東南ヨーロッパの河川や湖沼の沿岸部、東南アジア、アフリカの赤道以南と広く分布しています。
冬季はアフリカ中部から南部、パキスタン、インド、ベトナム南部等に渡り越冬します。
体長は約160cmで翼を広げると3mちかくにもなります。
通常体の色は白いですが、繁殖期には全身が桃色になります。
嘴は鳥類の中で最も長く約50cmあり、伸縮自在ののど袋があります。
湿地や湖沼で群れで生活しており、魚群を見つけると群れで半円形を作るように泳ぎ、
魚を浅瀬に追い込み一度にたくさんの魚を捕まえることができます。
のど袋は舌につながる筋肉で自在にコントロールでき、魚をのど袋に捕えてから、
一緒に入った水だけを吐き出して、魚だけを食べることができます。
それ以外にも、のどの皮膚にはたくさんの毛細血管が集まっているため、
のど袋を揺らすことによって、気化冷却効果があり、
体温を下げるラジエーターの役割も果たしているようです。
|