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エゾヒグマは、日本に生息する陸生生物としては最大のもので、札幌市内にも生息しており、極めて身近にいるにもかかわらず自然での姿はあまり知られていません。
この施設では、エゾヒグマが生き生きと快適に暮らせるような環境づくりに配慮し、エゾヒグマ本来の姿や生態を展示することで北海道の自然や環境問題を身近なこととして考えていただけるように設計しております。
主観覧場所から見て、屋内飼養施設の対角線上にプール、放飼場、丘を配し、その視線の延長上に敷地外の林や山が借景となって空間的な広がりが感じられる配置となっており、更に観覧場所と放飼場に連続性を持たせることで、あたかも観覧者が自然の中でエゾヒグマと一緒にいるような臨場感を醸し出しています。
また、観覧用の大型アクリル窓を2カ所に設置し、「プール」や「雨宿り場所」、休憩場所となる「洞穴」、クマが手を使って餌をかき出す様子が観察できる「えさ穴」を配置することで、エゾヒグマの様々な行動を観察していただける構造となっております。
なお、当施設の設計・意匠にあたりましては、札幌市立大学デザイン学部から多大なるご協力をいただいております。
施設概要
・竣工日 平成22年2月26日
・建物 鉄筋コンクリート造り平屋建 約677平方メートル
屋内施設(屋内飼養場) 152平方メートル
屋外施設(屋外放飼場) 525平方メートル
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