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円山動物園は1951年オオワシとともに開園しました。そのオオワシ「バーサン」は2002年に推定52歳で亡くなるまで51年間の長きに亘り動物園の歴史と人々を見つめ続け、世界最長の飼育記録を樹立しました。今なお勇壮な剥製となって私たちを見守っています。
1993年、日本の動物園で初めてオオワシの飼育下での自然繁殖に成功したのも円山です。
円山動物園は、彼らの生息地の環境を保全・回復し、絶滅の危機にあるオオワシを保護増殖して自然に帰す挑戦の第一歩を踏み出しました。
勇壮に大空を舞う姿を取り戻すために、今私たちにできることを考えてみましょう。
円山動物園では毎年夜の動物園を開催し、通常17時までの開園を4時間延長し、21時まで開園しています。昼間のんびり寝ている夜行性の動物たちも薄暗くなってくると元気になり、普段とは違った行動を見ることができます。
夜行性の動物の代表的なもののひとつがフクロウでしょうか。古代ギリシヤでは知の女神アテナの従者であり、「森の賢者」と称されるなど知恵の象徴とされています。
円山動物園には3種類のフクロウがいますが、シロフクロウは白夜の地域に生息しているため、夜行性ではありません。
夏の一夜を動物園で過ごし、楽しい夏の思い出作りをしてください。
アイヌ語で美しいと名づけられたピリカは円山動物園で生まれました。
円山動物園はオオワシやホッキョクグマをはじめ多くの野生動物の繁殖に成功し、国内外の動物園に送り出しています。それは、彼らの生息地の環境を保全・回復し、絶滅の危機にある動物たちを保護増殖して、再び自然の中に帰していくための第一歩です。
冬の札幌で、雪の中で、寒い地方の動物たちの美しさ、かわいさを感じて、彼らと私たちのすみか地球のことを考えてみましょう。
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