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更新日:2022年12月22日

その他の応急手当(病気)

気管支喘息発作

気管支喘息は、空気の通り道である気管支に、慢性的な炎症が起こる疾患です。炎症がひどくなり発作が起きると、気管支が狭くなって空気の出入りが不十分になります。

気管支喘息の持病のある方は、「気管支拡張薬」という吸入薬を持っている場合があります。傷病者の求めに応じて口からの吸入を手助けしましょう。

喘息発作がひどいときには命にかかわることがあるので、直ちに119番通報してください。

アナフィラキシー

アナフィラキシーとは、食べ物や薬、ハチ毒などが原因で、皮ふや呼吸器、消化器など全身に症状が現れるアレルギー反応の総称です。

アナフィラキシーのある人の中には、緊急の治療薬(アドレナリンの自己注射器)をもっている場合があります。
児童や生徒がアナフィラキシーになり、命の危険がある場合には、教職員や保育所の職員が本人に代わって自己注射器を打つことが認められています。

急激に症状が悪化する場合があるので、蕁麻疹や鼻水、呼吸困難などの症状が現れたときは、直ちに119番通報してください。

低血糖

糖尿病の持病のある方は、血糖値を下げる薬を使っている場合があり、血糖値が下がりすぎ、冷や汗をかいたり、指先がふるえるなどの症状がでます。

飲食が可能な状態であれば、ブドウ糖タブレット(又は角砂糖や甘いジュースなど)を摂取させます。

意識がはっきりしない、会話ができないなどの症状が出た場合は、119番通報してください。

けいれん

けいれんは、脳疾患だけでなく、発熱や薬物、アルコールなど様々な原因で発生します。
多くの場合は数秒~数分間で治まります。

けいれん中は、傷病者の手足が大きく動くことがあるので、周囲にある椅子やテーブルなどは移動します。
体を無理に押さえつけることはしません。骨折などのけがをする危険があります。

多くの場合、舌を大きく噛むことはないとされるので、口の中に手や物を入れることはしません。

けいれんがすぐに治まらない場合には、119番通報してください。

失神

失神は、脳に流れる血液が一時的に減ってしまうことで起きる意識の消失です。

立った状態で失神するとけがをするおそれがあるので、すぐにしゃがんだり、横になりましょう。

失神や、失神しそうな感じが治まらない場合は、119番通報してください。

熱中症

熱中症は、体温の上昇と調節機能のバランスが崩れて起こる疾患です。
熱中症は予防することができます。
涼しい環境に移動させ、体を冷やします。
飲食可能な状態であれば、水分、塩分、糖分をとらせます。

うちわであおぎ体を冷やしている図

意識がはっきりしない、意味不明な言動があるなどの症状がある場合は、直ちに119番通報してください。

低体温症

低体温症は、環境要因などによる体温の低下と調整機能のバランスが崩れておこる疾患です。
暖かい環境に移動し、衣服が濡れているときは脱がせて、乾いた衣服や毛布を体を覆います。

意識がはっきりしない、極端に体温が低い場合は、直ちに119番通報してください。

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