文字サイズ
縮小
標準
拡大

色合いの変更

お探しの情報は何ですか。

  • Foreign language
  • 音声読み上げ
  • 館内・病棟のご案内
  • 交通アクセス

ここから本文です。

更新日:2019年9月10日

助産師教育

 市立札幌病院は、「総合周産期母子医療センターの助産師として、高度な周産期医療に対応できる力を身につけ、対象となる母子への医療・看護を提供する」ことのできる人材の育成を目指しています。新人助産師が安全・安楽な助産ケアが提供できる知識・技術・態度を習得し、倫理的感応力を高め、対象の意思決定支援ができるよう育成計画をたてています。

1. 市立札幌病院助産師クリニカルラダーに基づいた助産師教育計画

 社会が求める助産師を育成するため、助産師教育委員会を設置し、助産師クリニカルラダーに基づくキャリア開発支援を行っています。具体的には、新採用助産師研修、「アドバンス助産師」申請の支援などの取り組みです。

1) 配属から助産師クリニカルラダービギナー取得まで

 1年目は「指導のもと、看護手順、マニュアルに沿って安全に助産ケアが実践できる」を到達目標にしています。主に、ローリスク妊産褥婦の担当しながら年度末には助産師クリニカルラダービギナーを習得できるよう取り組んでいます。また集合教育としては、新採用助産師研修は全7回あり、実践に活用できるようグループワークやシミュレーションを取り入れた参加型研修となっています。また、地域の助産師育成に貢献するため、すべて公開しています。

2) 助産師:クリニカルラダービギナー取得後

 ビギナー取得後は「ローリスクの分娩介助を自立して実践できる」「ハイリスク妊産褥婦へ個別性のある助産過程を展開できる」「妊産褥婦・家族の価値を尊重する重要性を理解し行動できる」を到達目標としています。新たに外来保健指導や早産分娩介助、母体搬送の受け入れ、プライマリーナースとしてハイリスク妊産褥婦への支援を実践できるよう取り組み、助産師クリニカルラダーⅠの取得を目指します。

3) 助産師クリニカルラダーⅠ取得後

 プライマリーナースの役割発揮や係り活動を通し、自律的に助産ケアを実践できるクリニカルラダーレベルⅡを目指します。そして、助産師クリニカルラダーレベルⅡ取得後、NICUへ異動の計画を立てます。
 NICU異動後は「ハイリスク新生児の基本的な助産ケアが実践できる」を到達目標とし、ハイリスク新生児とその家族への支援を実践できるよう取り組みます。

2. 新採用助産師研修

令和元年度 研修内容 所要時間

第1回

6月5日(水曜日)

胎児心拍数モニタリングの判読

1.5時間

第2回

7月24日(木曜日)

切迫早産妊婦のケア

1時間

第3回

8月30日(金曜日)

産後の母子のケア

1時間

第4回

10月18日(金曜日)

母乳育児支援

1時間

第5回

11月29日(金曜日)

分娩期の助産ケア

4時間

第6回

12月20日(金曜日)

新生児の蘇生

2時間

第7回

1月17日(金曜日)

妊婦健康診査と妊娠期の保健指導

1時間

1) 令和元年度 第1回 胎児心拍数モニタリングの判読研修

<内容>

医師からの講義と実際の分娩期モニター波形を用いて、グループワークを実施しました。

<研修の学び>

  • 演習時間が十分にあり自達の考えをまとめることができた
  • モニターの判読だけではなく患者の背景も大切であるとわかった
  • グループワークを行ったことで、いろいろな意見が聞け自分では気づけなかったことにも気づくことができた また、より具体的に考えることもでき実践に活かすことができると感じた

2) 令和元年度 第2回 切迫早産妊婦のケア研修

<内容>

医師からの講義と、切迫早産妊婦への日常生活支援に必要な情報とアセスメントについてグループワークを実施しました。

<研修の学び>

  • 切迫早産への助産ケア、病態、治療に関する今後の動向についても知ることができた
  • 切迫早産の病態生理、検査、治療、看護ケアなどわかりやすく、臨床の場で今回の研修内容を活かしていきたいと思った
  • グループワークを通して、病態を捉え必要なケアを考えることができた
  • 病理的な部分と実際の臨床の場面をグループワークを通して学ぶことができ、臨床に活かしていきたいと思った

昨年度の新採用助産師研修を受けて

助産師2年目
助産師2年目

 

 

 新採用助産師研修を受講し講義や演習から助産ケアの基本を学びました。グループワークやシミュレーションも多く、自ら考え発信したり、実践することで自分自身の不足している考えが明確になり、学びが深まりました。
 2年目は、ハイリスク患者の受け持ちやプライマリーナースとしての活動も多くなるため、研修の学びから個別性のある助産ケアにつなげられるようにしていきたいです。

 

 

 

 1年間お疲れ様でした。
 患者さんに関わっている様子を見て、研修での学びが実践に活かされていることがよくわかります。
 知識・技術を習得できる機会だけではなく、課題を明確にできる糧となったことはとても良かったと思います。今後も一緒にがんばりましょう。

フレッシュパートナー
フレッシュパートナー

 

 

助産師2年目
助産師2年目

 1年間を通じて各領域の講義があり、自分の不足して  いる部分が明確になり知識を再獲得できました。
 特に切迫早産妊婦のケアでは子宮収縮増強時の対応など、自分のアセスメントに自信がない部分の考え方を 知り大きな学びとなりました。また、それぞれの領域のグループワークやロールプレイングがあり、同期と意見 交換が出来たり、自分の不足している部分に気づく事ができて良かったです。
 各領域で再獲得した知識を活かし、病態やケアの根拠を明確にしながら日々の看護をしていきます。

 

 1年間お疲れ様でした。
 実際に現場で出会う妊産褥婦、新生児を通して病態、症状と照らし合わせて講義を聞くことで大きな学びにつながったのではないかと思います。
 また他病院との新人助産師との交流もあり、共通の悩みや不安も共有できリフレッシュの場にもなっていたのではないでしょうか。
 この1年間の助産師育成の学びを忘れずに、今後も妊産褥婦に寄り添ったケアを一緒に行っていきましょう。

フレッシュパートナー
フレッシュパートナー