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更新日:2022年9月27日

平成28年度第12回定例市長記者会見記録

日時

2016年10月25日(火曜日)14時00分~

場所 記者会見室
記者数 18人

市長から下記の話題について発表しました。

引き続き、次の話題について質疑が行われました。

配布資料

動画(内容は下記「発表内容」「質疑応答」で、文字掲載しています。)

発表内容

 北海道日本ハムファイターズのパ・リーグ優勝に伴うパレードについて

 北海道日本ハムファイターズの日本一を目指す戦いというのが先週から始まったわけでありますけれども、きょうから本拠地の札幌ドームで3連戦ということになります。ぜひ、満員のファンの皆さんの声援を後押しに盛り返していただきたいなというふうに思っております。

 パレードの件でありますけれども、先にご案内をいたしましたように、11月20日にパ・リーグ(パシフィック・リーグ)の優勝パレードを開催いたします。その詳細につきまして、本日午前中の北海道日本ハムファイターズ優勝パレード実行委員会におきまして決定をいたしましたので、お話をさせていただきます。

 11月20日午前10時20分から、札幌市北3条広場「アカプラ」で出発式を行いまして、その後、駅前通を南に向かってパレードして、すすきの交差点手前で終了するというルートに決定をいたしました。多くの市民、道民の皆さまにお越しをいただいて、共にファイターズの優勝を祝いたいというふうに考えております。

 また、本日から、市民の皆さん、道民の皆さんからの協賛金の受け付けを開始いたしました。このパレードは、みんなで祝福し、この1年間の戦いに感謝をしようという趣旨でありますので、多くの市民、道民の皆さんにご協力をいただきたいというふうに考えてございます。報道各社の皆さまにも、周知方をよろしくお願い申し上げたいというふうに思います。

 なお、パレード当日の午後2時から、現在、サッカーJ2で優勝争いをしております北海道コンサドーレ札幌の最終戦が札幌ドームで開催される予定となっております。北海道コンサドーレ札幌の最終戦の日にファイターズの優勝パレードを開催すると先日発表させていただいた時に、配慮が足りないのではないかというような市民の方からのご意見もいただいておりましたけれども、11月20日というのは、この後、ファンフェスティバルがございまして、その日程あるいは選手の疲労といったことを考慮して決定させていただいたものであります。

 一方で、コンサドーレの最終戦の応援ができるように、パレードの終了時間は午前11時を予定しておりまして、前回より30分ほど早めてございますが、私も札幌ドームに行ってコンサドーレの最終戦を市民の皆さんと一緒に応援をしたいというふうに思っております。

 札幌をホームタウンとする両チームでありますが、道民、市民の誇りであり、両チームが同時に優勝するということになれば、2007年以来の快挙でありますので、多くの皆さんにご声援をいただきたいというふうに思います。

 白石区複合庁舎の供用開始について

 続きまして、平成26年12月から工事を始めておりました白石区南郷通1丁目の白石区複合庁舎につきまして、来月の7日から供用開始ということになりましたので、お知らせをいたします。

 白石区複合庁舎は、市の施設としては初めて免震構造を採用してございます。防災拠点としての機能を高めた庁舎であります。そして、地下鉄の白石駅に直結をしておりまして、非常にアクセスの良い立地ということになっております。

 複合庁舎には、白石区役所や区民センター、保健センター、区保育・子育て支援センター「ちあふる・しろいし」が移転するほかに、公共駐輪場を備えて、障がいを持った方々が働く「元気カフェ」や、市内で初めてとなります「札幌市えほん図書館」を開設するなど、さまざまな機能を集約してございます。また、庁舎の地下2階には「まちづくりイベント広場」というものを設けておりまして、隣接地には民間商業施設もオープンいたしますことから、地域交流拠点にふさわしいにぎわいの創出が図れるものと考えております。

 これまで以上に身近に親しんでいただける庁舎として、新しくオープンする白石区複合庁舎を、白石区民をはじめ、多くの市民の皆さまに活用していただきたいと思っております。

