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更新日:2024年2月16日

琴似屯田兵屋で「文化財防火デー消防訓練」を実施

初期消火

琴似神社職員と琴似屯田子孫会による初期消火

ホースを伸ばす消防隊員

西消防署八軒水槽隊によるホース延長

消防団による放水

西消防団琴似分団による放水

琴似屯田子孫会事務局長

琴似屯田子孫会事務局長の永峰さん

文化財防火デーは、昭和24年(1949年)1月26日に、現存する世界最古の木造建造物である法隆寺(奈良県斑鳩町)の金堂が炎上し、壁画が焼損した火災をきっかけに、昭和30年(1955年)に制定され、今年で70回目になります。

文化財防火デーに伴い、西消防署(稲童丸将人(いなどうまる・まさと)署長)は、令和6年(2024年)1月23日火曜日に琴似屯田兵屋(ことにとんでんへいおく、西区琴似1条7丁目、琴似神社境内)で「文化財防火デー消防訓練」を実施しました。

琴似屯田兵屋は明治7年(1874年)に建てられた琴似屯田兵村の兵屋で、現在まで原型を残している数少ない建築物です。昭和38年(1963年)に琴似神社境内に移転され、昭和39年(1964年)に北海道指定有形文化財に指定されました。

この日は、琴似神社の職員が屯田兵屋で火災を発見し、119番通報を実施。神社の参集殿にいた琴似屯田子孫会の方々が消火器を持ってかけつけて初期消火を行った後に、西消防団琴似分団と西消防署が放水を行い消火するという、発見から消火までの一連の流れの訓練が行われました。

訓練終了後、西消防署予防課の阿部司(あべ・つかさ)防火推進係長は「5年ぶりの消防訓練でしたが、火災を発見して大きな声で周囲に知らせること、119番通報、消火器による初期消火、いずれもとても迅速に行われていました。日頃から、貴重なものを守るという高い防火意識がよくわかる訓練でした。」述べました。

琴似屯田子孫会事務局長の永峰貴(ながみね・たかし)さんは「大切なものに万が一のことがあったら大変です。5年ぶりの訓練でしたが、それ以前に毎年訓練に参加して消火方法をしっかり身につけていたのでスムーズにできました。大切なものをみんなで守るというという気持ちが防火にもつながると考えています。」と話されていました。

 

琴似屯田兵屋は夏期間(5月中旬~10月)、外部のみ観覧ができます。(観覧時間:9時00分~16時00分)

 

琴似屯田子孫会のみなさん

琴似屯田兵屋と訓練に参加した琴似屯田子孫会のみなさん

 

 

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