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更新日:2021年11月2日

令和3年度第12回定例市長記者会見記録

日時

2021年10月28日(木曜日)19時00分~19時22分

場所 市本庁舎12階1~3号会議室
記者数

16人

市長から下記の話題について発表しました

配布資料

動画(内容は下記「発表内容」「質疑応答」で文字掲載しています。)

会見動画(市長からの話題・質疑応答)を見る(YouTubeへのリンク)

市長からの話題を手話付き動画で見る(YouTubeへのリンク)

質疑応答を手話付き動画で見る(YouTubeへのリンク)

引き続き、次の話題について質疑が行われました

発表内容

 新型コロナウイルス感染症への対応について

 先ほど、北海道の新型コロナウイルス感染症対策本部会議が開催されまして、今月(10月)1日から適用されております、「秋の再拡大防止特別対策」が(10月)31日で解除されることが決定され、あらためて、市民や事業者の皆さまのご協力に感謝を申し上げます。

 また、長期間にわたり最前線で、新型コロナウイルス感染症と向き合って奮闘していただいております、医療従事者をはじめとするエッセンシャルワーカーの皆さまにも重ねて感謝申し上げます。

資料「『いい医療の日』における啓発」(PDF:437KB)

 札幌市では、こうした方々への感謝の気持ちを表すとともに、ご本人やご家族への差別や偏見の防止に向けた啓発活動として、「いい医療の日」とされております11月1日に、市内各施設において、ブルーライトアップを実施いたします。

資料「新規感染者数の推移」(PDF:425KB)

 現在の市内の感染状況でありますが、本日(10月28日)時点の人口10万人当たりの新規感染者数は、2.1人となっておりまして、市内の感染状況は落ち着いている状況でございます。

資料「冬の感染拡大防止に向けて」(PDF:311KB)

 しかしながら、本日の北海道の対策本部会議でも、冬の感染拡大防止に向けてということで示されましたが、これから冬に迎えるに当たりまして、換気がしにくくなることや、年末に向けて、社会経済活動も活発となってまいりますので、感染の再拡大を避けるために、基本的な感染対策を継続するということと、飲食店を利用される際には、認証店(北海道飲食店感染防止対策認証店)など、感染防止を徹底している飲食店をお選びいただいて、短時間で深酒をせず、会話の際にはマスクを着用し、大声を出さないといった、基本的な感染対策の徹底をお願い申し上げたいと思います。

 なお、イベントの開催に当たりましては、北海道において、11月1日以降も、当面の間、人数の上限設定や、内容に応じた収容率の制限をお願いすることとしておりますので、ご協力をお願い申し上げます。

 札幌市では、新型コロナウイルス感染症の拡大の長期化によりまして、経営上、大きな影響を受けております飲食店や観光事業者等の売り上げ回復等を支援するために、感染防止対策と両立をした、需要喚起策を実施してまいります。

資料「今後の需要喚起策1」(PDF:327KB)

 はじめに、飲食店向けの施策につきましては、昨年度(2020年度)も実施いたしましたが、クラウドファンディングを活用したプレミアム付き食事券の発行事業を実施いたします。

 明日(10月29日)から、飲食店の皆さまの登録募集を開始いたしまして、11月10日から、市民の皆さんからの支援金の募集を行う予定であります。

資料「今後の需要喚起策2」(PDF:311KB)

 また、観光施策につきましては、前回(2021年10月13日)の会見の時にもお話させていただきましたが、「サッポロ冬割」を11月19日のチェックイン分から開始いたします。

 また、これに連動させる形で、他の事業も実施する予定でありまして、具体的には、11月下旬から、昨年(2020年)8月にも実施いたしました、市内観光施設の入場料などの無料化を行います。

 また、12月の上旬からは、市内の夜景スポットを巡る周遊バスの事業を実施する予定でございます。

 さらに、国内向けの誘客プロモーションも実施をし、これらの事業についてPRを行って参ります。

 今後、国や道の需要喚起策と合わせて、札幌市におきましても、こうしたさまざまな施策を実施し、市内経済の回復に向けて、取り組みを進めてまいりたいと思います。

資料「専門家会議での主な指摘」(PDF:308KB)

 先週20日(10月20日)に開催いたしました「令和3年度第2回札幌市新型コロナウイルス感染症対策専門家会議」におきまして、専門家の方々からは、必ず第6波が来ると、そして、第6波においては、ワクチン接種が進んだことで、重症化は抑えられるものの、自宅療養者や宿泊療養者、軽症・無症状といった方が多くなることから、今までにない対応が求められることが懸念されるというご指摘をいただいております。

