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更新日:2024年1月27日

シロテテナガザル

シロテテナガザル

*サル目
PRIMATES
*テナガザル科

Hylobatidae
*英名
Lar Gibbon
*学名
Hylobates lar

分布 中国南西部、インドネシア(スマトラ島北西部)、カンボジア、タイ、ベトナム、マレーシア(マレー半島)、ミャンマー東部の熱帯雨林に生息しています。
特徴

手足の先端、顔の周囲が白く、そのほかの部分の体毛は、生息域や個体により多岐にわたります。

体長は50~60cm前後、体重は5~6kg程度で地上に降りることは滅多になく、長い腕を使い木の枝から枝へ渡る「ブラキエーション」で移動をします。

跳躍力にも優れていて、ひと跳びで幅10m程も跳ぶことができると言われており、危険が迫ると、大きな叫び声をあげて仲間に知らせます。

朝夕にもかなり大きな声で鳴きますが、これは示威行動のひとつで群れのテリトリーを主張していると考えられています。

一夫一妻のつがいを形成し、このペア関係は生涯持続し、1組の夫婦とその子どもたちからなる家族単位の群れで生活をします。

子どもはおよそ8年で性成熟します。

食性 主に果実や若葉、花、茎等のほか、昆虫や鳥の卵等
寿命 野生下:約25年 飼育下:約30~40年
減少の理由 食糧として狩猟されたり、子どもをペットとして捕えるために親が殺されたりするほか、プランテーションや畑、人間の居住地創設のために、東南アジアでは森林伐採が猛スピードで進んでいます。
国立公園や自然保護区も存在しますが、監視が行き届いていないのが現状です。
その他 レッドリスト:EN(IUCN2008) CITES:付属書Ⅰ

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