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更新日:2016年10月12日

平成28年度第11回定例市長記者会見記録

日時

2016年10月11日(火曜日)14時00分~

場所 記者会見室
記者数 20人

市長から下記の話題について発表しました。

引き続き、次の話題について質疑が行われました。

配布資料

動画(内容は下記「発表内容」「質疑応答」で、文字掲載しています。)

発表内容

 北海道日本ハムファイターズのパ・リーグ優勝に伴うパレードについて

 9月28日に北海道日本ハムファイターズがパ・リーグ(パシフィック・リーグ)優勝を果たしまして、北海道・札幌のファンが喜びに沸いたところであります。平成16年に札幌に本拠地を移してから13年間で5度もリーグ優勝を成し遂げたということは本当に素晴らしいことだと思いますし、あらためて心からお祝いを申し上げたいというふうに思います。

 そこで、リーグ優勝のお祝いということと、「143試合の感動をありがとう」という感謝の思いを込めて、11月20日に優勝パレードを開催したいと考えております。今後、関係する方々と協議を進めていくことになりますけれども、近日中に第1回の実行委員会を開催したいと考えておりまして、詳細につきましては、後日、あらためてお知らせをさせていただきたいと思います。

 いよいよ、明日からクライマックスシリーズのファイナルステージが始まります。必ず勝ち上がって、続く日本シリーズで10年ぶりの日本一奪還を果たしてくれるものと期待をしております。最高の盛り上がりの中でこのパレードが開催できるということを期待して、各方面の皆さまのご協力を得ながら準備を進めていきたいというふうに思います。

 なお、開催に当たりましては、企業や個人など、応援いただける皆さまに広く協賛金をお願いしていくということになろうかと思います。準備が整い次第、お知らせをさせていただきますので、報道機関の皆さまには、周知方ご協力をお願いしたいというふうに思います。

 札幌市保育士・保育所支援センターの開設について

 現在、離職をしております保育士資格を持っている方、いわゆる潜在保育士の復職支援等を行うために、「札幌市保育士・保育所支援センター」を中央区大通西18丁目にあります山京大通ビル別館2階に、この10月31日からオープンすることといたしましたので、お知らせをさせていただきます。

 札幌市では、ご案内のとおり、待機児童の解消に向けて、保育所の整備あるいは受け入れ枠の拡大ということに取り組んでおりますが、それと同時に、保育士資格をお持ちの方を対象としたセミナーや合同面接会を開催するなど、現場の担い手となる保育士の人材確保ということにこれまでも努めてきたところでありますが、今回のセンターの開設によって、より一層、人材確保ということを進めていきたいと考えております。

 センターは、年末年始を除く平日と毎月第3土曜日に開所いたしまして、保育士資格を持っている方、もしくは取得見込みの方で、市内の認可保育所などへの就労を希望する方であればどなたでも無料でご利用いただけることになります。センターでは、最近の保育事情や就職に向けた不安など、さまざまな相談をお受けするほか、相談者の方の希望に沿った認可保育所などの情報提供、事業者との個別調整などのマッチングを行う予定であります。

 センターは、地下鉄東西線西18丁目駅から徒歩1分という交通アクセスの良い場所にありますし、相談しやすいような雰囲気づくりに努めていきたいというふうに思っておりますので、気軽にお立ち寄りをいただければというふうに思います。

 なお、31日のオープン前の時間帯には、報道機関の皆さま向けの施設公開ということも行わせていただきたいというふうに思いますので、この機会にぜひご覧をいただいて、周知方ご協力をお願いしたいと思います。

 「2017冬季アジア札幌大会開催100日前記念イベント」について

 来年2月の2017冬季アジア札幌大会まで、来月11月11日で開催100日前を迎えることになります。間近に迫ってまいりましたこの大会に向けて、気運の盛り上げを図っていきたいということであります。100日前の記念イベントについてお知らせをさせていただきます。