資料「専門家会議での主な意見1」(PDF:348KB)

 第6波に向けた具体的な対策といたしましては、「啓発・情報提供」として、正確な情報発信や、他都市との情報共有、

資料「専門家会議での主な意見2」(PDF:348KB)

 「医療体制・ワクチン」に関する事項といたしまして、陽性患者の外来診療体制の拡充・後遺症などへの対応・若年層のワクチン接種を促進するための取り組みなどについてご意見をいただいたところであります。

資料「専門家会議での主な意見3」(PDF:258KB)

 このほか、「日常生活の回復」として、感染対策のブレーキと経済対策のアクセルを機敏に使い分けるということなどについて、ご意見をいただいたところでございます。

 札幌市としては、こうしたご意見を踏まえまして、札幌市医師会とも協力し、新型コロナウイルス感染症の診療や検査を行っていただけるクリニックなどを増やしていくということと、若年層へのワクチン接種促進のため、さまざまなチャンネルを使って啓発を行ってまいります。

資料「ワクチン接種実績(10月28日時点)(PDF:501KB)

 次にワクチン接種についてでありますけれども、本日時点では、全市民の72%が1回目の接種を終了し、62%が2回目の接種を終了しており、着実にワクチン接種が進んでいるところであります。

 しかしながら、若い世代については、まだ接種が進んでいないという状況がございまして、具体的には、20代では1回目の接種が終わった方が64%でありますし、12歳から19歳までの方で1回目の接種が終わった方は49%と、まだ5割に達してないという状況でございます。そういう意味では、こうした若い世代への接種促進が重要だと考えているところであります。

資料「ワクチン接種の推進に向けた取り組み1」(PDF:315KB)

 専門家会議におきましても、若年層のワクチン接種率の向上について意見がございました。

 その取り組みといたしまして、現在、集団接種会場の札幌パークホテルにおきましては、毎週火曜日と金曜日に夜間接種を行っているところであり、現在の受付時間は午後7時30分までとなってございますが、金曜日の夜間接種の最終受付時間を午後10時まで延長することとし、11月2日の予約分から受け付けを開始します。お休みの前の日に接種したいという声もございますので、そういったニーズにこの取り組みを通じて対応していくことといたします。

資料「ワクチン接種の推進に向けた取り組み2」(PDF:310KB)

 また、11月の下旬ごろには、2回目の接種がかなり進んでいく状況になりますけれども、その段階でワクチンをまだ打っていない方々に対しまして、あらためて、ワクチン接種のメリット・デメリット、あるいは予約方法などのほか、中には接種券がどこへ行ったか分からないというような方もいらっしゃるかと思いますので、接種券再発行手続きを記載した文書を送る予定です。

資料「ワクチン接種の推進に向けた取り組み3」(PDF:317KB)

 また、すでにお知らせさせていただいておりますけれども、より一層気軽に接種できるように、集団接種会場の札幌コンベンションセンターにおきましては、明日から、予約なしでのワクチン接種を実施いたします。

 このように夜間接種や、予約なし接種を進めまして、若年層の接種率の向上、そして、市民全体のさらなる促進に努めてまいりたいと考えておりますので、市民の皆さまには、ぜひ、ワクチン接種のご検討をお願い申し上げます。

 最後になりますが、今月末をもちまして、特別な対策が終了し、今後さまざまな形で、制限が緩和されていくことになりますけれども、身近に新型コロナウイルスが存在しているという状況は変わらないわけでありますので、市民の皆さま・事業者の皆さまにおかれましては、このことを意識して、引き続き、基本的な感染対策の徹底をお願い申し上げます。

 とりわけ飲食の場面では、どうしても感染リスクが高くなりますので、人数制限・時間制限などは外れておりますけれども、できるだけ少人数・短時間、そして食事の時以外のマスク着用といった感染対策について、引き続き、ご協力をお願い申し上げます。

 とりわけ、今週末はハロウィーンのイベントが各地で開催されると伺っております。密な状況で、長時間にわたり多くの方が集まりますと、感染リスクがさらに高まるということになりますので、感染対策が十分になされていない場合には、参加を控えるなどの対応をお願い申し上げます。

質疑応答

 新型コロナウイルス感染症への対応について(1)

読売新聞

 今、市長からサッポロ冬割など、いろいろな経済回復の施策を示されたと思いますが、この冬の時期になるとウインタースポーツであったり、規模縮小にはなりましたけれども雪まつりなど、市内で冬のイベントがいろいろあると思います。

