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更新日:2026年2月2日

受賞者及び受賞校の功績概要

個人表彰

(1) 札幌市立山鼻中学校 校長 遠山 博雅
 令和6年度からコミュニティ・スクールを導入し、実践発表を通じて家庭や地域とともにある学校づくりの充実・発展に大きく寄与した。学校運営協議会では、子どもや地域の声を聴きながら丁寧に取組を進めており、札幌市における学校運営協議会のモデルケースとしての役割を担っている。
 また、令和6年度札幌市教科用図書選定審議会中学校部会において社会科小委員会委員長を務めるとともに、第57回全国中学校社会科教育研究大会北海道大会においても企画・運営を担うなど、中学校社会科教育の発展に尽力した。
 学校経営においては札幌市学校教育の内容の具現化を積極的に進め、「自律」「他者尊重」「新たな価値の創造」を教育活動を貫く基本軸におき、他律から自律へ向かう生徒、指導から支援へ向かう教職員を育んでいる。

(2) 札幌市立幌南小学校 校長 大宮 健一
 長年に渡り、「健やかな体」育成に向けた先進的な取組を実践してきた。ICTを活用した体力向上に資する授業や子どもの声を反映した体力アップの企画を推進し、自ら積極的に体を動かす子どもを育むなどの成果を上げている。
 令和3年度には国立教育政策研究所の指定を受け「からだ」「こころ」「いのち」「しょく」「かかわり」の五つの柱で一貫したカリキュラムをリードするとともに、定期的な研究大会開催や教育課程編成の手引作成、研究協議会助言等を通じ、札幌市の生活科・総合的な学習の時間の授業改善に尽力している。
 学校運営にあたっては、令和5年度に働き方改革表彰事業において学校として表彰されるなど、校長として学校全体の働き方改革に資する優れた取組を推進し、校内の環境整備に大きく貢献した。

(3) 札幌市立もみじ台中学校 校長 木原 英俊
 旧もみじ台中学校と旧もみじ台南中学校の統合に伴い、もみじ台中学校開校の際の初代校長として着任。生徒会活動の活性化、校務組織の見直し、地域との連携強化を通じて、二つの学校の良さを融合させた新たな学校の創設に尽力した。
 また、小中一貫した教育及びコミュニティ・スクールの推進をリードし、推進校として子どもの声を学校運営に反映させる取組を進め、札幌市全体に実践を発表した。さらに、不登校生徒支援にも力を入れ、関係機関と連携し、子どもたちが安心して過ごせる学校経営を推進している。
 長年にわたり札幌市の美術教育振興にも貢献しており、令和6年には札幌市中学校教育課程編成の手引美術科委員長、札幌市中学校教科用図書選定審議会美術科部会長、札幌市中学校文化連盟会長を務め、美術教育の発展に大きく寄与した。

(4) 札幌市立はまなす幼稚園 教諭 橋本 由貴
 北海道国公立幼稚園・こども園協議会の教育研究部長として、「子どもの未来への架け橋となる幼児教育」というテーマのもと、札幌市だけではなく、北海道の国公立幼稚園・こども園の連携と幼児教育の質の向上に資する研究を推進してきた。
 令和6年度の全国学校体育研究大会山口大会においては、幼児期の健やかな心と体を育む実践及び小学校以降の教育へのつながりについて全国に向けて発信するなど、確かな教育実践が評価されている。
 幼児教育の基本である「遊びを通した総合的な指導」の創意工夫に努めるとともに、同僚職員及び保護者への支援や助言を丁寧に行うなど高い信頼を得ている。また、幼稚園の役割として地域の子育て家庭に対する支援の場をつくり、幼児教育の重要性等を啓発することなどに柔軟かつ積極的に取り組んでいる。

(5) 札幌市立栄町小学校 主幹教諭 近藤 大雅
 長年、理科教育の研究と普及に努め、北海道小学校理科研究会の研究副部長として、「自然との関わりを求め、知がつながる問題解決」の実現のため、各部会の運営や若手の指導に尽力した。また、札幌市教育課程研究協議会の理科部会の発表者、札幌市教育課程編成の手引編集委員、札幌市小学校教科用図書選定審議会委員を務めてきた。
 令和6年度より、札幌市教育研究推進事業の小学校理科部研究部長として、「子どもが『のめり込む』理科学習」を研究主題に掲げ、若手の育成や理科教育の普及に尽力している。
 また、校内においては主幹教諭として常に学校全体を俯瞰する視点に立ち、学校運営の要として活躍している。若手教諭への指導・助言や丁寧な保護者対応から、同僚教員からの信頼も厚い。