 なお、11月1日には、報道機関の皆さま向けの内覧会を行います。また、供用開始当日の7日には、オープニングセレモニーやミニコンサートなど、さまざまなイベントを行ってまいりますので、報道機関の皆さまには、取材、周知方をよろしくお願い申し上げたいと思います。

 「広報さっぽろ」掲載情報の地デジデータ放送・スマホアプリでの配信開始について

 次に、広報さっぽろに掲載しておりますお知らせ情報を地上デジタルテレビデータ放送、スマホのアプリで配信を開始いたしますので、お知らせさせていただきます。

 この配信によりまして、札幌市からのお知らせ情報というものをいつでも手軽に得られ、ジャンルや区、日付などで簡単に検索できるようになってまいりますし、これまで、広報さっぽろですと月1回の発行でありますので、月に1度の更新ということになっておりますけれども、これは、週に1回、情報を更新しようということになっています。より使いやすくて、タイムリーな情報をお届けできるようになってまいります。

 地デジのデータ放送は、明日10月26日から札幌テレビ放送(STV)で実施をいたします。地デジのデータ放送による自治体の行政情報の配信としては、全国にも例のない規模での情報配信ということになります。また、スマートフォンのアプリにつきましては、まず、10月31日からAndroid版で開始いたしまして、準備が整い次第、iOS版でも開始をいたします。

 このアプリは、札幌の情報が満載のアプリであることが分かるように、「iさっぽろ」と名付けました。アプリでは、イベント会場の地図を表示させることができたり、そのままそのアプリから、直接、電話あるいはメールで申し込みができたり、スマートフォンならではの便利な使い方ができるようになります。

 ぜひ、多くの市民の皆さんに、テレビのデータ放送、それから、スマートフォンのアプリをご活用いただいて、日々の暮らしに役立てていただきたいというふうに考えてございますので、報道各社の皆さまには、周知方のご協力をお願い申し上げたいと思います。

 なお、紙の広報誌でありますけれども、お知らせ情報のページというものを、今後、1年半程度の周知期間を置いた後、縮減をしていきたいというふうに思っておりまして、その分、カラーページを増やした特集記事など、記事中心型の誌面構成にして魅力アップを図っていきたいと考えているところであります。

 「第36回さっぽろホワイトイルミネーション」について

 来月の18日から開催をいたします「第36回さっぽろホワイトイルミネーション」についてお知らせをいたします。

 このイベントは、昭和56年に始まりまして、今では観光都市札幌の冬を彩るイベントに成長してまいりましたけれども、北国札幌ならではの「雪」と「光」の魅力ということを多くの皆さんにさらに発信していくために、昨年度からリニューアルを行ってきているところであります。

 今年は、大通会場を昨年より3丁拡大いたしまして、全体で西1丁目から西8丁目までといたしました。笑顔あふれる空間にしたいという思いを込めて、「スマイルフル・クリスマス」というテーマを設け、統一感を持たせながら、幻想的なクリスマスムードを演出する装飾を行ってまいります。

 6丁目、それから8丁目では、今回から初めてデジタルアートを取り入れたイルミネーションをお楽しみいただきたいというふうに思っていますし、参加型の新たなイベントとして、市民や観光客の皆さんがライトなどを手に大通会場をパレードする「イルミネーションパレード」を開催する予定であります。市民の皆さんはもとより、多くの観光客の方にも、ぜひ会場にお越しをいただいて、リニューアルしたホワイトイルミネーションがつくり出す幻想的な冬の札幌というものを体感していただきたいというふうに考えておりますので、皆さま方には、周知方をよろしくご協力お願い申し上げたいというふうに思います。

