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更新日:2015年3月4日

平成26年度第15回定例市長記者会見記録

日時

2015年1月5日(月曜日)10時00分~

場所 記者会見室
記者数 17人

市長から下記の話題について発表しました。

引き続き、次の話題について質疑が行われました。

配布資料

発表内容

 円山動物園へのアジアゾウの導入について

 皆さま、明けましておめでとうございます。

 本日お集まりいただきました報道機関の皆さまをはじめ、市民の皆さま方に、心からの新年のご挨拶を申し上げたいと思います。

 新年早々でございますが、まず、明るい話題からご報告をさせていただきたいと思います。市民の皆さま、とりわけ子どもたちに対するお年玉というふうになればと思います。

 円山動物園の話でございまして、アジアゾウの導入につきまして、これまで交渉を続けてまいりましたミャンマー連邦共和国が、4頭のゾウを円山動物園に導入するということを、お約束をいただきました。

 昨年、2014年が日本とミャンマーとの外交樹立60周年という節目の年でありますことから、これを記念いたしまして、動物交換をすることについて、札幌市とミャンマーの間で、昨年12月26日、生島副市長が出張させていただきまして基本合意をさせていただいたところでございます。ゾウが札幌に来る日を思いますと、大変うれしく、わくわくしているところでございます。子どもたちと共に喜びたいなと、こんなふうに思っているところであります。

 具体的なスケジュールや交換する動物を何にするかということなどの詳細につきましては、今後、両国の間で詰めるということになりますけれども、平成30年度の導入を目指しまして準備を進めていきたい、こんなふうに考えているところでございます。

 円山動物園は、このほか、今年、アフリカのサバンナや、水辺に生息しております動物を展示いたします「アフリカゾーン」をオープンするほか、ニホンザルの行動を引き出す工夫を凝らしました新しい「サル山」がオープンするなど、今後も多くの方に何度も足を運んでいただける動物園にするために取り組んでいく所存でございます。ぜひ、円山動物園の動きにつきまして、皆さま方のご協力の中で市民の皆さん方に働き掛けをしていただければ大変ありがたく思っているところでございます。

 年頭に当たって

 それがお年玉でございまして、あらためまして、年頭の会見ということで、今年の取り組みなどにつきまして少しお話をさせていただきたいというふうに思います。

 今年は、ご承知のように、私の市長として最後の年でございます。残された期間、これまで皆さんにお約束をしてまいりました取り組みの総仕上げをすることといたしておりまして、札幌の将来につながる事業について、しっかりと準備を進めていく所存でございます。

 特に、「札幌市まちづくり戦略ビジョン」は、今後10年を見据えた計画でございます。目指すべき都市像ということで、「北海道の未来を創造し、世界が憧れるまち」「互いに手を携え、心豊かにつながる共生のまち」の実現に向けまして、着実に歩を進め、そして次の世代につなげていきたいと考えております。

 そのために最も重要となるのは、市民の皆さんの豊かな創造性から生まれます活動や、発想というものを生かす創造都市さっぽろの取り組みであると考えております。この象徴的な事業であります札幌国際芸術祭で、高まっていくでありましょう市民の創造性というものを、福祉や経済、市民自治など、これから札幌市が直面する課題にしっかりと生かしていけるように取り組みを進めてまいりたいと考えております。

 まちの顔であります都心部の活性化につきましては、昨年末にもお話をさせていただきましたとおり、北3条広場の完成以降、地上部にもにぎわいが出始めていることもありますが、今年は、大通交流拠点の地下広場や、路面電車のループ化が完成するほか、北1西1の市民交流複合施設の建設工事が本格的に始まるということがございます。将来は、これらの施設というものが一体となりまして、都心部に人が集まり、そして、交流が行われる魅力あふれる空間になるものと期待をしているところでございます。

 道内連携の取り組みにつきましては、資料をお配りしておりますが、「さっぽろオータムフェスト」の経済波及効果が413億円となるなど、その取り組みの成果というものが数字として表れてきているところでございます。今年は、来場者や観光事業者の声を受けまして、これまでよりも7日間長い24日間の開催を予定しております。この取り組みの成果が道内各地に還元をされまして、この札幌の活用が進んでいく、そんな好循環が創出されることを期待しているところでございます。

