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毎年1月26日は「文化財防火デー」です。
文化財防火デーは、法隆寺(奈良県斑鳩(いかるが)町)金堂の壁画が昭和24年1月26日に発生した火災により消失したことを契機として制定されたものであり、今年で71回を迎えます。
この文化財防火デーに伴い、令和7年(2024年)1月23日(水曜日)に琴似神社(西区琴似1条7丁目)境内に所在する琴似屯田兵屋(ことにとんでんへいおく)で「文化財防火デー消防訓練」を実施しました。
琴似屯田兵屋は明治7年(1874年)に建てられた琴似屯田兵村の兵屋で、現在まで原型を残している数少ない建築物です。昭和38年(1963年)に琴似神社境内に移転され、昭和39年(1964年)に北海道指定有形文化財に指定されました。
この日は、琴似神社の職員が屯田兵屋で火災を発見し、119番通報を実施。神社の参集殿にいた琴似屯田子孫会の方々が消火器を持ってかけつけて初期消火を行った後に、西消防団琴似分団と西消防署が放水を行い消火するという、発見から消火までの一連の流れの訓練が行われました。
訓練に参加された方々は、万が一の火災発生に備え、迅速的確に緊張感をもって訓練に取り組みました。
文化財は古い木造建物が多く、一度火災が発生しますと、甚大な被害の発生が予想されます。
過去の文化財での火災を見ますと、令和元年に発生した沖縄県首里城の火災は、鎮火まで約11時間を要し、そのほとんどが消失してしまいました。
市民の皆様におかれましては、火の取扱いには十分注意していただき、火災の未然防止に努めていただきますよう、ご協力よろしくお願いします。
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