質疑応答

 北海道新幹線札幌駅ホームについて

北海道建設新聞

 まず、新幹線の札幌駅のホーム位置が、4者協議(JR北海道、鉄道・運輸機構、北海道、札幌市)が終了して、ほぼ現駅に併設する案に固まりました。

 今後、札幌市としては、札幌駅周辺の再開発の構想を詰めていくことになると思いますが、現在のバスターミナルのある場所、あるいは、隣の市有地の駐車場を含めて、現時点で札幌市としてどのような活用を描いているのかということについて、市長のお考えをお聞かせください。

市長

 新幹線駅のホームでありますけれども、昨年の7月に新幹線のホームを少し西側にというようなお話が出て、その後、4者で協議をさせていただきました。

 ほぼ現駅の範囲内でホーム位置を決定し、これから詳細を運輸機構さんとJR北海道さんのほうで詰めていくということになっております。

 そういう意味では、今後、その費用でありますとか、利用者動線、これは、新幹線で来られた方がどういうふうに改札を出て乗り継ぎをするとか、そういった動線の問題なども含めて、これから詰められたお話を私どもとしても伺いながら、最終的な決定をしていくというふうになると思います。

 そういう意味では、ほぼ現在の駅の範囲といいますか、そこにホームを設置するという前提で話をされますので、一定の方向が出てまいりましたので、私どもが札幌駅の駅前でのいろいろな構想を、北5条西1丁目、北5条西2丁目の街区を含めて、ここのまちづくりをどうしていくのかということについて、市の考え方を今年度中にある程度まとめてお話を進めていきたいというふうに思っております。

 今お話しのように、新幹線からの動線の問題ですとか、既存の乗り継ぎ、それと、今、バスターミナルを含めた駅周辺の交通処理、こういったことの課題がございますので、そういったことが解決できるような、北海道の玄関口にふさわしい、そういう駅前にしていくべく、基本的な考え方を整理していきたいというふうに思っています。

 北海道日本ハムファイターズの新球場構想について(1)

北海道建設新聞

 続きまして、日本ハムさんの関連で、先週の会見の中で、施設を利用する日本ハムとコンサドーレ、札幌ドーム、札幌市との間で4者協議を開きたいということを表明されましたが、具体的に初会合をいつごろ開いて、いつまでに一定の結論を出されるのかというスケジュールについての現時点でのお考えをお願いします。

市長

 日程調整につきましては、日本シリーズが終わりましたら、できるだけ早い時期に開催できるように調整をしていきたいというふうに思っています。具体的な日程を決めるのはこれからということになりますが、先日もちょっとお話ししましたように、運用面であるとか、設備の面でどのようにしていくのかという私どもの考え方、あるいは、そこを使われている関係の方々のお話、意見を伺いながら、いろいろな可能性を探っていきたいというふうに思っております。

 そういう意味で、そのお話の状況、あるいは、1回目(の協議)に入る時の状況によって、いつぐらいまで結論を持っていくのがいいのか、議論の中身をどこまで深めるのかというのは、お話をさせていただく状況によって少し変わってくるかなというふうに思っています。

北海道建設新聞

 初会合としては、年内までにはということですか。

市長

 先ほど言いましたように、日本シリーズが終わって、できるだけ早い時期に初回は開催をさせていただきたいなというふうに思っております。

北海道建設新聞

 もう1問、関連なのですけれども、ドームの施設の更新を検討される中で、これまでどおりの多目的での利用がいいのか、専用化の道を探るという話がございましたが、仮に専用化というふうになれば、今、ドームの最大の特徴であります天然芝のサッカー場のホバリングが使えなくなるということにもなると思うのですが、その際は、新たなサッカー場を整備するということも視野に入れていらっしゃるのか、その辺り、現時点での市長の腹案などがございましたら。

市長

 いろいろな可能性を探っていきたいというふうに思っています。そういう意味で、現時点でこうだという部分のお話というのは、お話しできる部分はございません。

 市有施設における石綿(アスベスト)を含む建材の剥落について(1)

