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平成29年3月から熱帯動物館跡地において、新施設「ゾウ舎」を建設しておりましたが、平成30年9月20日に「ゾウ舎」が完成しました。
一般公開は平成31年春頃を予定しておりますが、同施設の特徴などについて紹介いたします。
※ゾウ舎を計画・設計するにあたっては、札幌市立大学デザイン学部に多大なるご協力をいただきました。
「ゾウ舎」は大きく分けて、屋外放飼場、屋内放飼場の2つのエリアに分かれています。
屋内放飼場では、陸のステージ、水のステージ、トレーニングゾーンなどから観覧することができます。
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屋外放飼場 |
屋内放飼場 |
屋内見取り図 |
(1)ゾウが生き生きと暮らすことができる環境
・ゾウは砂浴びを好むことから、屋内外の放飼場とも、床材に砂を採用しています。
・ゾウの健康維持で重要な水場を確保するため、群れで水浴び可能な屋外プールを設置しています。
・冬期間は室内で暮らすゾウの水場確保のため、国内初となる屋内プールを設置しています。
屋内・屋外ともに、床材には砂を採用 |
健康維持のためにも重要な屋外プール |
目の前でゾウが泳いでいるところを 見ることができる屋内プール(水のステージ) |
(2)ゾウ本来の姿を観察し、わかりやすく学ぶことができる施設
・屋外観覧施設は、敷地勾配、放飼場のレベル差を利用して、様々な角度から観察可能です。
・屋内観覧施設は、ゾウの水中歩行の様子をガラス越しに観察できるゾーンや、教育プログラムを実施するレクチャールームを設置しています。
屋外放飼場は様々な角度から観覧可能 |
レクチャールーム(陸のステージ)では教育プログラム等を実施予定 |
壁面には解説サインも充実 |
(3)積雪寒冷地に対応できるゾウ飼育にふさわしい施設
・外断熱やトップライト、ミスト装置等を採用し、温度、湿度、採光等に配慮しています。
屋内放飼場ではミストを発生させることが可能 |
(4)ゾウと人の安全に配慮した飼育方法の採用
「ゾウ舎」では、飼育担当者はゾウがいるスペースには入りません。飼育担当者は、柵を隔てた状態でゾウと接し、健康管理を行う「準間接飼育」を行います。
トレーニングエリアでは、専用の扉からゾウに耳や足をだしてもらい、削蹄や採血に慣れるためのトレーニングを行う様子を見ることができます。 |
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