 スポーツの分野では、2019年に日本で開催されますラグビーのワールドカップの試合会場が3月に決定されることになります。札幌も10月に立候補したところでございますが、皆さんにいいご報告ができるように心待ちにしているところでございます。

 同じく、その3月には、「JA全農世界女子カーリング選手権札幌大会2015」が札幌市で開催されることになっております。日本での開催は、2007年の青森市以来2回目となる世界選手権大会でございます。市民の皆さん方に世界の一流プレーを間近で見ていただけることを大変うれしく思っているところでございます。

 また、この大会は、スポーツ都市としての魅力を世界に発信できる絶好の機会でもあるというふうに思います。ウインタースポーツシティーとして、2017年の冬季アジア大会、そして、冬季オリンピック・パラリンピックの招致に向けまして弾みをつけてまいりたいと考えているところでございます。

 先ほど、職員に向けて年頭のあいさつでお示ししたわけでありますが、今年の一文字として、「誇」と、私の意思を込めて書かせていただいたところであります。

 12年前に私は当選をさせていただきまして、施政方針の基本というのを「市民の力みなぎる、文化と誇りあふれる街」にしようということを言ってまいりました。この12年間、市民の誇りというものが、札幌市の誇りというものが醸成できるような行政執行をさせていただいたつもりでございます。私は、この字を大事にしながら、市役所の職員と共にしっかり頑張っていきたいというふうに考えているところでございます。

 これを言いますのも、2015年、平成27年というのが札幌市にとりまして大きな意味のある年でもあるからであります。

 それは、戦略ビジョン等にも記載しておりますように、札幌市の人口統計からいいまして、札幌市の人口は、2015年、平成27年頃をピークにいたしまして人口が減少に転じていくということが明らかだというふうにされていることにございます。市制施行以来、初めて人口が減少するというまちになるわけでありまして、今後、それにも増して問題なのは、人口構造というものが超高齢社会に大きく変化していくことが見込まれているわけでありまして、人口減少や少子高齢化の急速な進行など、時代の大きな転換期が迫る中にありまして、さまざまな課題に対応していくためには、幾多の困難を克服していく、そういう市民が必要になるというふうなことに、誇り高き市民力というものが鍵になるというような思いを持って「誇」という字に表したところでもございます。

 札幌市民は、何度アンケートをとりましても、90%以上の方が好きです札幌というふうに言っていただいております。そして、このまちにずっと住みたいというふうに思っておられる方も、やはり90%程度で、いつもアンケートでお答えいただいておるところであります。好きです札幌から、誇り高き、問題解決能力を持った市民に私たちは、今、ならなければならない時期に来ているのだ、そんなふうに思います。

 標語として、「好きです札幌」から「誇り高き札幌人」に私たちはなるぞ、そんな決意を込めさせていただきたい、こんなふうに思っているところであります。

 冬季オリンピック・パラリンピックの開催につきましても、この実現に向けての招致をしていく過程というものは、まさに、誇り高き札幌人にわれわれがなっていくための過程である、市民力を鍛え上げていく過程である、こんな捉え方も私はしているところでございます。

 市長就任以来、市民がまちづくりの主役であるという考えのもとに、市民の皆さんとさまざまな困難を乗り越えながら市政を運営してまいったところでございますが、先人たちが築き上げてまいりましたまちの魅力とその輝きというものを次の世代へ引き継いでいくために、その集大成として、さらなる市民自治の推進に取り組んでいく考えでございます。

 私も、あと残り4カ月ほどで次の市長へバトンを渡すということになります。今まさに、カウントダウンという状況にございますが、残された期間、市民と問題意識を共有しながら、最後まで全力で市政執行に取り組んでいく所存でございます。

 報道機関の皆さま方におかれましては、今年も、札幌市政にご注目をいただくとともに、適正な報道、そして適正なご批判等を頂戴できれば大変ありがたく思っているところでございます。市民の皆さん方への適宜・適切な情報提供にご協力いただきたい、そんなことをお願い申し上げまして、私の念頭の会見にさせていただきます。