 200日前を迎えました今年の夏には、子どもたちにスキーのジャンプ競技に触れていただきましたけれども、今回は、氷上競技を実際に体験していただこうと、11月13日に「ウインタースポーツ体験教室」を開催いたします。

 体験教室では、初心者や未経験の子どもさんたちを中心に、大会PRアンバサダーであります浅田舞さんと清水宏保さんを講師にお招きして、スケート体験教室のほかに、カーリングとアイスホッケーの体験教室を実施することとしており、現在、参加者を募集しているところであります。

 併せて、11月12日、13日に地下歩行空間の北3条交差点広場において、記念イベントの「ウインタースポーツスクエア」を開催いたします。ここでも浅田さんと清水さんにご登場いただいてトークイベントを行いますほか、大会に出場する選手にホテルで食べてもらおうということで、栄養士や調理師を目指す学生さんなどから募集いたしました道産食材を使ったレシピの紹介、あるいは人気投票も行いたいと思います。さらに、大会PRアンバサダーであります「雪ミク」も登場して、アジア大会応援バージョンのデザインでありますとか、雪ミク・コラボグッズの発表、一部のグッズの販売ということも併せて行いまして、選手、関係者に贈呈する市立大学の学生がデザインしました大会参加記念メダル、こういったものの発表も行います。

 これから肌寒くなる季節になりますけれども、それぞれの会場を熱く盛り上げていきたいと思っております。多くの方にご来場いただいて、ウインタースポーツやアジア大会に興味を持っていただく、そして、来年2月の大会に向けて気運を高めていきたいというふうに思っておりますので、周知方よろしくお願い申し上げたいと思います。

 円山動物園レッサーパンダの赤ちゃんの性別と名前投票について

 6月15日に誕生いたしまして、9月27日から公開しておりますレッサーパンダの赤ちゃんでありますけれども、性別を雌と判定いたしましたので、10月14日から31日まで、動物園内で名前を決める投票を行うことといたしました。

 名前の候補は、動物園で5つ事前に用意いたしまして、それに投票いただく形になります。

 1つ目は、母親が「ギン」、伯母さんが「キン」という名前でありますので、金、銀、銅、鉄、スズ、この金属の中で女の子らしい「スズ」ちゃんという名前を1つ目にしています。

 2つ目でありますが、この子が生まれたのは6月でありますので、6月の季語であって、成長すればうま味が増すアンズにちなんで、「杏(アン)」としたのが2つ目であります。

 3つ目は、続いているものの一番初めという意味で、エイタとギンの第1子であることを表して、未来に向けて健やかに育ってほしいという願いを込めた「先(セン)」という名前であります。

 4つ目は、どこにいても円山動物園の生まれだということが分かるようにという思いを込めて、「円実(まるみ)」というふうに付けております。

 そして、最後の候補でありますが、今年の夏に行われましたリオオリンピック・パラリンピックにちなんだ名前で、平和の象徴になってほしいという思いから、「リオ」という名前であります。

 この5つから市民の皆さんに投票いただいて名前を決定していきたいというふうに思っています。

 現在、レッサーパンダの赤ちゃんは、すくすくと育って、少しずつご覧いただける時間も長くなってきておりますので、ぜひ、レッサーパンダの赤ちゃんに会いに動物園に足を運んでいただきたいというふうに思いますし、この機会にぜひ名前の投票にも参加をしていただきたいというふうに思います。

≪質疑応答≫

 冬季オリンピック・パラリンピック招致について(1)

時事通信

 1点目ですけれども、先週(10月6日)、2026年札幌オリンピック・パラリンピックの開催概要計画なるものが冬季五輪招致・スポーツ振興調査特別委員会のほうで公表されたと思うのですけれども、ようやく日本オリンピック委員会(JOC)に提出できる段階になったと思うのですが、今後のスケジュール感について、どのようなことをお考えでしょうか。

市長

 今、まだIOC(国際オリンピック委員会)から2026年の冬季のオリンピック・パラリンピック招致についてのスケジュールが示されていないという状況でありますけれども、これまでの経験から、過去の例からいくと、年内にもIOCからのスケジュールが提示されるだろうというふうに見ています。それを受けて、各国のナショナル委員会、日本で言えばJOCが2026年に手を挙げるかどうかという決定をしていくというプロセスになると思います。

