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更新日:2022年10月15日

アメリカビーバー

ビーバー

*ネズミ目
RODENTIA
*ビーバー科
Castoridae
*英名
American Beaver
*学名
Castor canadensis

分布 北アメリカに広く分布しています。
特徴

ネズミ目で唯一、直腸・排尿口・生殖口を兼ねる器官である総排出腔をもちます。

丈夫な歯で直径15cmの木を10分程で倒します。

家族で川に木や泥を使い、ダムと家を作って生活することで有名です。

ダムの主な役割は、餌と安全な住家の確保と言われています。

ビーバーのダムは、周りの環境を水で潤った土地にするため、乾燥を防ぎ、森林再生に役立っていると言われています。

家族群はそれぞれ縄張りを形成し、臭い付け(ヨーロッパビーバーは地面に、アメリカビーバーは岸に塚を組み上げてその上)によって縄張りを主張します。

尾を水に叩きつけることで家族に対して危険を知らせたり、外敵を驚かせたりしていると考えられています。

足の間に油を出す部分があり、この油を前足で毛に塗りつけることで水をはじき、皮膚が濡れないようにしています。

潜水能力にも優れており、最大で15分程潜ることができます。

ビーバーは「自分の生活のために周囲の環境を作り替える、ヒト以外の唯一の動物」であると言われています。

ビーバーの毛皮は柔らかく、帽子の材料に用いられたため乱獲が進み、19 世紀前半には年間10~50 万頭が殺され、生息数は絶滅寸前まで減少しました。

また、ビーバーの毛皮を求める行動が、欧州の北米進出を加速させた面があり、このことからカナダでは国獣としてビーバーが指定されています。

食性 木の葉や草、木の皮等
寿命 野生下:約15~20年 飼育下:約20~25年

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