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「THINK&TALK 〜多文化共生のまち さっぽろ〜」とは、外国籍市民の社会参画の新たな形として、外国籍市民の方に集まっていただき、各会テーマを設けて意見交換などを行う事業です。外国籍市民が生活上の課題やニーズ、市の取組等について意見を表明する機会を設け、多様な意見や視点を、本市の多文化共生施策に活かすことを目的としています。
今回のテーマは、多様な文化や習慣を持つ人々が地下鉄を利用する中で、案内表示の受け止め方や習慣の違い等により生じる理解の行き違いを解消し、誰もが快適に利用できる地下鉄の実現につなげることを目的に設定しました。
今回、地下鉄を利用する外国籍市民の皆さんの中から、複数の国・地域出身の7名の方にご参加いただき、大通駅でのフィールドワークを行いました。その後、交通局職員と意見交換を行い、地下鉄を気持ちよく利用するための具体的な工夫やアイデアについて話し合いました。
| 日時 | 令和7年9月27日(土曜日)13時00分~17時00分 |
| 会場 | 地下鉄大通駅及び大通駅構内会議室 |
| プログラム |
・地下鉄の課題や取り組みの説明 ・大通駅構内のフィールドワーク ・交通局職員との意見交換 |
外国籍市民7名
意見交換に先立ち、参加者7名と交通局職員が3つのチームに分かれ、大通駅構内でフィールドワークを行いました。フィールドワークでは、駅構内の案内表示を手がかりにしながら、各線ホームや地上の出口等の目的地までたどり着けるかを確認しました。その中で、案内表示の伝わり方や移動の際に迷いやすいポイント等に気づき、意見交換につながる学びを深めました。


意見交換では、大通駅でのフィールドワークで感じたことや、地下鉄の制度や利用ルールについて意見を交わしました。参加者の皆さんからは、「『化粧室』『トイレ』等、同じ場所を指す表現が複数ある」「目的地へ向かう途中で、必要な案内が途切れてしまう」等、駅の分かりやすさに関する具体的なご意見をいただきました。また、専用席や安心車両等のルールについては、文字情報だけでなく、イラストや動画等視覚的なツールを活用することが有効である、という提案もありました。


この度の「THINK & TALK ~多文化共生のまち さっぽろ~」では、参加いただいた外国籍市民の皆さんに、地下鉄の制度や利用ルールについて理解を深めていただくとともに、札幌市交通局にとっても、さまざまな立場の利用者の視点から率直なご意見を直接伺うことができる、貴重な機会になったのではないかと感じました。
今回の意見交換で見えてきた課題やニーズを踏まえ、現在交通局では、専用席や安心車両等に関する案内ツールの制作に着手しており、文字情報だけに頼らず、イラスト等を活用して、より分かりやすい内容となるよう制作を進めています。
札幌市では、これからも様々なテーマで継続的に対話の場を設け、今後の多文化共生の取り組みに活かしていきます。
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