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道内ホッキョクグマ飼育4園共同声明にかかる中間報告 |
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平成22年(2010年)6月4日
旭川市旭山動物園 園長 坂東 元 |
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本年1月初旬、釧路市動物園で飼育中のクルミ(13歳、メス)とデナリ(16歳、オス)が繁殖行動に至ったことをきっかけに、道内ホッキョクグマ飼育4園は、ホッキョクグマの繁殖推進を目的として、本年1月28日、共同声明を発表し、2月から3月にかけて5頭のホッキョクグマを移動させた後、各園において繁殖に向けた取り組みを進めてまいりました。 その結果、円山動物園では、釧路市動物園から戻ってきたデナリとララ(15歳、メス)との交尾行動が3月下旬から確認され、さらに円山動物園から旭山動物園に移動したサツキ(18歳、メス)とイワン(9歳、オス)との交尾行動も5月上旬から確認されています。 サツキについては、円山動物園において2シーズン、デナリとのペアリングが試みられましたが、交尾には至りませんでしたので、今回、旭山動物園に移動させて、イワンとのペアリングに成功したことは、積極的に新たなペアリングを構築させることがいかに重要であるかを示していると思われます。 ホッキョクグマの繁殖は大変難しく、まだ、出産に至るかどうかはわかりませんが、1月にデナリとの間に交尾行動が確認された釧路市動物園のクルミと、同じく1月にイワンとの間に交尾行動が確認された旭山動物園とのルル(15歳、メス)とともに、今後の繁殖に期待がもてる結果となりました。 ○今後繁殖が期待される道内のホッキョクグマのメス
○道内で飼育する全ホッキョクグマ
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