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更新日:2017年5月23日

外来種にご注意を!

アライグマとオオハンゴンソウ「外来種」とは、もともとその地域にいなかったのに、人間によって持ち込まれた生き物のことをいいます。外国由来の生き物に限らず、日本国内でも他の地域から持ち込まれた生き物も、その地域にとっては「外来種」となります。
来種には、農作物や家畜、ペットのように、私たちの生活に欠かせない生き物もたくさんおり、その多くは問題となることはありません。しかし、中には、持ち込まれた自然環境にうまくなじんで、数をたくさん増やし、生態系や人の生命・身体、農林水産業に悪影響を及ぼして問題となっている外来種がいます。

外来種の影響とは?

外来種が入り込むと、長い時間をかけて育まれてきた地域固有の生態系のバランスが崩れるだけではなく、私たちの生活や農林水産業にまで悪影響を及ぼす場合があります

生態系への影響 人の生命・身体への影響 農林水産業への影響
  • 在来の生き物を食べる
  • 在来の生き物の生息・生育場所やエサをうばう
  • 在来の生き物と交雑して、雑種をつくってしまう
  • 毒をもっている外来種にかまれたり、刺されたりする
  • 感染症を媒介する
  • 農作物を食べたり、畑を踏み荒らしたりする
  • 漁業の対象となる魚を食べたり、危害を加えたりする

 

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外来種による被害を予防するために

度定着した外来種を取り除くのは、多大な費用と時間、労力が必要となり、極めて困難です。外来種による被害を未然に防ぐためには、私たち一人ひとりが「入れない・捨てない・拡げない」外来種被害予防三原則を守り、むやみに他から生き物を持ち込んだり、野外に放したりしないこと、そしてすでに生息・生育している外来種は今以上に拡げないことが大切です。
特にペットを飼うときは、事前にどれくらいの寿命があり、どれくらいの大きさになるか、どう猛にならないかなどを調べて、最後まで飼えるかよく考えてください。そして、飼い始めたら、必ず最後まで責任をもって飼ってください。

外来種被害予防三原則
入れない

悪影響を及ぼすおそれのある外来種を“入れない”

外来種問題を引き起こさないために一番大切です。外来種を入れなければ問題は起きません。

捨てない

飼育・栽培している外来種を“捨てない”

ペットや観葉植物は、最後まで適切に管理(捨てない、逃がさない、放さない)してください。

拡げない

すでに野外にいる外来種を他の地域に“拡げない”

すでに定着してしまっている外来種は、まだ定着していない地域に拡げないことが大事です。

 

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札幌市内でこれまでに確認されている外来種

幌市内でも多くの外来種が確認されています。
の中には、外来生物法の「特定外来生物」や北海道生物多様性保全条例の「指定外来種」に指定され、飼育・栽培などが規制されているものや、「生態系被害防止外来種リスト」に掲載されているものなどがあります。

特定外来生物(外来生物法)

特定外来生物」とは、海外由来の外来種のうち、特にその影響が大きいとして、「外来生物法」(特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律)により指定されている外来種です。
定外来生物は、生態系等への被害を防止するために、飼育・栽培、生きたまま他の場所への運搬、野外への放出、譲渡などが禁止されており、違反すると罰則があります。
幌市内では、これまでにアライグマ、アメリカミンク、カミツキガメ、セイヨウオオマルハナバチ、オオハンゴンソウ、オオキンケイギク及びオオフサモの7種類の動植物が確認されています(「北海道ブルーリスト2010」の分布情報より。近年情報のない種も含まれています。)。

札幌市内で確認されている特定外来生物の例

アライグマ

出典:環境省ホームページ「日本の外来種対策」

アライグマ

尾のしま模様が特徴の北米原産のアライグマは、ペットとして輸入されたものが、飼育中に逃げ出したり、捨てられたりして野生化し、北海道内各地に分布が広がっています。エゾサンショウウオやニホンザリガニなどの在来生物を捕食して生態系へ影響を及ぼしたり、農作物を食害して深刻な農業被害をもたらしています。

セイヨウオオマルハナバチ セイヨウオオマルハナバチ

白いお尻と、黄色と黒のしま模様が特徴のヨーロッパ産のマルハナバチ。トマトやナスなどのハウス栽培で、受粉や農作物の品質向上のために導入されましたが、一部が野外に逃げ出して野生化しています。在来のマルハナバチと営巣場所やエサをとり合ったり、植物の受粉に影響を与えるなど、生態系への影響が懸念されています。

