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令和7年11月25日(火)、発寒小学校で、小学3年生75名を対象とした教えてファイヤーマンが開催されました。これは、児童たちが消防の仕事の重要性を理解し、火災・災害時に自らの命を守るための具体的な知識とスキルを身につけることを目的としたものです。教えてファイヤーマンの授業は、消防の仕事についての説明からスタートしました。続いて災害時の避難場所についての説明が行われました。地域の生徒が目指すべき避難場所や避難する際の注意点を確認しました。また、事前に家族と避難場所や連絡方法について話し合うことの重要性が改めて伝えられました。次に「もしも」の時に命綱となる119番通報の正しい手順についても学びました。特に、「火事ですか?救急ですか?」という質問に落ち着いて答えること、そして正確な場所を伝えることの重要性が強調され、代表の児童が模擬通報を体験しました。その後、消防隊員が災害現場で使用する資機材の説明と展示が行われました。子どもたちは、防火衣や防火帽、面体、空気呼吸器、ホースなどに興味津々で触れ、その重さや仕組みを肌で感じることができました。この日のハイライトの一つは、煙の中からの避難体験でした。無害な煙を充満させた教室の中に入り、視界が遮られる状況を体験しました。子どもたちは教わった通り、低い姿勢で壁を伝いながら出口を探す練習を真剣に行い、「煙の中は何も見えなくて怖かったけど、低い姿勢なら進めた」と、貴重な教訓を得ました。参加した児童からは、「煙避難体験は怖かったけど、避難の方法がわかって良かった」といった感想が聞かれ、命を守る意識が大きく高まった様子でした。

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