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<ナレーション>
ダンボールを使用した容器で生ごみを堆肥にする方法は屋内で気軽にできるため冬でも生ごみを処理することができます。他の堆肥化の方法と比べてあまり費用をかけずに行うことができます。
身近にあるダンボールを使い台所やベランダで行うことができるため、マンションなどに住んでいる場合でも、気軽に始めることができます。
それではダンボールによる堆肥化の方法を見てみましょう。
まず容器用のダンボール箱と容器のふたや底を補強するために使用する同じ程度の大きさのダンボール箱を2つ用意しましょう。
次に生ごみを分解するための基材、ピートモスともみがらくん炭を用意します。
どちらも園芸店やホームセンターなどで購入することができます。
そして、容器作成時に使用するガムテープや容器の設置時に使用する木片、またはラップの芯、角材などを準備しましょう。
生ごみや基材をかき混ぜるために使うシャベルや木ヘラ、ゴム手袋を準備してください。
続いて、用意したダンボール箱で容器を作ります。
ダンボール箱の上ぶたを立てガムテープで四隅を固定して容器の底を深くします。このとき、ダンボール箱に隙間があればテープでふさいでください。
そして容器の底を別のダンボールを使って補強します。底を二重にすることで丈夫で長持ちするようになります。二重にした底の隙間はガムテープでとめましょう。最後に容器のふたを作ります。
容器を作り終えたら容器の中にピートモスともみがらくん炭を入れます。
入れる量はピートモスともみがらくん炭を1:1の割合で容器の深さの半分程度入れます。その後、よくかき混ぜてください。
基材を入れ終えたら容器を置く場所を決めます。
室温が15℃以上の場所に容器を設置してください。もし10℃以下の場所に設置をすると、投入した生ごみの分解がされにくくなりますので、注意してください。
容器のダンボールからは分解を行う際に多量の水分が発生します。容器の周りの通気性を良くしておきましょう。通気性を良くするため、木片、またはラップの芯、角材などを下に敷き、床から5cm程度浮かせてください。
これで容器は完成です。
容器が完成したら生ごみを入れます。投入する生ごみはなるべく新しいうちに細かく切ってから入れてください。
生ごみを入れたら、木べらやシャベルなどでよくかき混ぜてください。かき混ぜ終わったら、容器の隙間からハエなどの虫が入らないように、しっかりふたを閉めましょう。2週間ほどたつと微生物の活動が活発になり温度が上がってきます。
最初のうちは米ぬかをひと握り程度入れると、生ごみの分解が早く始まりやすくなります。
毎日の管理は1日に1度、もしくは生ごみを入れるたびに容器内をよくかき混ぜて中に空気を取り入れてください。
生ごみを投入しない場合も1日に1度、必ずかき混ぜるように注意してください。初めて生ごみを入れてから2~3週間で温度が30℃まで上昇します。分解の状況を観察するために、温度計で基材の温度管理をすることがおすすめです。
3ヵ月くらい続けたら、生ごみを入れるのをやめ、1~2週間、容器内を時々かき混ぜてください。
その後、土と混ぜて更に1~2ヵ月置きます。これで堆肥が出来上がります。
ここで、ダンボール容器による堆肥作りの注意点を紹介します。
容器は室温15℃以上のところへ設置しましょう。室温が10℃以下では微生物の活動が低下して、生ごみの分解がされにくくなります。
生ごみはできるだけ細かく切り、なるべく新しいものを入れましょう。古くなった生ごみを入れてしまうと、悪臭が発生する原因になります。
容器内を十分にかき混ぜないと、悪臭や虫などが発生する場合がありますので、適度にかき混ぜてください。万一、悪臭がひどいときや虫が発生した場合は中止して、土の中に入れてください。
冬にベランダで行う場合は保温の工夫が必要です。ダンボールを毛布や木箱などで覆い、中の温度を保ってください。
ダンボール箱による堆肥作りは手軽に室内で行うことができます。生ごみを生かして自家製堆肥を作り、ガーデニングや菜園などで楽しんでください。
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