(6) 札幌市立真駒内桜山小学校 教諭 後藤 卓
 これまで、数多くの授業を公開して自身の先進的な実践を発信するとともに、令和7年度全日本中学校国語教育研究協議会北海道大会並びに北海道国語教育研究大会札幌大会においては大会運営の中核を担うなど、小学校国語科教育の推進に尽力してきた。
 また、札幌市教育課程編成の手引作成委員、札幌市教科用図書選定審議会委員等を歴任するとともに、複数の学校の授業協力者を務めるなど、札幌市の国語科教育の発展に寄与してきた。
 前任校では研究部長として高い専門性とリーダーシップを発揮し、研究活動の推進に多大な貢献をした。現任校においても子どもの声を聴くことを大切にした学級経営や教育実践を通して自校の授業研究を支えるとともに、若手教諭からの意見や相談にも真摯に向き合い、後進の育成にも励んでいる。

(7) 札幌市立栄南中学校 教諭 競 啓太
 授業実践において、生徒の思考や悩みが含まれる「つぶやき」を授業に反映させ、生徒がより主体的に課題解決に向かう授業の在り方を考えるツールとしてICT機器活用の可能性を追究するとともに、積極的な学習会等の企画・運営等を通して、本市はもとより、北海道の算数・数学教育の充実・発展に寄与している。
 校内では学年主任、教務主任として学校運営を支え、特に小中一貫した教育の推進においては実務担当者として小学校との連携の中核を担い、「小中合同研修会」の企画・運営においても中心の一人として活躍している。また、パートナー校全ての教員がグランドデザインの趣旨についての理解を深めるような働きかけも行っている。
 部活動においても熱心かつ丁寧な指導を通して功績を残しているほか、生徒・保護者との関係づくりや校内における若手教員の指導にも尽力しており、信頼される学校づくりを推進する上で多大な貢献をしている。

(8) 市立札幌藻岩高等学校 教諭 長井 翔
 グラデュエーション・ポリシー「MOIWA5Bs」の策定を含む教育理念の再構築において中心的役割を果たし、「総合的な探究の時間」の制度設計、校務運営の刷新、単位制の導入と実践等の取組を通して、学校運営の基盤づくりを推進した。教育の継続性と発展性を見据えた構想力と実行力は、他校にとっても先進的なモデルとなり、全国からの多数の視察の受け入れに結び付いている。
 また、自校の活動のみならず、市立高校学校間連携指定事業「まなびまくり社」の立ち上げから関わり、学校・地域・行政・大学が連携する学びのネットワークづくりに貢献しており、全市立高校・中等教育学校からの計50名を超える生徒の活動を実現している。
 市立高等学校進路学習推進委員会主催の「進路探究セミナー」ではプロデューサーを務め、参集型開催の刷新を主導している。「つながり」や「冒険の一歩」をテーマとした参加型・対話型プログラムを設計し、高校生活と進路探究の意義を体感できる構成とすることで、多くの高校1年生にとって挑戦への後押しとなるきっかけを生み出している。

(9) 市立札幌開成中等教育学校 常勤講師 ベルショー トーマス ジェシー
 所属校において、ディプロマ・プログラムの導入に向けた英語で教科の学びを進める仕組みづくりに尽力し、国際バカロレア機構からの評価訪問における評価への貢献を果たした。また、熊本県教育委員会や熊本県八代高等学校、大阪教育大学附属池田中学校等における国際バカロレアに関連した研修講師としても高い評価を得ており、文部科学省主催の国際バカロレア地域セミナーではパネラーとして参加するなど、全国的な国際バカロレアの普及に尽力している。
 海外でのワークショップにもワークショップリーダーとして参加しており、国内外を問わず、国際バカロレア教育プログラム推進のために活躍している一方で、校内研修のあり方を整理し、教職員が学び合いながら学校の特色を維持するとともに、生徒たちが将来にわたって学ぶ力を育成できる環境を整備するなどの多大な貢献をしている。

(10) 市立札幌豊明高等支援学校 教諭 田村 晶子
 知的障がい教育の研究において中心的な役割を担い、令和6年度札幌市教育課程研究協議会では特別支援学校における課題探究的な学習の実践を発表するなど、本市における子ども主体の学びを実現するために尽力している。
 また、令和6年度及び令和7年度研究開発事業「いじめの防止等に向けた取組の推進」委員として、「いじめる側や傍観者の心理」などをテーマに研究を進め、特別支援教育の視点を盛り込んだ教育プログラムの作成にも尽力した。
 企画推進力に優れ、校内ではイノベーション推進担当として教育課程の見直しや百合が原公園整備運営事業(Park-PFI)との連携等の企画に携わった。新たな業務にも責任感をもって積極的に参画するなど人間性に優れており、同僚教員からの信頼も厚い。

