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更新日:2020年9月4日

十区十色(じゅっく・といろ)白石区編

札幌市は10区に分かれていて、
それぞれの区にはそれぞれの特徴的な自然や独自の歴史があります。

このコーナーでは、それぞれの区の特徴を、自然史の視点から眺めてみようと思います。

白石区編です

白石の「逆川(さかさがわ)」は下流から上流に流れているの?

逆川
菊水元町に今も残る「逆川」(2019年撮影)

「逆川」という名前をもつ川は全国に数多く存在します。

いずれも、多量の雨や雪解け水で水位が上昇するとあふれて逆流する川につけられる名前です。

札幌の場合は、月寒川と望月寒川が合流し、豊平川に注ぐまでの間の川を「逆川」と呼び、豊平川の水位が上昇すると逆流することからその名がつけられました。
現在では両河川とも直線化され、豊平川への流入口も改良されているため、かつてのような逆流はみられなくなりましたが、この一帯が低地で河川が集まりやすい地形になっていたことに由来するものです。

米里付近の逆川平成18年地形図
米里付近の逆川。左:1918年(大正7年) 右:2006年(平成18年)
「札幌東部」(国土地理院)一部、河川と湿地に着色。

赤い矢印で示した部分が、冒頭の写真の逆川です。

豊平川、逆川(月寒川)に挟まれた地域には1890年(明治23年)に9軒の入植者が入り、米のなる里という願いを込め「米里」と命名されました。
現在の米里でも田んぼの名残りや湿地の植物が見られる場所があります。

皆さんの近くの川の名前で不思議な名前、面白い名前の川はありませんか?それには何らかの理由があるはずです。想像を膨らませて考えてみてください。

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