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更新日:2025年5月17日

ドグェラヒヒ

ドグエラヒヒ

*サル目
PRIMATES

 

*オナガザル科
Cercopithecidae

 

*英名
Olive Babboon
*

学名
Papio anubis

分布

スーダン、中央アフリカ、エチオピア、ケニア、タンザニア等、アフリカ大陸の中央部に帯のように分布しています。乾燥した草原地帯等に広く生息しています。

特徴

アヌビスヒヒやサバンナヒヒとも呼ばれるヒヒの仲間であり、「ドグェラ」とは「犬のような」という意味で、鼻の部分が長く犬のようなのでこの名がつきました。また、「アヌビス」とは「古代エジプトの神」で、顔が似ていることからそう呼ばれています。

主に地上で生活しており、四足歩行をするのに適した体をしています。

複数の雄、雌からなる20~80頭、多いときには200頭程の群れを作り、サバンナ地帯を移動しながら生活しており、群れは強力な雄のリーダーに率いられ、秩序ある社会構造をもっています。

外敵にはヒョウやチーター等がいますが、これらに襲われた時にはサバンナに点在するコピエと呼ばれる岩山に駆け上って逃げます。

雌は一生涯生まれた群れに留まりますが、雄は出自の群れを離れ、ほかの群れとの間を移動します。

雌の発情期には尻の皮膚(性皮)が腫脹し、妊娠期間は約180日で一度に1子を産みます。

食性 果実や木の実、根、花、草類等を主に食べ、昆虫やノウサギ、小型のレイヨウ(羚羊)の子ども等も食べることがあります。
寿命 野生 約25~30年/飼育下 約30年
その他

レッドリスト:LC(IUCN2020)/CITES:附属書Ⅱ

 

円山動物園では昭和61年5月5日に人工繁殖に成功し、昭和62年に繁殖賞を受賞しています。

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