北海道新聞

 先日来、区民センターのほうで、アスベストを含む建材が落下しているという状況が相次いでいます。

 併せて、取材を進めると、そういった建材について、市の施設全般で統一した指針というか、ルールというか、マニュアルみたいなものはないと。個別に対応されているのか、点検の間が非常に空いている、ほとんどなされていないという状況もあったように思います。

 そういった状況を踏まえて、今のアスベストの点検の状況が十分かどうか、今後、統一的な指針作りだったり、何らかの改善策を取る必要があるかどうか、この辺りのお考えをお聞かせください。

市長

 アスベストの問題は、例えば、吹き付けのアスベストのような、表面に出ているようなものが飛散しないようにということで、必ず封鎖をして、飛び散らないようにする、その際にも、必ず定期的な点検をしていくというルールになっています。

 今回、たまたまあったのは、例えば、断熱材のように、それ自体はアスベストではないのだけれども、その中に材料としてアスベストが入っている可能性があるもののケースであります。こういったものは、部材として封印をされている状態なものですから、普段はアスベスト自体が露出をしているという状況ではありませんので、法的な点検の義務だとか把握の義務というのがない状態になっています。

 今回、コンクリート部分にそういった断熱材を張り付けていたものが崩れ落ちていたと。剝がれたり損傷したときには、中に入っていれば飛散する可能性があるということで、今、いろいろな点検をしているというところでありますけれども、実は、部材の中に入っているものがどの施設にどれだけあるかというのは把握できていなかった、また、そういう義務がなかったということがあります。ただ、先ほど言いましたように、それが崩れ落ちて、中のものが露出するような状況であれば、吹き付けたものと同じような健康への被害というものも考えられることがありますので、これは、義務付けられてはいないのですが、何らかの形でそういう部材についての点検をするルールを作っていかなければいけないかなというふうに思っています。

 先ほど、吹き付けのアスベストについては、どこの施設にあって、それらがいついつ点検されましたというのは毎年調査をしておりますので、それに準じたようなことをルール化しなければいけないかなというふうに思っています。

北海道新聞

 ルール化とともに、今おっしゃいましたけれども、どの施設にどの程度含まれているかという状況の把握については。

市長

 まずは、同じような断熱材が使われている施設がどれぐらいあるのかというのを今調査しています。そういった施設で、特に剝がれ落ちているような、緊急に措置をしなければならない部分があるかどうかということを緊急点検しておりまして、今のところ、区民センター等、今分かっている以外の施設で崩れ落ちているような施設はないというふうに聞いておりますが、どういったところに断熱材が使われているのか、これをまず把握したい、その調査に今入っております。

 加えて、先ほど言いましたように、何か点検のルールを今後作っていかなければいけないかなというふうに思っております。

 北海道日本ハムファイターズの新球場構想について(2)

HTB

 ファイターズの新球場の件で伺いたいのですけれども、一つ、まず、報道が出てから半年ぐらいたちまして、最初から市長は札幌ドームがいいという話だったと思うのですけれども、今になって4者協議の場というものを設置されることになった理由について、あらためて伺いたいなというふうに思います。

市長

 これまで、前にもお話をしましたように、ファイターズさんとしていろいろな検討をしたいという話を伺っておりました。そういった検討の内容も、時間がたってきたことによって、熟度といいますか、検討の度合いというものも出てきたというふうにも伺っておりますので、あらためて、先日、選手会からも札幌ドームの改善要望というのが出されました。部分的にすぐ対応できるものはすぐするというふうにしたいと思っていますけれども、根本的な解決をするということになれば、将来的ないろいろなことを考えていかなければならない、そういったことも出てきましたので、あらためて、ファイターズさんとだけお話をするということではなくて、札幌ドームの今後のあり方について、私どももいろいろなご意見を伺う、そういう場を設定したいというふうに思うに至ったということであります。

HTB

 それは、選手会の要望があって、その後に開こうという話になったということですか。

市長

 選手会の要望などもあってということですね。ですから、それは、直接的ということではありません。時間がずっと経過をしていく中で、こういうタイミングで、一つ、ドームそのもののあり方についてご意見をいただく機会を持ちたいというふうに思ったということです。