 そういう見込みの中で、まずは今回の概要計画の案を作ってきたのは、ぜひ2026年の大会に日本として手を挙げてほしいということで、札幌で開催をするとすれば、こういう計画を持っていますということをJOCに示すという目的でありましたので、最終的な案が固まった状況がありますので、JOCにこの概要計画の提出をして、国として手を挙げることを決定してほしい、そういう動きになっていくだろうと思います。

時事通信

 2点目は、(開催概要計画の)修正案の中でいくつか新しい項目が加わったと思うのですけれども、その中で継続的に財政状況を開示していくという項目が新しく出たと思うのですけれども、東京オリンピックは、当初の7500億円から3兆円程度まで増えている状況がありますが、市としてどういう形で、財政状況を今後、市民、道民なりに提示されていくお考えがあるでしょうか。

市長

 今回の概要計画の中での積算というのは、過去の大会の例でありますとか、できるだけ今の物価上昇率ですとかセキュリティーの経費、そういったものを見込んだわけでありますけれども、これから2020東京大会のいろいろな経費のところが、詳細が明らかになってくるのだろうと思います。そういう意味で、その経費というのは、直近の大会を、2020年を目指す大会でありますので、精度、確度が高いものが今後出てくるのだろうというふうに思っていますので、それも我々は非常に注目をしています。

 その意味で、東京大会のこれから出てくる経費の内訳なども分析をしたいというふうに思っていますし、JOCが仮にIOCとのスケジュールの中でいろいろ詰めていく中で、競技連盟なり、あるいはIOCが正式な立候補ファイルを出すまでには経費を詰めていく協議が出てくると思います。そうなってくると、今の概要計画から経費についてもより具体的になっていくだろうと思いますので、それらを、遂次、市民にしっかり情報公開をしていきながら進めていきたいというふうに思っています。

 北海道日本ハムファイターズからの要望書の提出について(1)

時事通信

 もう1点は、札幌ドームのことなのですが、先週、選手会のほうから改善策の要望が何点か出ていて、毎年、同じようなものが出ていると思うのですけれども、今年はボールパーク構想というものが出てきて、対応がちょっと変わってくるとは思うのですが、どういった改善策を提示されていくとお考えなのでしょうか。

市長

 今回の選手からの要請。直接、選手の声を伺ったという意味では、札幌ドームという運営会社に出されたものではありますが、選手からの直接の声をいただいたということは非常にありがたいなというふうに思っています。

 今、その中で、すぐに改善できるものと、それから、改修をするとしても時間を要するようなもの、いわゆる短期的に解決できるものとそうでないもの、これをしっかり色分けしてほしいというふうに指示を出しています。その中で、できるだけ選手、アスリートファーストといいますか、選手の負担を軽減できることが望ましいというふうに思いますので、今言いましたように、すぐできること、あるいは時間のかかることを色分けして、ファイターズさんと協議をしていくよう、その内訳を、今、精査をするようにという指示をしています。

 冬季オリンピック・パラリンピック招致について(2)

北海道新聞

 冬季五輪に関して、先日お示しされた計画の中で、国立での競技施設整備へ、国と協議をするという趣旨の文言が新たに盛り込まれたと思います。

 その具体的な競技名ですとか場所について、現時点でイメージされているものがあるかどうか、そして、国とは今後どのようなスケジュール感でそういった要望をしていくのか、その辺りのことを教えていただけますでしょうか。

市長

 具体的な競技あるいは競技場というところまで、今、現時点で詰めているという状況ではありません。

 今回の概要計画の部分については、先ほど申しましたように、日本で手を挙げるとすれば、札幌はこういう準備で考えていますということを出すものであります。

 今後、国として立候補していくというふうな具体的な動きになっていけば、それぞれの施設ですとか、あるいは施設改修というものをもっともっと詰めていかなければいけないというふうに思います。

