ホーム > 教育・文化・スポーツ > 国際交流 > 多文化共生 > 外国籍市民の社会参画 > THINK&TALK ~多文化共生のまち さっぽろ~(令和7年2月16日実施)
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「THINK&TALK 〜多文化共生のまち さっぽろ〜」とは、外国籍市民の社会参画の新たな形として、外国籍市民の方に直接集まっていただき、各会テーマを設けて意見交換などを行う事業です。外国籍市民が生活上の課題やニーズ、市の取組等について意見を表明する機会を設け、多様な意見や視点を、本市の多文化共生施策に活かすことを目的としています。
今回のテーマについて、外国人の方からは、日本の救急制度がわからず不安だという声を聞く一方、消防局としても、言語・文化等の違いから、外国人患者への対応に苦慮する場合があると聞き、採用しました。公募等により参加した11カ国、23名の方が、救急活動のデモンストレーションを見学した後、グループに分かれて救急隊員と意見交換を行いました。
日時 | 令和7年2月16日(日曜日)13時00分~15時00分 |
会場 | 札幌国際プラザ(札幌市中央区北1条西3丁目3MNビル3階) |
プログラム |
・救急車の利用の説明(119番のかけ方) ・救急活動のデモンストレーション、傷病者体験 ・救急活動に関する意見交換 |
11カ国、23名の外国籍市民
意見交換に先立ち、消防隊員による119番のかけ方の説明と救急活動のデモンストレーションがありました。デモンストレーションでは、翻訳アプリを活用しながら言語の壁を超える対応が行われ、参加者は皆、興味深く見入っていました。まさに現場での多言語対応の実例として、大変参考になる場面でした。
参加者からは、「翻訳アプリが正しく翻訳されているか不安」、「救急車の利用方法を知ることができ、とても良い機会になった」、「どのようなときに救急車を呼ぶべきか、普段から考えておくことが大事だと思った」といった意見のほか、「指さしボードのイラストが外国人には伝わりにくいため、ピクトグラムにしてはどうか」といった提案などもありました。各テーブルから「議論の時間がもっと欲しい」という声が聞こえてくるほど、活発な意見交換会となりました。
外国籍市民の方にとっては、救急制度について知るとともに、意見を述べる機会になり、消防局にとっては、外国人患者の救急活動についてリアルな声を聞くことができる、貴重な機会になったのではないかと感じました。意見交換を通じて得られた様々な気づきを、今後の取組に生かしていきたいと考えています。
また、終了後の参加者アンケートでは、多くの方から「このような意見交換イベントにまた参加したい」というご回答を頂きました。多様な立場の方の意見を把握し、本市の多文化共生施策に生かしていくため、今後も様々なテーマを設けて、継続的に開催していく予定です。
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