西陵中学校の生徒が西消防署を職場体験

令和７年11月13日（木曜日）、札幌市立西陵中学校2年生の生徒5名が西消防署の職場体験に訪れました。 庁舎見学後、救助隊員から救助車両の仕組みと資機材の説明を受けました。生徒たちは、約120種類ある資機材の中から、はしご、エンジンカッター、チェーンソーなど、様々な救助器具の特長を興味深く聞いていました。続いて、水槽隊員から水槽車の仕組みについて説明を受けました。2,000リットルの水を積載していること、消火栓や防火水槽から吸管を使って水を吸い上げる仕組み、ホースに送水・止水を行う放水口の役割などを知り、「一台で何役もこなす構造の工夫」に大変感心していました。消防隊員が炎や煙から身を守るために着用する防火衣や、防火帽、鉄板入りの長靴、空気呼吸器などの約20kgにもなる装備品を実際に着装する体験も行いました。生徒たちはその重さや動きづらさに大変驚き、装備したまま行う放水体験では、ホースから出る水の水圧にのけぞりそうになるのを必死に堪えていました。その後、実際の火災現場で使用する長さ20mの消防ホースを巻く体験に挑戦しました。初めてのホース巻きに苦戦しながらも、生徒たちは真剣に取り組み、普段体験できない充実した時間を過ごすことができた様子でした。今回の職場体験を通じて、参加した生徒の皆さんが消防の仕事に興味を持ち、将来の進路を考える一つの目標となるきっかけとなることを期待します。