 そういった時点の中で、昨年、国のほうに要望を出させていただいた時も、例えば、競技人口が少なくて競技施設が限られている日本の国内の中で、いくつもいろいろな場所で造れないようなもの、そういったようなものについては、ナショナルトレーニングセンターといいますか、訓練施設という位置付けなども含めて国で設置をしてほしいと、こういうようなことは申し上げましたけれども、具体的に、競技施設、どれを要望していくのかということは、これから競技団体などとも詰めていかなければならない部分もあると思いますし、具体的な立候補の動きになってからそういったものを詰めていくということになるだろうというふうに思います。

北海道新聞

 先ほどのお答えの中で、再確認したいのですが、計画の提出時期なのですけれども、IOCのほうから何かしらのスケジュールが示されるのが年内と見込まれていて、提出も年内ということになるのでしょうか。

市長

 できれば、10月下旬から、遅くても11月にはJOCのほうに提出をしたいなというふうに思っております。

 教職員の不祥事への対策について

STV

 教職員の不祥事の関係でお伺いしたいのですが、先日、中学校の教諭が、部活動の顧問もやっていたようですけれども、女子中学生にわいせつな行為をしたということが発生しておりまして、振り返ってみれば、4月には小学校の教頭先生が飲酒運転をして不祥事を起こしているわけですけれども、率直に、教職員の不祥事が続いていることについてどう思っているかということと、対策として、綱紀粛正のためにどういうことが必要だと考えているのかをお願いします。

市長

 今回の不祥事というのは、本当に、教員という立場にありながら、生徒の心に大きな傷をもたらすというような、非常に悪質で許されない行為だというふうに思っています。そういう意味では大変遺憾に思っていますし、今お話しのように、今年に入ってからも飲酒運転ですとかが続いています。

 今回、教育委員会のほうでも、事実関係を詳細に調査した上で、厳正に対処をするというふうに聞いておりますけれども、私のほうからも、先日も、教育長に対して、処分を含めて厳正な対処をするようにということと、やはり、続いてきているので、綱紀粛正について徹底してほしいということを伝えたところであります。

 冬季オリンピック・パラリンピック招致について(3)

HBC

 先ほどの五輪関係なのですけれども、今回、東京五輪の費用が膨らんでいるということについて、その要因を分析されるということなのですけれども、そこの意義、既におっしゃっているかもしれないですけれども。それを教えていただきたいのと、具体的に2026年の計画にどう生かしていくのか、先ほど、10月の下旬から11月にかけてJOCに提出されたいということでしたが、東京の費用の調査というのをそこにどう生かしていくのか、そのあたりを教えていただければと思います。

市長

 東京の部分を分析したいというのは、先ほどもちょっとお話ししましたけれども、まずは、なぜ大きく当初の想定から膨らんでくるのか、当初の見積もりというものが正確であったのかどうか、どういうふうな要因があって費用が変わってきたのか、これをしっかり見ていかなければいけないと思うのですね。

 極端な話をすると、最初の見積もりが甘かったものなのか。最初の見積もりが甘かったために膨らんだということであれば、その見積もりというものの精度の問題にもなるでしょうし、逆に、当初の見積もりに想定していなかった部分が新たに膨らんだということであれば、それは一体何なのか、それらは、今後、招致をしていく上で非常に参考になるだろうというふうに思っていますので、その分析を進めたいというふうに思います。

 今回の概要計画には間に合いません。というのは、先ほど申しましたように、例えば、正式に立候補していくということになれば、IOCとの協議ですとか競技団体との協議というものが出てきますので、そうなってくると、今回見積もった費用と違う要素というのが出てくる可能性がありますので、逐次、金額というのは変わる可能性があります。ただ、これは、先ほども言いましたように、そういうふうに変更がある場合にはしっかりと情報開示をして議論していかなければいけないというプロセスは透明化してやっていかなければいけないというふうに思っています。