オオハンゴンソウ

オオハンゴンソウ
7~10月に、直径6~10センチの鮮やかな黄色い花を咲かせる北米原産のキク科の多年草。観賞用として持ち込まれたものが野生化し、道端や河川沿いなどで見られます。繁殖力が旺盛で、高さは1~3メートルになり、時に大群落となることから、他の植物との競合や在来植物の駆逐が懸念されています。

オオキンケイギク

オオキンケイギク
北米原産の高さ50~70センチになる多年草で、6~8月に直径5~7センチの黄橙色の花を咲かせます。観賞用や緑化用に使われていたものが野生化し、道端や河川沿いなどで見られており、生態系への影響が懸念されています。

オオハンゴンソウ・オオキンケイギクは、絶対に自宅の庭や花だんに植えないでください。

また、自宅の庭や敷地内で見つけた場合は、駆除にご協力をお願いします。

駆除方法はこちらをご覧ください。

 

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指定外来種(北海道生物多様性保全条例)

海道では、「北海道生物多様性保全条例」(北海道生物の多様性の保全等に関する条例)により、国内外から持ち込まれ、道内の生物多様性に著しい影響を及ぼし、又はそのおそれがある外来種を「指定外来種」に指定しています。
指定外来種」は、野外に逃げ出したりしないように適切な飼育や栽培、保管、運搬が義務付けられています。また、野外に放したり、植えたり、まいたりすることが禁止されており、中止命令等に従わない場合には、罰則を受けることがあります。

指定外来種(平成28年6月現在)
動物(10種類) イノシシ(イノブタを含む)・シマリス(亜種チョウセンシマリスに限る)・ニホントカゲ・チョウセンスズガエル・トノサマガエル・ダルマガエル・ニホンヒキガエル・クロマルハナバチ・オオマルハナバチ・アメリカザリガニ
植物(2種類) フランスギク・イワミツバ

札幌市内で確認されている指定外来種の例

トノサマガエル

トノサマガエル

アメリカザリガニ

アメリカザリガニ(写真提供:札幌市さけ科学館)

 

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生態系被害防止外来種リスト

境省・農林水産省では、特に侵略性が高く、生態系等に被害を及ぼす、又はそのおそれのある外来種のリスト「生態系被害防止外来種リスト」(我が国の生態系等に被害を及ぼすおそれのある外来種リスト)を平成27年3月に公表し、その取扱いについて注意を促しています。

札幌市内で確認されている生態系被害防止外来種リスト掲載の外来種の例

アカミミガメ

出典:環境省ホームページ「日本の外来種対策」

アカミミガメ:緊急対策外来種

“ミドリガメ”とも呼ばれる、目の横の赤いラインが特徴の北米産のカメで、成長すると体長は20センチ以上になり、寿命は40年ほどといわれています。ペットとして飼われていたものが捨てられたことが原因といわれ、在来の小動物や水草を食べることから生態系への影響が懸念されています。

※北海道にはもともとカメは生息していないことから、野外で見られるカメはすべて外来種です。

セイタカアワダチソウ

セイタカアワダチソウ:重点対策外来種
9~10月に黄色い小さな花を咲かせる北米産の多年草。観賞用として導入されたものが野生化し、道端や河川敷、空地などで見られます。地下茎により繁殖し大群落をつくることから、自然度の高い草原に侵入することにより、在来植物への影響が懸念されています。

※近縁種のオオアワダチソウ(重点対策外来種)は、セイタカアワダチソウより早い時期(7~9月)に花を咲かせます。

アメリカオニアザミ

アメリカオニアザミ:その他の総合対策外来種
葉や茎に鋭いトゲがあり、7~9月に紫色の花を咲かせるヨーロッパ原産の二年草で、牧草の種や家畜飼料に混入して持ち込まれたといわれています。自然度の高い地域や牧草地で、在来植物や牧草との競合が懸念されています。

※鋭いトゲがあるため、駆除する場合はご注意ください。

  • 皮手袋や厚手の丈夫なゴム手袋を着用し、草刈り鎌などで刈り取るか、スコップで周囲の土ごと掘り返してください。
  • 花が咲いているときに駆除をした場合は、そのまま放置すると、綿毛のような種子ができるため、駆除後は放置せずに処分してください。

 

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北海道ブルーリスト2010

北海道ブルーリスト2010」は、北海道が、平成22年6月に公表した道内で確認されている外来種のリストです。種毎に、導入された経緯や生態学的特性、その影響などの情報を掲載しています。

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このページについてのお問い合わせ

札幌市環境局環境都市推進部環境管理担当課

〒060-8611 札幌市中央区北1条西2丁目 札幌市役所本庁舎12階

電話番号:011-211-2879

ファクス番号:011-218-5108