更新日：2023年1月16日

令和4年度第1回市長とじっくりトーク概要

令和4年9月22日に、札幌市立の高等学校、中等教育学校の生徒8人に札幌市役所本庁舎市長会議室にお集まりいただき、日頃の地域での活動のことや、札幌をより良くするアイデアなどについて秋元市長と語り合っていただきました。

　     

地域での活動の状況や考えたことなど

対話者の皆さんが取り組んでいる高齢者の生活支援、さまざまな募金活動、署名活動、地域の町内会への協力、清掃のボランティア、児童会館での読み聞かせ、施設運営の補助、クラウドファンディングを活用した取り組みなどの状況について教えていただきました。

【それらの活動から考えたことなど】

• 普段関わらない人たちとつながることで、自分が知らなかった考えや知識などを得られる機会になっている。
• 募金をしてくれる人が少なく、寂しく感じた面もあった。もっと課題に対しての意識を持ってもらえるように工夫して活動ができたらよかった。
• 地域イベントへのスタッフとしての参加は、ハードルが高いと思っていたが、地域のみなさんが歓迎してくれたので驚いた。これからも積極的に参加したい。
• コロナで活動が制限されてしまったが、地域の人と会話をすることで、自分も地域の一員であると感じることができた。もっと多くの人に活動してほしいと思う。
• 自分たちで考え、主体的に活動することで、自分の将来についてしっかり考えることができた。人と人とのつながりがとても大切。
• いろいろな活動を行う際には、具体的なイメージを持っていることで支援に対して前向きになれると思う。現地で実際に経験した人の話を聞く機会は重要。など
  
      
      

SDGsへの関心 札幌市をより良くするために

• 数十年単位の長い期間で考えて、暮らしやすいまちを意識して開発することで「住み続けられるまちづくり」が進められると思う。
• 災害時にも強いまちづくりを進めることで安心して生活ができる。
• 地域全体で子どもたちを見守っていくことができれば、自分が子どもを持っても地域の人が見守ってくれるという安心感につながり、少子化対策にもなるのではと思う。また、地域の方々の活力にもなる。
• SDGsという言葉を使えばいいという社会の雰囲気を感じることがある。特定の問題にフォーカスした具体的な取り組みを行っていくことが重要。
• いろいろな環境問題について、具体的にどういう影響が出ているのかは知る機会が少ない。そういった機会をしっかりと設けて、考えていくことが大切だと思う。
• 交通ルールやマナーは、あまり周知されていないと思うことがある。もっと知ってもらうような仕組みや機会を設けることが必要。
• 自分が体験して、国際交流事業が若者に与える影響は大きいと感じた。新たな姉妹都市提携などで、国際的な交流がより盛んになれば良い。
• 病気の方や障がいのある方へ偏見を持っている人もいる。理解が得られるようにそれぞれが十分な知識を習得していく必要があり、そのような機会が大切。
• 発展途上国の現状などを知る機会があり、今の自分の暮らしの当たり前が当たり前ではないのだと学んだ。これからも、募金活動など、自分にできることに取り組みたい。など
  
    

秋元市長から

• 本日は、皆さんの大変貴重な時間をいただき、ありがとうございます。皆さんの日頃考えていることや意見、いろいろな活動についてよく分かりました。
• さまざまな角度から幅広く物事を見てくれているし、今、自分には何ができるかということを一生懸命考えながら行動してくれていて、とても頼もしくて、札幌の未来は明るいなと感じました。これからも、ぜひ友達や仲間を大事にして、学校を卒業した後もいろいろなところでコミュニケーションが取れるようになってほしいと思います。
• また、今自分たちが置かれている環境、例えば、海外の人たちと比べたときに自分たちはどういう状況に置かれているのかなどを考えて、ぜひ、世界に目を向けていってほしいなと思います。
• そのうえで、これからもぜひ札幌のまちを愛してもらって、札幌のまちのために頑張ってくれるとうれしいです。今日は、本当にありがとうございました。