 あくまでも、今回の場合は、競技団体と詳細に具体的な競技場をどう建設するかというところまで詰めているものではありませんので、要素は違ってくるというふうに思っております。

HBC

 すると、開催概要の計画、先日出されたものの金額も全く変わる可能性があると。

市長

 あると思います。

 北海道日本ハムファイターズのパ・リーグ優勝に伴うパレードについて(1)

HBC

 もう1点、別件なのですけれども、先ほど日本ハムの優勝パレードのお話がありましたけれども、具体的に、11月20日の何時から、大まかに、このコースかこのコースみたいなものは。

市長

 時間なりコースなりは、先ほども言いましたように、これから関係機関の方に集まっていただいて、実行委員会の中で議論して決定をしていきたいというふうに思います。

 札幌市子ども・若者生活実態調査について

NHK

 今月から子どもの貧困に関する実態調査を札幌市で行うとお聞きしております。この子どもの貧困に関する調査を行う意義と、調査の結果次第では、今後、政策に何かしら反映されるおつもりがあるのかどうかという2点をお願いします。

市長

 今回の調査は、最終的には、子どもの貧困対策ということ、これがやっぱり重要なことだというふうに思っています。安心して子どもが生きる権利でありますとか健やかに成長していく、そのために、生活状況等、そういった子どもの成長に関わるいろいろな障害というものはできるだけ小さくしていかなければいけない、そういう思いの中で、幅広ないろいろな政策を打っていく、総体的な計画をちゃんと作っていくための基礎データとして調査をしたいというふうに思っています。ですから、この調査は、明確に、具体的な市の施策をどうしていくのか。あるいは今、いろいろな支援をされている方々、団体もいらっしゃいます。そういった方々へのヒアリングも入っておりますので、今行われているいろいろな支援というものがどこまであって、どういうところが足りないのかというようなことも分析をしながら、市の施策の中にしっかり入れていくための調査をしたいというふうに思っています。

 北海道日本ハムファイターズからの要望書の提出について(2)

日経新聞

 日本ハムファイターズの選手会からの要望について追加でお伺いしたいのですけれども、すぐ改善できるものと改修に時間がかかるものに関して色分けを事務方に指示したと思うのですけれども、すぐ改善できると分類されたものに関しては、前向きに改修に関してタッチするご意向があるのか。10月15日までに一定の返事をという要望だったと思うのですけれども、そのリミットに対して、ファイターズ側に対してどういった返答をされるご意向なのか、ちょっとお伺いしたいと思います。

市長

 中身をまず確認しなければ、先ほど言いましたように、短期的にできるもの、中期的に色分けをして、15日までに、いったん、何らかの形で回答をするのでしょうけれども、そのときに、今のような短期的に改修できるもの、できないものを見極めながらお返事をしなければいけませんし、中には15日までに回答しきれないものもあるのかもしれません。

 北海道日本ハムファイターズからの要望書の提出について(3)

朝日新聞

 今のドームの関連なのですけれども、先ほどアスリートファーストの考え方でとおっしゃっていたかと思います。特に、選手の皆さんから要望のあった人工芝の張り替えとか、短期的にできるのか中期的になるのか分からないのですけれども、市長としては、例えば、選手のけがを防止することにつながるような施策については、前向きに、積極的に検討していきたいとお考えなのでしょうか。確認のため、お伺いします。

市長

 基本的に、先ほど申しましたように、選手のけがにつながるようなことは解消していきたいというふうに思います。

 芝の問題についても、これまで2回ほど、ファイターズさんのご要望をいただいて、人工芝の改善をしてきておりますけれども、そういったことも含めて、すぐにできること、できないことがどういう状況なのかということで、すぐできるというものについてはすぐに取り掛かるというようなことも含めて検討したいなというふうに思います。

 冬季オリンピック・パラリンピック招致について(4)

朝日新聞

 それから、冬季五輪のほうなのですけれども、開催費なのですが、施設整備費と大会運営費の2つに大きく分けたときに、大会運営費のほうは平昌(ピョンチャン)と北京というこれから行われる大会を基に試算されたということで、非常に不透明な部分もまだ残っているというふうにスポーツ局のほうで説明されているのですけれども、このことについて市長はどのようにお考えでいらっしゃいますか。

