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令和元年8月23日に、札幌市内の認可保育所で働く保育士さん9人に札幌市役所本庁舎市長会議室にお集まりいただき、子育て事情の変化、保育士の勤務環境で改善を望むことなど札幌の保育について市長と語り合っていただきました。
延長保育、長時間保育が増えており、働いている保育士よりも長い時間を保育園で過ごすお子さんが増えていて、小さいお子さんにとってみれば、家にいる時間よりもはるかに長い時間を園で過ごすのは大変だなと思うこともあります。
| 札幌市で新規に実施する取組 | ||||
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| 保育支援者配置補助 | 清掃業務や遊具の消毒、給食の配膳、寝具の用意や片付けなどの保育に係る周辺業務へ保育支援者を配置する費用の一部を補助することで、保育士の負担を軽減する。 | |||
| 保育人材確保に向けた一時金給付 | 保育士として一定の期間を勤続した方に一時金を給付(勤続3年、6年、9年の方に10万円)することにより、保育士資格の新規取得者の確保、保育士の離職防止、潜在保育士の復職促進を図る。 | |||
| 潜在保育士短時間就労支援補助 |
朝・夕などに短時間でパートタイム保育士配置に要する費用の一部の補助を行うことで、常勤保育士の負担を軽減するとともに潜在保育士の就労を支援する。 |
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保育人材イメージアップ |
進路や職業について考え始める中・高校生やその保護者、関係者等を対象に、保育士のやりがいや職業としての魅力をPRする働きかけを行うことで、保育士を目指す人材を育てていくとともに、長期的な保育士確保につなげる。 | |||

本日は現場で活躍する皆さまのお話を聞くことができて大変勉強になりました。
子育て中の市民からは休日保育を増やして欲しいという声や、保育時間を延長してほしいという声もありますが、そこで働く保育士の方々の子どもは誰が見るのかという問題もありますね。
今、働き方改革について言われていますが、労働時間を短くし、朝7時から夜7時ではなくて、朝8時から夜6時でお子さんを十分に預けられ、お迎えにも来られるような状況を作っていかないと、なかなか上手くいかないのだろうと思います。
北海道は女性の働く環境も整っていないところがあります。例えば、出産したら仕事をやめざるを得ず、復帰は難しいということもあるでしょうし、育児休暇や短時間勤務など、会社の制度がうまく整っていないということもあるでしょう。女性も男性も含め、長時間労働を是正していく環境をつくるなど、トータルで見ていかないといけないと考えています。
また、各家庭をフォローするために保育所と区の保健センターなど、いろいろなところが連携し、問題になりそうな家庭をフォローしていく体制を社会で作っていく必要性を感じています。
保育所に関しては、保育定員の話や人材確保のことが大きな課題として上がってきますが、それらを解決するにも、色々な要因が関係していることを改めて感じました。
これからも皆様と一緒に、子育てしやすい環境づくりや働きやすい環境づくりに取り組んでまいります。
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