HTB

 続いて、市長は非常に市民の声を大事にされている。市民からは札幌で本当に行われるのかという不安な声も広がり始めているところですけれども、この場でなのかはちょっと分からないですけれども、市民のどういった声をどういうふうにファイターズ側に伝えていきたいと思っているのか、市長の考えを伺いたいと思います。

市長

 市民の意見は、いろいろ頂いています。やっぱり、札幌ドームで、慣れ親しんだところでそのまま続けてほしいという意見も多いですし、いろいろな、例えば、傾斜がきついだとか、そういったようなことも含めて、新しい球場に期待をしたいという意見もやっぱりあります。

 その際に、できれば札幌市内で見たいよねという意見とかもいろいろありますので、さまざまな意見がある中で、われわれ札幌市の思いと、それから、ファイターズさんのいろいろな思いと、そういったものを同じ方向に、最終的には選手だったりファンのためにどういう結論、これは一番最初から私は申し上げてきました。市民にとって、選手にとって一番いい選択をしていく、答えをつくっていきたいというふうに思っていますので、いろいろな報道があったり、いろいろな話、風聞といいますか、(そのような話が)ある中で、関係者が集まって、直接話を聞いたり言ったりするという場が今までありませんでしたので、そういったことをしっかりやっていかなければいけないなということです。

 シーズンの終わりの優勝争いをしているような時期はできるだけ避けたいので、シーズンが終わってからというふうに思っておりました。

HTB

 もう1点だけ伺いたいのですけれども、先ほどもあったように、客席の急な傾斜ですとか、あと、天然芝がいいという話とか、その辺の話になると、課題といいますか、専用化ではなかなか実現できないことかなと思うのですけれども、このことについては市長はどういうふうに考えておりますでしょうか。

市長

 そういったことも含めて、いろいろなお話を伺いたいと思っております。

 北海道日本ハムファイターズのパ・リーグ優勝に伴うパレードについて

STV

 ファイターズのパレードのことをちょっとお伺いしたいのですけれども、午前中の委員会の話を聞いていますと、紙吹雪を今回はやらないということになったということで聞いておりますが、結構、紙吹雪は、雰囲気があって、楽しみにしている市民も多いと思うのですけれども、今回中止になった理由と、市長的にはどう考えているかをあらためてお願いします。

市長

 紙吹雪の件は、きょうの午前中も、委員会の中で、盛り上がるためには継続というお話もありました。

 一つは、今回、先ほども言いましたように、コンサドーレさんの試合と重なっている日だったということもあって、できるだけ、パレードを見てコンサドーレの応援に行きたいという声もありました。そういったことで、紙吹雪をやりますと、清掃を含めていろいろな時間がかかります。札幌市民は、私が非常に今までありがたいなと思ったのは、関係者だけではなくて、見ている人たちもみんな拾ってくれたりしていたのですよね。そうすると、どうしても、交通規制の時間が長くなったり、終了する時間がどうしても遅くなってしまうということがありまして、今回は、紙吹雪をやめて、その代わり、手旗といいますか、そういったものもご提案をいただきましたので、それを持って応援するということにしようと、そういう形を提案させていただいたわけであります。

STV

 市長的には、どうですか。紙吹雪がないというのは。

市長

 今までやっていたので、寂しいなという部分もあるかもしれません。ほかの都市でもなかなかやれていなかったりというようなことがあって、札幌は逆にできていたので、ちょっと残念な感じはありますけれども、そういった事情全体を考えてということであります。

 冬季オリンピック・パラリンピック招致について

STV

 あと、別の件、もう1点だけ質問したいのですけれども、冬季五輪の招致の関係で、その後、具体的に、JOC(日本オリンピック委員会)に計画書を持っていく時期が決まっていたら教えてください。