 本年もよろしくお願い申し上げます。

 副市長の年頭あいさつ

生島副市長のあいさつ

 皆さま、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

 2点お話しします。

 1点目は、ゾウのお話の続報でございます。

 私も、ミャンマーに初めて行きました。そうしますと、ゾウというのはミャンマーの象徴であるということが如実に分かりました。例えば、お札の模様はみんなゾウが入っております。それと、特に、白いゾウというのが世界に8頭いるそうですが、これは全てミャンマーにいるそうです。それで、白いゾウが現れる時にミャンマーは発展するのだというふうに言っておられました。そういう意味で、ゾウというのは、ミャンマーにおける貴重な財産、国家的財産ということでございます。

 従いまして、動物交換をするに当たっても、極めて慎重な多くの手順を踏むことが必要ということがあって、今まで公表が延び延びになっていたということをご理解いただきたいというふうに思います。

 12月26日に担当の大臣とお会いして、動物交換する、札幌市にゾウを4頭いただけるということについては基本的に合意をいたしまして、それについてはお互いに公表しましょうということになりましたので、先ほど市長から公表させていただいたということでございます。

 それがゾウの続報でございます。

 それと、今後の、今年の私の役割でありますけれども、市長からは市長はあと4カ月というお話がありました。私は、もうプラス1カ月ぐらいかなというふうに思っております。新しい市長への引き継ぎを支えていくというのが私の役所人生の最後の仕事かな、このように思っております。この大切な5カ月、一生懸命やらせていただきたいというふうに思っております。マスコミの皆さん、どうぞよろしくお願いいたします。

井上副市長のあいさつ

 あらためまして、新年、明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 先ほど、エレベーターの中で、担当の朝日新聞の方から、今年は少し派手に言ってくれと言われたのでございますけれども、毎年同じで申し訳ございませんが、地味にこつこつとやりたいと思っております。

 上田市政をしっかりと支えるために、担当している分野の課題に適切に対応して、少しでも良い方向にというのが毎年の抱負でございます。

 特に、今年は、子どもに関する施策、子ども発達支援総合センターのオープンということもありますし、待機児童解消に向けた取り組みもやっております。それから、子ども・子育て支援新制度への円滑な移行ということもありまして、ここら辺の施策をしっかりとやっていくことが私の役割であろうというふうに思っております。

 もう1つは、先ほど生島副市長からもお話がございましたように、今年はトップの変更ということになりますので、その引き継ぎがしっかりとできるように、その点については頭の中に入れてやりたいというふうに思っております。決められている方針であることにつきましては、きちんと、しっかりとやりつつ、さまざまやっていく中でいろいろな課題が出てまいると思いますから、そういう課題に対しまして、あまり拙速に結論を出すということがないように、区切りを良くするということを念頭に置いて取り組みを進めてまいりたいというふうに考えております。

 どうぞ本年もよろしくお願い申し上げます。

質疑応答

 残り任期における市政課題への取り組みについて

朝日新聞

 市長への質問なのですけれども、5月で退任のご意思を固めていらっしゃいますけれども、残り100日余りぐらいになられると思うのですが、残りの期間でこういった市政課題を達成していかなければならないというようなポイントをいくつか挙げていただければと思います。

市長

 先ほども申し上げましたけれども、やはり、12年、市民の力みなぎる、文化と誇りあふれる札幌というものをつくるということで、一貫してそういう施策を展開してきたわけでありますが、そのいろいろな施策をやはり一本の線に、きちんと物語にできるような状況にして、バトンタッチなり、私はこうやってきたということを申し上げられるようにまとめていくというのが第一の仕事だというふうに思います。

 そして、今朝ほど市役所職員の皆さん方にも、一緒にこの12年頑張っていただいた皆さん方にお話ししたとおり、その市民自治の意味というものをなかんずく市役所がどういう立場で、今、市民の皆さん方に接し、そして、市民と共にこのまちづくりをしていくのかという意識をしっかり持ち続けるという、そのメッセージをもっともっと明確なものにしていく努力をしていきたい、こんなふうに思っております。