 現状の感染状況であれば、通常どおり開催できそうなのかということと、こういう状況になったら(開催の可否を)考えなければいけないといった方針はありますでしょうか。

市長

 現在の感染状況を見ますと、いろいろな行動制限を徐々に緩和している中でも、感染の拡大という状況には至っておりません。これは、皆さんが感染対策をしっかり取っていただいていること、それからワクチン接種が進んできているということがあろうかと思います。

 そういう状況ですので、これからは先ほどお示ししたような需要喚起策も多く出てくるほか、年末年始を含めて、飲食の機会も多くなってくると思います。

 北海道の場合は、冬場、気温が低くなり、なかなか換気ができない状況になりますと、通常の風邪、あるいはインフルエンザなども含めて、感染症の増加が危惧されますので、ぜひ、基本的な感染対策を取っていただいた上で、さまざまな行動をお願いしたいと思います。

 今後は、経済対策などを進める中で、感染が再拡大してきたときには、今、国のほうで技術実証が行われております、「ワクチン・検査パッケージ」と併せて緩和策を行うことにより、これまで感染が急拡大して医療提供体制に影響があれば、行動制限をお願いしなければならないといったことが出てきましたけれども、できるだけこれからは感染対策と経済活動を両立させていきたいと思っております。

 ですから、イベントについても、例えば、雪まつりは、すでに大雪像の準備などができないものもございますが、そういったものを除いて、可能なものについては、感染状況を踏まえながら、基本的には実施していきたいと考えております。

 新型コロナウイルス感染症への対応について(2)

NHK

 北海道が4人以内での会食などを求める対策を解除したことに対する評価をお聞かせください。

市長

 感染状況を踏まえて、いろいろな行動制限を段階的に緩和していきましょうということで、(2021年)9月末に緊急事態宣言が解除された段階では、市内の飲食店に対する営業時間の短縮要請などが2週間ほど行われておりましたけれども、その後、感染状況は減少傾向が続いており、現状でも感染が拡大していないという状況からしますと、いろいろな行動制限を緩和することは妥当だと思っております。

 西区期日前投票所における候補者氏名等掲示表の掲示誤りについて

北海道新聞

 先日(10月26日)、西区の期日前投票所において、(会場に掲示された候補者氏名等掲示表の)候補者名と選挙区に齟齬(そご)があり、少なくとも2人が票を投じて、無効票となってしまうという事案がありました。このことについて、市長の受け止めと、再発防止策についてのお考えをお聞かせください。

市長

 西区は北海道第1区と第4区が重なっており、同じ期日前投票所に2つの投票区があることから、このような混乱が生じることについて非常に危惧しておりました。

 そういう意味では、西区選挙管理委員会としては、より慎重に対応していかなければならなかったと思いますけれども、結果として、一部の方の投票が無効になってしまったという状況であり、西区選挙管理委員会においては、あらためて厳正な選挙事務をしっかりと行っていただきたいと思っております。

 再発防止策などについても、特に注意を要する区であることから、より慎重な行動を取ってほしいと思っております。

北海道新聞

 無効票となってしまった方に関しては、公職選挙法により、投票のやり直しはできないのでしょうか。

市長

 (別の選挙区の候補者氏名を記載して)投票された方については、大変申し訳ないと思っておりますが、制度的には、無効という形にならざるを得ないと思います。

 自民党の麻生太郎副総裁の発言について

北海道新聞

 先日(10月25日)、自民党の麻生副総裁が、小樽市内での応援演説で、気候変動・地球温暖化のおかげで、北海道米が美味しくなったという趣旨の発言をされ、農業関係者の方から反発が出ています。

 札幌市は気候変動の関係で、今年(2021年)の3月に「札幌市ゼロカーボンシティ宣言」を表明されておりますけれども、地球温暖化の影響に対する市長の認識ですとか、麻生副総裁の発言に対する認識をお聞かせください。

市長

 お米などの農作物の味が非常に良くなったり、いろいろな農産物が非常にいいものになってきたというのは、これまでの農業関係者の方の不断の努力の中で、品種改良などがなされてきた結果であるということをしっかり受け止めていただく必要があるというふうに思っております。

 気候変動との関係を結び付けるというのはいかがなものかというふうに思っておりますが、直接その場でお話を伺っておらず、前後のやりとりがどういう状況であったのかということは分かりませんので、軽々にお話ができませんけれども、農業関係者の皆さまのこれまでの努力をご理解いただいたほうが良かったのではないかと思っております。

 

この内容については、重複した言葉遣いや、明らかな言い直しがあったものなどを整理した上で作成しています。(作成:札幌市広報課報道係)

 

 

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