市長

 今、10月中にということで調整をしておりましたけれども、ずれ込みそうです。JOCのほうも、今、いろいろな案件があって、11月の上旬ということになろうかなというふうに思っています。

 今、日程調整をさせていただいております。

 北海道日本ハムファイターズの新球場構想について(3)

HBC

 ファイターズの球場移転問題についてお伺いします。

 先ほど、市民から、新しい球場に期待したいという声もあったというようなお話がありましたけれども、市長はずっと札幌ドームを使い続けてほしいというお話をされてきましたが、本当に、市内のほかの候補地の検討は、例えば同時に進めたりしないのかどうかというところをまずお伺いします。

市長

 いろいろな可能性を探っていきたいというふうに思っております。

HBC

 ファイターズのほうでは、やっぱり、球場の運営、経営をして収益を上げていきたいというような思いがあったかと思うのですけれども、札幌ドームでそれが実現できるのかどうかというのはどうなのでしょうか。

市長

 そういう意味では、施設面だけではなくて、運営面の改善についてもお話をさせていただきたいというふうに思っております。

 山の手養護学校について

北海道新聞

 札幌市教育委員会の話で恐縮なのですが、西区の市立山の手養護学校の件なのですけれども、ご存じのとおり、国立病院機構の八雲病院が北海道医療センターに移転するという話の流れの中で、新病棟の中に山の手養護学校が入ると。八雲病院に併設されている道立の八雲養護学校も、希望する方は新病棟のほうの学校施設に入ってくると。希望する方については全員受け入れるという方針を既に示されているところなのですけれども、道立と市立のものが同じ箱の中に入るという形になるのですけれども、これについて、運営の主体について具体的な話がまだ出てきていない状況なのですけれども、道立、市立でいくのか、市立で一本化してやっていくのか等々、現時点で運営主体について言える点についてお伺いしたいのですが。

市長

 今、山の手養護を所管している札幌市の教育委員会と、それから、八雲の養護学校を所管している北海道の教育庁と、今回の病院の建て替えになりますので、この3者でいろいろお話をさせていただいてきております。

 明日、関係者、保護者の方々に、いろいろなご心配をいただきましたので、今通っている子どもたちがどうなるのかと、それぞれ八雲にいる人たちだったりしますので、今時点でのお話を関係者の方にご説明させていただく機会を設定させていただいているようであります。

 まずは、関係する方々にお話をさせていただいて、今の運営の面も含めてお話をさせていただいて、ご意見を伺うというふうに聞いております。

北海道新聞

 食い下がって恐縮なのですけれども、市立の山の手のほうは市内からのということだと思うのですが、道立の八雲養護学校のほうであると、道内各地から通っていらっしゃる方がいらっしゃって、そういった施設が、運営主体は別として、同じ敷地、同じ建物の中に入るとなったときに、仮に道立、市立を併設してというような形になれば、二重行政だとか、そういった課題というか、問題点も出てくると思うのですけれども、道立は幅広い地域から通っていらっしゃる方がいるということを考えると、道立のほうが望ましいのかなというようなご意見もあると思うのですけれども、市長として、どういった形態が望ましいと思いますか。

市長

 八雲のほうに、いわゆる道立の養護学校のほうが、どちらかというと、病気の重い子どもたちであります。札幌市立で、いわゆる通える子どもたちがいるということで、病気の度合いによって、必要な先生の数ですとか、どういうカリキュラムを用意するか、その違いがあります。

 ですから、単純に広範囲とか市内とかというよりは、どちらかというと、子どもさんの病気の重さとか、それに必要な教育の中身によって違いがありますので、そういったことを、まずはそれぞれの対応をしていこうということに今なっているということであります。それは、一定程度、やむを得ないことかなというふうに思っています。

 これから、今後のあり方について、それらをどのように合理的にやっていくのがいいのか、それは今後検討していかなければいけないことだろうというふうに思いますが、それぞれ受け持っている子どもさんの対応が違ってきますので、それを最初から一度に議論すると、ちょっと時間もかかってしまって、今通っていらっしゃる子どもさんがどうなるのかというご心配がありますので、まずは、今、通われている子どもさん、その同程度の子どもさんの受け皿をきっちり用意していくということが重要だというふうに判断しているということであります。