 高橋はるみ北海道知事の4選出馬について(1)

朝日新聞

 昨日ですが、高橋知事が4期目の出馬を表明されました。人口減少や観光対策に力を入れるという政策を発表されましたけれども、所感を一言いただければと思います。

市長

 昨日も、とある場所でお目に掛かりまして、午後ですが、表明されたということをお伺いいたしました。

 そして、人口減少等につきましても、これは昨年の道と市の会談(平成26年度北海道・札幌市行政懇談会)の中でも、そのことをしっかりやりましょうということを言っておりますので、私ども札幌市も北海道と手を組んで、「北海道の発展なくして、札幌の発展はない」ということを標榜しておりますので、一生懸命努力していくということは変わらないわけでございます。

 高橋はるみ北海道知事の4選出馬について(2)

北海道新聞

 高橋知事の件で、もう1点市長にお伺いしたいのですけれども、市長は3選で退くということを決められまして、道政史上ではちょっと異例なことだと思うのです、4選というのは。そのことについては、何かご所感はありますでしょうか。

市長

 特に、私は、感想は持ち合わせておりません。

 私は、3期というのは、自分の行政観あるいは政治家、私の考える私のイメージから言いますと、私の集中できる期間というのが10年ぐらいなものですから、私は自分でそのように決めただけでありまして、ほかの方はそれぞれお考えになることだというふうに思いますので、あとは道民の審判ということになろうかなというふうに思います。

 円山動物園へのアジアゾウの導入について

北海道新聞

 あと、これは生島副市長にお伺いしたほうがいいかなと思うのですけれども、ゾウなのですけれども、4頭で、親子とか雄雌というのはもう決まっているのかということと、あと、動物交換ということは対価みたいなものが発生するのか、しないのか、そこら辺も固まっていればお願いしたいのですが。

生島副市長

 頭数4頭は基本合意の中身です。そして、具体的な中身は、われわれは母親のゾウとその子どもで2頭、それと、それよりもう少し、その母親のゾウよりもうちょっと若い雌のゾウ、それと、繁殖させた経験のある雄のゾウ1頭、この4頭がベストだろうということで考えています。そのことを中心に具体的なことを決めていくことになろうというふうに思います。

 それと、動物交換ということで考えていますので、これは交換ということですから、基本的には同じぐらいの価値の交換ということになります。従って、交換する動物が円山動物園にいるものなのか、それとも、それは円山動物園にいるものではかなわないということであれば、こちらのほうで購入をすると、そういう可能性が高いのではないか、このように思っています。

 アイヌ施策課における不適正な契約について(1)

北海道新聞

 年末に官製談合の発表がございましたけれども、私の記憶にある中でも、下水道以来、(財政局と病院局の)係長が2回逮捕され、大体同じような案件だと思うのです。つまり、入札情報を業者に漏らしていたという部分では。そこで、業者との関係が今になってもやはり改善されていないということなのか、それとも、情報の管理がしっかりしていないということなのか、その辺りの認識をもう1度お伺いしたいのですけれども。

市長

 そのご質問の前提になっている事実認定は少し違うのではないかと私は思っております。今、私どもで整理している段階でありますので、詳しくは申し上げられないのですけれども、情報を漏らしたというふうな対応のものではないように私は思っております。

北海道新聞

 市の発表は、どういう情報かは言えないけれども、業者に対して入札で有利になる情報を伝えていたのだという説明だったのかなと思うのですけれども、そうではないということですか。

市長

 どの局面を捉えるかによって違ってくると思いますけれども、明らかにはっきり申し上げられるような状況になるまで、もう少し時間をいただきたいというふうに思います。

北海道新聞

 あと、もう1点、それがはっきりしないとあれなのでしょうけれども、再発防止として毎回こういうことがあるとそういう話になるのですが、何か今考えていることはありますでしょうか。

市長

 もちろん、不適正な入札ということであるわけでありますが、その点はそうではないというふうに申し上げているわけではありませんので、そういう事態は1つ1つ、もしほかにもあるのであればですね、多分ないと思いますけれども、是正していくというようなこと以外にはないかなというふうに思います。そしてまた、コンプライアンスをしっかり職員がそれを実践できるように指導していくというようなことに尽きるかなというふうに思っています。

