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更新日:2015年1月7日

生物多様性さっぽろビジョン

生物多様性さっぽろビジョン札幌市は、生物多様性の保全を図るため、平成25年3月、本市で初めての生物多様性保全のための基本指針である「生物多様性さっぽろビジョン」を策定しました。
生物多様性を守るためには、190万人を擁する一大消費都市でありながら豊かな自然が残っている札幌市の自然環境を直接的に保全するとともに、市民一人ひとりのライフスタイルが世界の生物多様性に影響を与えていることを認識し、その行動を見直していくことが求められています。
札幌市は、ビジョンに掲げる「北の生き物と人が輝くまち さっぽろ」の理念のもと、体系的・総合的な施策を進め、市民やNPO、事業者などのあらゆる主体とともに、生物多様性の保全に取り組んでいきます。

背景

平成4年(1992年)にリオデジャネイロで開催された地球サミットで「生物多様性条約」が採択。現在、日本を含め約200の国で批准されており、平成22年(2010年)には、名古屋で第10回生物多様性条約締約国会議(COP10)が開催されました。
また、日本国内でも平成20年(2008年)に「生物多様性基本法」が制定され、地方公共団体の責務として、生物多様性保全に関する施策を策定し実施すること、努力義務として地域戦略を策定することが規定されました。
このような国内外の動きをうけて、全国的に生物多様性保全の取組や地域戦略の策定が広がりつつあります。

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策定の趣旨

生物多様性の保全のため、札幌市ができること、そして取り組まなければならないことは、

  • 世界の生物多様性の構成要素である札幌の生物相を維持すること
  • 世界の生物多様性から生み出される資源を消費することで成り立っている私たちの暮らしや事業活動のあり様を見つめ直すこと

の2点です。
これらの課題に対応するには、あらゆる分野にわたり長期的な視点を持ちながら継続的に取り組む必要があります。
このため、体系的・総合的な施策の推進を図るため、生物多様性基本法第13条に基づく地域戦略として、2050年を展望して生物多様性に関する取組の方向性を示す長期的指針である「生物多様性さっぽろビジョン」を策定しました。

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ビジョンの体系

理念「北の生き物と人が輝くまち さっぽろ」の実現を目指し、3つの目標を掲げるとともに、施策を推進するうえで4つの柱を立て、札幌市全体で取り組むべき施策の方向性を示しています。

理念

北の生き物と人が輝くまち さっぽろ

目標

  • 豊かな生物多様性と共生する都市づくり
  • 生物多様性に配慮したライフスタイルの実践
  • 伝統資源の継承及び創造

推進する施策

土台形成

施策の柱1「理解する」:生物多様性に対する理解を深める

施策の柱2「協働する」:生物多様性の保全に皆で取り組む

実践行動

施策の柱3「継承する」:生物多様性を守り育て、将来に伝えていく

施策の柱4「活用する」:生物多様性の持続可能な利用を進める

 

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ビジョンの進め方

自然環境の保全

保全活動の基礎となる生物多様性マップを作成するため、大学などと連携して、地域の特徴を代表するような拠点や生き物(指標種)を選定し、市民参加型のモニタリング方法を開発・実践することで、普及啓発を兼ねたデータ収集に取り組みます。
また、生物多様性への関心を高め、多様な主体が行動し、かつ、協働していくために、街中でのシンボルとなる保全活動をNPOなどの団体から公募して実施するとともに、保全活動の拠点となる既存施設のネットワーク化を進めます。

ライフスタイルの見直し

生物多様性の危機や温暖化など、地球環境問題の根本的な原因は、経済活動の拡大や人口の増加などによる生態系サービスの過度な消費にあります。
この根本的原因を作っている私たちの暮らしを見直し、生物多様性に配慮したライフスタイルを実践するため、市民実践ハンドブックや希少種配慮ガイドラインを作成し、普及啓発を促進します。

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札幌市・市民・活動団体・事業者の役割

生物多様性を保全し、その恩恵を将来の世代に引き継いでいくためには、市民・活動団体・事業者・札幌市のすべての主体が担い手となって、生物多様性に配慮した行動の定着を図っていく必要があります。

札幌市

本ビジョンに基づき、国や北海道、周辺自治体、市民、活動団体、事業者等との連携を図り、生物多様性の保全及び持続可能な利用に関する施策を総合的に推進します。また、札幌市が行うさまざまな事業において生物多様性への配慮を実践します。

  • 生物多様性に関する教育や普及啓発を推進する。
  • 市民や事業者による環境配慮活動を支援・コーディネートする。
  • 大学、市民、活動団体などとの連携・協働により調査研究を進める。
  • ワークショップ等を開催し、多様な主体による対話の促進を図る。
  • 市内の自然環境等を調査し、各部局と連携して、より効果的な生物多様性の保全及び持続可能な利用に関する施策を検討し、実施する。
  • 環境影響評価等により、開発等による影響を抑制する。
  • 市民が自然と触れ合う機会を創出する。

市民

生物多様性と生活との関わりを認識し、日常生活の中やイベントへの参加などを通して、生物多様性への配慮を実践します。

  • 生物多様性の保全や生き物調査などの活動に参加する。
  • 伝統的な知識や文化、遊び、風習などを子ども達に伝える。
  • 散策、ハイキングなど地域の自然に積極的に触れる。
  • 旬のものや北海道産の食材を選んで食べる。
  • 環境に配慮した商品やサービスを利用する。

活動団体

地域における保全活動や生物多様性に関する知識等の普及を促進します。また、行政や市民、事業者が行う取組への支援など、各主体との連携を進めます。

  • 野生動植物の生息環境の維持管理や、植樹・除伐・枝打ちなどの手入れ、自然体験、生き物調査など生物多様性の保全に寄与する活動を行う。
  • 地域の自然環境等に関する情報を発信する。
  • イベントや講演会などを企画し、市民等の参加を促進する。

事業者

事業活動が生物多様性に及ぼす影響や生物多様性から受けている恩恵を考え、事業活動において、生物多様性への配慮を実践します。

  • 環境報告書等で生物多様性に関する取組などの情報を開示・提供する。
  • 保全活動や自然環境調査、研修会など、活動団体や行政の取組へ参加・支援する。
  • 所有地や建物に、在来の生き物が生息・生育できる環境を創出する。
  • 工事方法の工夫や簡易包装など、生物多様性に配慮した商品やサービスを積極的に提供する。

 

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進行管理

本ビジョンの進捗状況を確認・評価するため、指標及び目標値を設定しています。

指標

現状

目標値

生物多様性の理解度

(意味も知っている人の割合)

33.1%

2020年度までに60%

生物多様性保全活動に参加したり、取り組んでいる市民・事業者の割合

市民5.6%

事業者40.4%

2020年度までに市民10%

2015年度までに事業者60%

自然と積極的に触れあっている市民の割合

24.2%

2020年度までに35%

市民の地産地消や環境配慮商品の利用促進

地産地消65.7%

環境配慮商品27.4%

2020年度までに地産地消75%

環境配慮商品50%

事業者の原材料調達時の配慮の促進

30.0%

2020年度までに50%

 札幌市生物多様性レポート

ビジョンの進行管理を行うための年次報告書として、札幌市や企業・市民活動団体の取組等を紹介する「札幌市生物多様性レポート」を作成しています。

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このページについてのお問い合わせ

札幌市環境局環境都市推進部環境管理担当課

〒060-8611 札幌市中央区北1条西2丁目 札幌市役所本庁舎12階

電話番号:011-211-2879

ファクス番号:011-218-5108