 白石区複合庁舎の供用開始について

毎日新聞

 白石区複合庁舎の中の札幌市えほん図書館についてなのですけれども、今回、市内で初めて絵本専門の図書館ということで、あらためて、図書館の狙いといいますか、狙いと期待すること、それから、市民の読書環境をどう整備していくかということについてお考えを聞かせていただければと思います。お願いいたします。

市長

 今回、絵本を中心とした図書館なのですけれども、一つは、子どもたちが読書に親しむ環境を拡大していきたい、充実させていきたいという思いの中で、一般の図書館ですと、ややもすると、子どもの図書コーナーというのはあるのですけれども、専門のところでありませんので、子どもたちがちょっと騒いだりといいますか、走り回ったりをする環境はなかなか難しい。そういう意味では、ここは、絵本を中心としながら、子どもたちが中心ですので、ちょっと大きな声を出したり、あるいは走り回ったりしても、誰からもとがめられないと。

 それで、本の立て方も、普通は背表紙が並んでいてということですけれども、できるだけ表紙が見えるように本を並び掛けて、書架も子どもの目線の高さに、表紙が見えるような形に並べる、そういう形で、子どもたちがぱっと見てすぐに取り出せるというような工夫もしております。

 そういう意味では、子どもたちが本に親しみやすい環境、ちょっと走り回ったり、ちょっと飽きて騒いだとしてもそれは構わないと、そういう環境の中で子どもの本に対する親しみを、関心を高めたいというふうに思っています。

 併せて、ここは、読み聞かせのお母さんたちの、例えば、ボランティアの研修であるとか、そういったサークルが、その場を使って、研修室的なところもありますので、そこで子どもたちの読み聞かせのボランティアの方々の人材育成といいますか、そういった場にもなってくるのだろうというふうに思っておりますし、そういう中身にしていきたいというふうに思っています。

 加えて、こういったことも含めて、学校の図書の充実も含めてですけれども、子どもたちが本に親しむ環境というものは整えていきたいというふうに思っています。

 市有施設における石綿(アスベスト)を含む建材の剥落について(2)

朝日新聞

 アスベストの件で、ちょっと確認をさせてください。

 先ほどのお話だと、いわゆる吹き付けアスベストでない、建材の中に含まれているアスベスト、こういったものについても、法的な義務はないけれども、市独自のルールを定めて定期的に点検をしていきたいということだったのですが、今、緊急点検、煙突を対象にされていると思うのですけれども、これからルール化されるものというのは、煙突に限らずということで、そういう理解でよろしいのですか。

市長

 どちらかというと、集合煙突の建物、ボイラーを使っているのですけれども、そこは、熱が発生するので、コンクリートだけだとコンクリートの破損が大きいということで断熱材を付けている部分があります。付けていないところもあります。例えば、直接、金属のボイラーの煙突を出しているような、これは全然問題ありません。ですから、断熱材を使って熱を(遮断)しているような場所がどれだけあるのかという施設の数を調べるということですね。

 それと、アスベストを含む建材というのは、平成3年に製造中止になっています。ですから、5年間ぐらいは市場に流通していた可能性があるので、平成8年以前の建物でそういう施設のものはアスベストが入っている可能性があるというふうに考えています。それ以後のものは、部材の中にもアスベストそのものは使われていないので、新しい建物は点検する必要がないかなと思っていますけれども、そういった点検をする場所が、どれだけの施設というのは今まで把握できていませんでしたので、今、緊急にそれを調べているということです。

 今回も、剥がれ落ちた箇所が何カ所かあるのですけれども、アスベストが入っていないものと入っているものが混在しているのですね。必ずしも断熱材に入っているということではないのですが、入っている可能性があるところは、崩れ落ちると飛散の危険性があるので、点検をするということは必要かなというふうに思っています。

