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更新日:2022年6月13日

なぜ条例をつくることになったのか(背景2)

背景2:動物福祉に対する関心の高まり

近年、世界的に関心が高まっている動物福祉(※1)への配慮は、現在では動物園で飼育する動物(以下「飼育動物」という。)に対しても求められるようになってきており、飼育動物についてその種の保全と良好な動物福祉の確保の両方の達成を考えて飼育管理することが重要となっています。動物福祉は、科学的な根拠に基づいて、良い状態か否かを判断するものとされています。動物を飼育するには良好な動物福祉(※2)を確保しなければなりません。良好な動物福祉を確保するためには、動物の種類や個体ごとに適した栄養管理や生活環境を整えるとともに、病気の予防と適切な治療を実施する高度な獣医療体制が必要です。

※1 動物福祉とは

動物福祉とは、アニマルウェルフェア(animal welfare)の訳語であり、1960年代にイギリスにおいて「5つの自由」という家畜への苦痛を軽減する福祉政策の提唱がなされたことに端を発し、発展してきたもので、動物が置かれた環境に起因する動物の身体的状態及び心理的状態をいいます。
「動物が置かれた環境」は次のようなイメージです。動物の身体的状態及び心理的状態は、動物の栄養、環境、健康、行動と精神の5つの領域が複雑に相互に作用することで良くも悪くもなります。
 

5つの領域モデル

※2 良好な動物福祉とは

上記の図で正の経験が増え、負の経験ができるだけない状態のことをいいます。
例えば、栄養の過不足がなく、環境が最適で変化に富んでいて病気やケガがなく、本来の行動を表現することができ、痛みや恐怖などのない満足している状態のことです。

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