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札幌市動物園条例は、以下の背景のもと、2019年10月から制定に向けた検討が始まりました。条例の検討経過については、「動物園条例の検討について」のページをご覧ください。
背景の詳細は、以下リンク先をご覧ください。
今後、札幌市が円山動物園の運営において、動物園の社会的役割を果たし、将来にわたり持続可能な運営を目指すためには、このビジョン2050に位置付けた取組を中長期的に推進することが必要であり、このことを担保する法規範が必要です。
また、野生動物の保全のための繁殖等に取り組む際には、円山動物園単独だけでは遺伝的多様性を維持していくことは困難であり、また、繁殖や研究に使う施設や人員、資機材、それらを調達するコストには限りがあることから、多くの動物園が協力し合い、研究機関等も含めさまざまな連携が必要となっています。これは他の動物園も同様の課題がある状況です。
そのため、円山動物園における野生動物の保全に向けた取組は、他の動物園の取組とともに推進していく必要があることも踏まえ、円山動物園はもとより、動物園の社会的な位置付けや運営目的等を明確にし、野生動物の保全を通じた生物多様性の保全や動物福祉の向上のための取組を推進することができる法規範として本条例の制定が必要となりました。
レクリエーション(recreation)の語源が、「回復する」、「元気づける」、「新たに創造する」といった意味を持つラテン語の「re-creare」であるとされているところ、新しい考え方や意識を芽生えさせるなど豊かな人間性を育むことも円山動物園の役割であるとの考えから、ビジョン2050において、レクリエーションに代わる表現としてリ・クリエーションを「再創造」と定義して使用しています。
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