朝日新聞

 ルールを作るまでに必要な時間というのはどれくらいかかりそうですか。

市長

 場所がある程度特定すれば、そこは定期的に、今回、緊急点検を全部していますので、崩れ落ちている、いないというのは分かります。吹き付けのアスベストのあるところも、年1回点検をして報告することにしていますので、それに合わせて、今、部材として、建材として使っているようなところが今回把握できれば、少なくとも、今回は点検していますので、来年度は、吹き付けアスベストに合わせて、そこのところも点検を報告するということになると思います。

 ですから、ルール化と言って正式な文書を出すとかなんとかというのは一定程度あるのかもしれませんけれども、実質、今現在、そういったところのあるなしを点検しておりますし、来年度以降はそれを逐次ルール化していくということで、そんなに時間がかかってということは思っていません。

 北海道日本ハムファイターズの新球場構想について(4)

朝日新聞

 ファイターズの4者協議の件なのですけれども、確認なのですが、4者協議を行うのは、市長とか札幌ドームの社長とか、いわゆるトップ4人で会談を持たれると、そういう理解でよろしいのでしょうか

市長

 私としては、トップで話をしたいと思っております。

 「第36回さっぽろホワイトイルミネーション」について

朝日新聞

 それから、ホワイトイルミネーションなのですが、今年からまたさらに会場を拡大するということで、日本新三大夜景にも選ばれたり、それから、明後日(27日)、夜景観光推進協議会の総会もあるようなのですけれども、札幌の夜景というものをどのように売り込んでいくのか、そういった点についてお願いします。

市長

 日本の新三大夜景都市ということで認定をされましたので、これは何年かに一度更新をされていくということでありますので、常時、そこに選ばれるようにしていきたいなというふうに思いますし、普通、夜景というと、函館山から見る夜景とか、そういうことなのですが、札幌の場合は、必ずしも藻岩山から見る夜景ということだけではなくて、街なかの高層ビルから見る夜景もきれいだし、旭山公園とか、大倉山シャンツェから見る夜景とか、いくつか夜景を見るスポットがあるということが評価になりました。夜景都市と選ばれる評価ですね。

 ですから、こういうところから見る夜景はこういうふうな違いがありますよとか、例えば、イルミネーションというようなものもある時期ではありますけれども、今年からデジタルアートを取り入れたりしますので、夜景ということだけではなくて、照明を使ったもの、さまざまなイベントをしっかりPRしていければなというふうに思っています。

 北海道日本ハムファイターズの新球場構想について(5)

HBC

 1点だけ確認させてください。

 球場移転のことで、4者協議なのですけれども、あらためてですけれども、4者でやるというのは、ファイターズさんもコンサドーレさんも合意して、これは……

市長

 基本的に、そういう方向でお話をさせていただきたいということで、基本的にはご了解いただいております。あと、日程のことだとか、話す中身というのはこれからということになります。

 北海道日本ハムファイターズの新球場構想について(6)

HTB

 ファイターズの件で、誰も聞かないのであえて聞きたいのですけれども、先日、北広島市を軸に検討しているという報道について、早急に確認すると市長は言っていたと思うですけれども、北広島市の件はどうなったか、伺いたいと思います。

市長

 日本シリーズが終わったら早急に4者会議をやりたいということで、基本的に、各社さんとも、了解といいますか、内諾をいただいていますので、そういった場で、現時点でお話できるということに限りがあるということでもありましたので、そういった4者会談の中でも、どういうような検討状況なのかということもお話を伺っていきたいというふうに思っています。

HTB

 まだ聞いていない。

市長

 そういう意味で、今お話しできることはないと、現時点でお話はないというお返事でした。

(以上)

 

 この内容については、重複した言葉遣いや、明らかな言い直しがあったものなどを整理した上で作成しています。(作成:札幌市広報課報道係)

 

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