条例の概念図
この条例は、動物園のあるべき姿を明確にするとともに、動物園、市、市民、事業者が「野生動物の保全を通じて、生物多様性の保全に貢献する」という共通目的を共有しながら、各主体の取組を促進するための仕組みを規定しています。
動物園のあるべき姿
この条例では、動物園のあるべき姿について、市営、民営問わず動物園の運営目的、活動理念、実施事業を明らかにし、併せて円山動物園の基本的な取組事項を規定しています。
各主体の取組
動物園
- 野生動物の保全に向けた調査研究や飼育繁殖技術の向上を行い、種の存続に貢献します。
- 野生動物やその生息環境に関する情報を伝えます。
- 動物の展示や教育活動を通じて、自然を感じる機会や学びの機会を提供することで、野生動物の保全に向けた行動を促していきます。
市民、事業者
- 動物園が生物多様性の保全に貢献することを目的に運営する施設であることに理解や関心を深めます。
- 野生動物やその生息環境に関する情報を知り、生物多様性の保全は私たち人間の生活のために必要不可欠であることに理解や関心を深めます。
- 動物園で知り得た知識や体験を参考に、日常生活や事業活動において生物多様性の保全に配慮します。
- 生物多様性の保全に向けた動物園の取組に協力するよう努めます。
札幌市
- 動物園の役割や取組に関する情報を市民、事業者に広く伝えていきます。
- 動物園に対しては、認定動物園制度、動物園応援基金、市民動物園会議の制度を活かし、条例の趣旨に沿った取組を促進していきます。
- 条例に基づき、円山動物園の取組を推進します。
動物園の取組を促進する仕組み
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