(11) 札幌市立発寒小学校養護教諭 田村 由奈
 児童生徒等が自ら適切に健康課題に対応できる力を育むための「心と体の健康教育」の実践を行い、栄養教諭と協力しながら「はつらつタイム」を実施したほか、各教科等における指導や日常生活における指導等を関連付けながら、児童の実態に合った健康教育を計画・実践している。また、新規採用養護教諭研修の講師として具体的な執務に関する研修を行うなど、若手の育成にも尽力している。
 札幌市養護教員会でも積極的に研究を推進し、全市の養護教諭の資質向上に貢献している。札幌市研究開発事業「健やかな体の育成に係る食に関する指導の推進における実践研究」の委員として、小学校養護教諭の立場から札幌市の食育モデルカリキュラムの作成にも大きく貢献した。
 校内では、特別支援教育コーディネーターとして教員間での情報共有を図りながら児童支援にあたり、児童一人一人に丁寧に寄り添う体制づくりに尽くしている。

(12) 札幌市立西岡北中学校栄養教諭 菅原 亜沙美
 栄養教諭の専門性を生かした多様な実践に取り組み、道徳や保健体育科などの教科での実践を積極的に行っている。新採用栄養教諭研修や専門研修において研修講師として自身の取組を発表し、受講者の資質向上に尽力するほか、札幌市研究開発事業「健やかな体の育成に係る食に関する指導の推進における実践研究」の委員としても貢献している。
 栄養教諭からの視点で生徒の食に関わる実態把握に努めるとともに、食に関する健康課題の解決に向けた実践を積み重ねており、成果の発信を通して食に関する指導の可能性を広げ、栄養教諭等による直接指導機会の増加に貢献した。明るく前向きな人柄で、給食時間や教科における積極的な指導に努めるほか、関連校での特別支援学級の指導にも挑戦しながら、食育の推進に努めている。

学校表彰

(1) 札幌市立あやめ野中学校
 不登校、学びの困難さ等の多様な困りを抱える生徒の状況改善等に資する支援を行うためサポートルームを新設し、教職員や相談支援パートナー等のボランティアの目の行き届いた状況で生徒が活用したい内容に沿って部屋を選べるよう配慮した取組を展開している。また、生徒自身が必要なときに安心して活用できる場所として認識できるよう、サポートルームのリーフレットを全家庭に周知する等の工夫を行っている。
 週1回の校内生徒委員会(通称:水1の会)を実施し、学習や発達に困りのある生徒、不登校傾向の生徒、いじめの認知、経過観察等について、学校全体ですべての子どもを見守る体制づくりを構築している。校長、教頭、各学年主任、特別支援教育コーディネーター、生徒指導主事、養護教諭、SC、相談支援パートナー等が参加し、それぞれが把握している生徒一人一人の状態を共有し、適切な支援を継続的に検討できる場として機能させている。
 さらに、インクルーシブ教育を推進するため、令和6年度より通常の学級5教科8人の教諭が特別支援学級の授業を担当し、特別支援学級2人の教諭が通常の学級の2教科の授業を持ち合う指導体制づくりなどを実施している。このような取組を通して、様々な悩みや困りを抱える生徒が安心して学校生活を送ることや、学校とのつながりをつくることができるよう、環境整備及び、職員の生徒理解の深化を図り、生徒一人一人に応じた適切で温かい対応ができる校内体制の充実へとつなげている。

(2) 札幌市立義務教育学校福移学園
 市内初の義務教育学校として設置され、令和5年度~令和7年度の3年間に渡り、小中一貫した教育を推進してきた。義務教育学校で実践した取組事例を全市の学校へ積極的に普及・啓発を図ることで、札幌市における小中一貫した教育の更なる推進につながっている。また、他の新しい義務教育学校に対して指導的な役割を果たしていることも大きな功績である。
 自然を愛し、互いに認め合い、未来を切り拓く児童生徒の育成を目指し、課題探究的な学習や人間関係づくりの活動に尽力してきたことで、個人差に配慮した指導や学習形態の工夫により、発達の段階に応じて論理的で相手を意識した発信する力の醸成に大きな成果をあげた。人間関係づくりでは、安心して自分を表現できる人間関係をつくるため、計画的・継続的にプログラムを実施することを通して、「学び合い」を生む基礎・土台を築くことに大きな成果をあげた。
 複数教員による子どもへの多面的な関わりや、きめ細やかな指導の充実、専門性を踏まえた専科指導を全学年で実施、セカンドステップの6年生~9年生は2人学級担任制を導入する等、校内における組織体制を整えることで、児童生徒の成長を支えており、保護者からも安心して学校に通うことができると高く評価されている。

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