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更新日:2023年1月30日

一次救命処置(1歳以上から大人)

心肺蘇生の手順

安全を確認する

車の往来や、危険物がないか確認します。

車の往来を確認している図

反応を確認する

傷病者の肩を優しくたたきながら、「大丈夫ですか?」などと呼びかけます。
目を開けたり、目的のあるしぐさがなければ、「反応なし」とします。

※新型コロナウイルス感染症流行期
確認や観察の際に、傷病者の顔と救助者の顔があまり近づきすぎないようにしましょう

反応の確認をしている図

119番通報・AEDの手配

大声で応援を呼びます。協力者がいれば、119番通報とAEDの手配を依頼します。
誰もいなければ、あなたが119番通報してください。

大声で応援を読んでいる図

普段通りの呼吸があるかの確認

傷病者の胸とおなかの動きをみて、「普段通りの呼吸」をしているかを10秒以内に確認します。

※新型コロナウイルス感染症流行期
確認や観察の際に、傷病者の顔と救助者の顔があまり近づきすぎないようにしましょう

普段通りの呼吸を確認している図

胸骨圧迫

胸の真ん中にある胸骨の下半分を、重ねた両手で、強く、早く、絶え間なく圧迫します。

※新型コロナウイルス感染症流行期
エアロゾルの飛散を防ぐため、胸骨圧迫を開始する前に、ハンカチやタオルなどがあれば
傷病者の鼻と口にそれをかぶせるようにしましょう

胸骨圧迫部位の図胸骨圧迫をする手の部位の図

肘をまっすぐに伸ばし、手のひらの付け根に体重をかけるのがポイントです。約5cm沈む程度に圧迫します。

肘を曲げずにまっすぐ押している図胸骨圧迫している人を正面からみた図

1分間に100~120回のテンポで絶え間なく圧迫します。

1歳以上の小児は、体格に応じで片手又は両手で、胸の厚さの約3分の1が沈む程度に圧迫します。

乳児に片手で胸骨圧迫をしている図

人工呼吸

※新型コロナウイルス感染症流行期
成人に対しては、救助者が講習を受けて人工呼吸の技術を身につけていて、人工呼吸を行う意思がある場合でも、
人工呼吸は実施せずに胸骨圧迫だけを続けます

傷病者の額に手をあてて、もう一方の手の人差し指と中指の2本をあご先にあてて、頭を後ろにのけぞらせてあご先を上げます。

傷病者の気道確保をしている図

気道を確保したまま、大きく口を開けて、傷病者を胸が上がるのがみてわかる程度の息の量を約1秒かけて吹き込みます。

胸のふくらみを確認しながら人工呼吸をしている図

一旦口を離して、もう一度吹き込みます。

フェイスマスクフェイスシールドを使い人工呼吸をしている図

組み合わせ

救急隊と交代するまで、胸骨圧迫30回・人工呼吸2回の組み合わせを続けましょう。

※新型コロナウイルス感染症流行期
成人に対しては、救助者が講習を受けて人工呼吸の技術を身につけていて、人工呼吸を行う意思がある場合でも、
人工呼吸は実施せずに胸骨圧迫だけを続けます

胸骨圧迫と人工呼吸を交互に行う図

AEDの使用手順

AED本体のふたを開けて、電源ボタンを押します。

AEDの電源を押す図

傷病者の肌を露出させ、右胸の左わき腹に電極パッドを貼り付けます。

傷病者のそばに置かれたAEDの図AEDの電極パッドの図ペースメーカーを避けて貼られた電極パッドの図

AEDの音声メッセージの指示に従い、心電図解析中は胸骨圧迫を中断します。

AED解析中は体から離れるよう指示する図

AEDが電気ショックを必要と判断した場合は、音声メッセージの指示に従い、ショックボタンを押します。
※ショックボタンを押さなくても自動的に電気ショックが行われる機種もあります。

AEDのショックボタンを押す図

電気ショックを行ったあとは、直ちに胸骨圧迫を再開してください。

AEDは2分おきに自動的に心電図解析を行います。救急隊が到着するまで、AEDの電極パッドははがさず、電源もいれたままにします。

AEDを装着しながら胸骨圧迫をしている図胸骨圧迫と人工呼吸の組み合わせの図到着した救急隊の図

心肺蘇生の実施の後

救急隊が到着し、傷病者を引継いだあとは、速やかにせっけんと流水で手と顔を十分に洗います。
傷病者の鼻と口にかぶせたハンカチやタオルなどは、直接触れないようにして廃棄しましょう。

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札幌市消防局警防部救急課

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