 冬季オリンピック・パラリンピック招致と市民力について

日本経済新聞

 五輪についてなのですが、先ほど市長は、五輪実現に向けての過程は市民力を鍛え上げる過程だと思うとおっしゃいましたけれども、例えばどういったことを通じて市民力が鍛えられるのか、何でもいいので、実例を1つぐらい挙げていただけないでしょうか。

市長

 もちろん、さまざまな、財政的な問題に関わる問題でありますので、まちづくり全体について札幌市民がしっかり考えていくという、そういうことではないかなというふうに思います。今、何が必要で、そして、どういう希望を持って私たちは生きていくのか、このまちをつくっていくのかということは、やはり市民がしっかりそれを、我慢するものは我慢する、そして、そこに集中するなら集中するという、そういうことがやはり必要になってくるというふうに思いますね。

 その際に、やはり誰かがやってくれるというのではなくて、自分でこのまちづくりをしていくのだと、そういう意識が必要なわけでありまして、そういうことを市民力というふうに私は言っているわけであります。

日本経済新聞

 それは、人口が減少していくような過程では必ず必要なものと市長はお考えでしょうか。

市長

 はい、そのとおりです。今までどおりにはいかないということ、右肩上がりではない、そういう中で将来を展望していく力、そして、支え合っていく、そういうわれわれの行政の手では収まらない問題というのはたくさん出てくるはずですね。それをカバーしながらまちづくりをしていくためには、自分は何をしなければならないのかということを考えていく市民が増えていくということをですね、市民力が鍛えられていくという言葉で表現させている内容でもあるわけであります。

 フジドリームエアラインズ(FDA)の丘珠-北九州間のチャーター便について

日本経済新聞

 1月1日の読売さんの紙面にちらっと載っていたのですけれども、静岡のFDAが丘珠と北九州の間でチャーター便を夏をめどに飛ばすという話があったのですけれども、それの事実関係について教えていただけますでしょうか。

市長

 そういう計画を持っているという、検討中であるというふうにお聞きしております。

日本経済新聞

 2月ぐらいまでに何らかの発表があるということもありましたけれども、それについてはいかがですか。

市長

 現在、FDA、それから、北九州との間でのお話でありますので、そちらの議論をお待ちしているというわけでございます。

 アイヌ施策課における不適正な契約について(2)

読売新聞

 先ほどの官製談合についてお伺いしたいのですが、組織ぐるみだということで、問題の解明というのはこれからなのでしょうけれども、根が深いのかなというふうに思うのですけれども、1つ、その背景には、市の発表を伺っていると、アイヌ施策の特殊性、難しさみたいなところがこの問題の背景にあるような気がするのですけれども、市長ご自身としては今回の官製談合の疑いがあるというものが、そのアイヌ施策の難しさというところに原因があると思っていられるのか、そうではないと考えられているのかというのが1点とですね、あと、これはもともと金子札幌市議会議員が問題にしていたかと思うのですけれども、金子氏はほかにもいろいろなアイヌ施策に対する批判というのを繰り広げられていますが、この官製談合の疑いがあるということが今後の札幌市のアイヌ施策に対してどのような影響があるというふうにお考えになられていますでしょうか。

市長

 アイヌ施策、ピリカコタン(札幌市アイヌ文化交流センター)のパンフレット類でありますので、当然、そのことの絡みであるということで、ご理解いただいて結構だというふうに思います。その施策遂行上の問題に起因するというふうな動機として、背景としてあるということも間違いがないだろうと、そういうふうに考えております。

 もちろん、今後のアイヌ施策についてどうなのかということでありますが、運用面でのさまざまな見直しをしなければならない問題はいくつかあるのではないかなと、そういうふうに思いますので、しっかり検討を深めていきたい、こんなふうに思います。

(以上)

 

 この内容については、重複した言葉遣いや、明らかな言い直しがあったものなどを整理した上で作成しています。(作成:札幌市広報課報道係)

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