市長

 やはり、過去の大会の実績というのはもちろん参考にするのですけれども、例えば、セキュリティー対策だとかドーピングの問題だとか、さらに増強を求められてきているという傾向にあります。そういったものもできるだけ、先ほども不透明とは言いながら、できるだけ経費、見込めるものは見込んで、今回の概算の費用というふうにいたしました。そういう意味では、今考えられるものについては、ある程度、実費ということではなくて、想定という部分もありますけれども、できる限り経費として見込んだつもりでいます。

 現時点で見込める金額、例えば物価上昇率だとかも含めて、そういったものを見込んでいますので、極端に経費を過少に見積もって表したというつもりはありませんので、そういう意味では、先ほど言いましたように、東京の今の経費増がどういう状況だったのかということが、実態を見ていくということは大きな意味を持っているだろうというふうに思っています。

 北海道日本ハムファイターズの新球場構想について

北海道新聞

 日ハムさんとの協議に関して、新球場の構想に関連してなのですけれども、先日の市議会のご答弁で、ドームの残留が望ましいというお考えを市長はあらためて示された上で、周辺の再開発についても日ハムさんと共有できるのではないかというようなお話をされたかと思います。

 それで、現時点で、ドーム周辺の再開発計画について、具体的に持っているイメージがあれば、日ハムさんの新球場の構想も、そんなに間を置かず検討が進む可能性がありますので、現時点でどういう構想をお持ちで、それをどういうスケジュール感で日ハムさんとお話をされるのか、もしお話しできることがあればお聞きをしたいと思います。

市長

 もともと、札幌ドーム周辺の土地利用については、「第2次札幌市都市計画マスタープラン」というまちづくりの計画の中で、そもそもが、札幌ドームを中心として、スポーツを中心としたエリアといいますか、そういったまちづくりの拠点としたいという構想を札幌市が持っていると。

 ファイターズさんがおっしゃっている、野球の試合の有無に関わらず、野球というコンテンツを中心としながら、いろいろな楽しめる施設というものを考えていきたいというボールパーク構想と考え方は共通な部分があるのではないかということでこの前の代表質問の時にお話をさせていただきました。

 ですから、具体的なものを今後共有していけるのかどうかということについてはこれから詰めていかなければいけないというふうに思っていますし、ファイターズさんがお考えの、例えば、どのように段階で進めていくのかというようなこともお話を伺いながら、われわれが持っているものと共有できる部分を見出していけないかなというふうに思っているわけであります。

 今まで、リーグ優勝に向けてかなり競った状態、それから、今、クライマックスということがずっと続きましたので、そういう意味では、実態的な協議をする間というのがファイターズさん側のほうにもあまりなかったというようなこともありますので、これからお話をさせていただくことになるのだろうというふうに思いますし、ファイターズさんの現状の検討状況もお話を伺ってみないとならないかなというふうに思っています。

 そういう意味では、具体的なお答えになっていないと思いますけれども、そんな状況であります。

 北海道日本ハムファイターズのパ・リーグ優勝に伴うパレードについて(2)

HTB

 パレードの件で、先ほども、時間なりコースはこれからという話でしたけれども、言える範囲で、市民が、20日だけだと、ほかに、いつどこでやるのかが気になるという声も多いと思うので、4年前と同じような時間、場所を想定しているのかなど、言える範囲で、もしちょっとあれば伺いたいのですけれども。

市長

 基本ベースは、過去の例というのをベースにしながら、それに何か不都合があるのかどうかということになっていくのだと思いますけれども、先ほど言いましたように、関係機関と具体的な話をまだしておりませんので、少し先走ったお話はできないかなというふうに思います。

(以上)

 

 この内容については、重複した言葉遣いや、明らかな言い直しがあったものなどを整理した上で作成しています。(作成:札幌市広報課報道係)

 

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