなっていないということでしたが、きょう(4月23日)に15人を超えたということで、知事からの検討指示が入ったということであります。

 そういう意味では道としっかりと情報共有・協議をして進めていきたいと思っています。

北海道新聞

 病床の確保についてなんですが、奈良県が改正感染症法(新型インフルエンザ等対策特別措置法等の一部を改正する法律)に基づいて、病床の確保の要請をしました。この法律に基づいた要請を行う考えというのはありますでしょうか。

市長

 法に基づいた要請ということで、これは基本的に都道府県が要請するという形になりますけれども、法に基づいた要請をするしないは別として、札幌市としてはできる限り多くの病床を確保するということで、従前から多くの医療機関にお願いをしております。法に基づいて要請する場合、例えば、それに従わない場合は医療機関名を公表するしないというようなこともございますので、これについても北海道と協議をしていきたいというふうに思います。

北海道新聞

 ワクチンについてですが、先ほど(高齢者の)優先接種について、5月24日からという話がありました。5月24日までに、医療従事者の方の接種が終わる見通しは立っているんでしょうか。

市長

 5月の段階で1回目は終わるめどが立っていると聞いております。今確認している中では、これまで医療機関へのワクチン供給も少し遅れ気味になっているという状況でありますけれども、5月の連休明けぐらいには医療機関向けのワクチンも供給されるということで、5月には一定程度の従事者が終わっているだろうということで、先ほどの想定をさせていただいています。

 新型コロナウイルス感染症への対応について(6)

読売新聞

 市の主催するイベントは基本的にやらないというお話があったと思うんですけど、5月5日は円山動物園の70周年記念イベントがあったと思うんですけど、そこら辺も全部中止という形になるということでしょうか。

市長

 人を集めるというような形のイベントということはやめようということであります。

 円山動物園はすでに予約を受け付けて、1日8,000人を限度に予約を受けておりますが、今回さらにそれを人数を縮小して、5,000人規模までに予約人数を落としていくということで検討を進めております。

 そういう意味では、行えるものであればやるということになろうかと思いますが、多くの人に来ていただくというような趣旨のイベントはやらないということです。

読売新聞

 市長は、(2021年)2月28日に市内飲食店の営業時間の短縮要請が終わった時、今後また感染者数が増えた場合は、短期間で拡大を抑えるために、今まで以上に強力な措置等を行うというお話だったと思うんですね。

 今回、今までと比べても、措置は強くなったと思うんですが。短期間で終わらせる見通しはあったりするのでしょうか。

市長

 今回は先ほど申しましたように、飲食店への営業時間の短縮要請だけということではなくて、基本的には人と人との接触機会を減らしていくということの中で、主要施設についても、利用制限をしていくとか、企業に対してもさまざまなお願いをしていくとか、そういった形で、全体の接触機会を減らしていくことを目指しているわけであります。

 それが皆さんのご協力をいただいて、スムーズに行われていけば、2週間後には効果が見えてくるのではないかと思っています。

 型コロナウイルス感染症への対応について(7)

NHK

 人口10万人当たり15人という基準に達している中で、対策を週明けから取りまして、仮にこれがまだ全然新規感染者数が減らないとなった場合は、(5月)11日を待たずにまん延防止等重点措置について適用すべきであるという方向で道とさらに協議を進めて、途中でも要請を行うということもあり得るのでしょうか。

市長

 感染状況については今後も日々、道と共有しながら議論をしていくということになろうと思いますし、まん延防止等重点措置の要請ということになれば、北海道のほうで国との調整ということも入ってまいりますので、日々、感染状況が変わってくるというふうに考えていかなければいけないと思っています。

 

この内容については、重複した言葉遣いや、明らかな言い直しがあったものなどを整理した上で作成しています。(作成:札幌市広報課報道係)

 

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