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住所をわかりやすく表示するため、昭和37年に作られた新しい制度を「住居表示制度」といいます。
〇町〇条〇丁目〇番地〇(地番を用いた表示)
町名 地番
〇町〇条〇丁目×番△号(住居表示制度を用いた表示)
町名 住居番号
明治以降、住所は土地の所在を表す「地番」で表示されてきましたが、戦後の人口膨張、高度経済成長により、流通の発達、人口の拡散等が盛んになってくると、地番を用いた住所の表示方法では様々な問題が発生し、市民の日常生活や行政、産業活動に大きな支障をきたすようになりました。
●地番とは?、地番を住所として使用すると・・・
住所がわかりづらいと・・・
1 救急車等の緊急車両がなかなか目的地に着けない。
2 宅配業者、郵便局等、住所を頼りに仕事をしている業者の業務能率が低下し、産業活動に障害が発生する。
3 訪問者が目的の家などを探すのに苦労する。
・・・というような障害が起きてきます。
地番の影響を受けない、独自の合理的な制度を確立する必要から、昭和37年5月「住居表示に関する法律」が施行され、全国の市街地では新しい住居表示を実施することになりました。札幌市では昭和47年から住居表示制度を取り入れ、現在も整備を進めています。
(同時に町名整備を実施することもあります。)
新規住居表示実施地区一覧 | 平成18年度以降の住居表示実施地区の一覧表。 | |
住居表示実施地区一覧 | 住居表示が実施されている地区、実施日の一覧表。 | |
住居表示実施率 | 市街化区域面積に対する実施率。 | |
住居表示事業実施後の住所変更手続き | 各種住所変更手続きについて、代表的なものを紹介します。 | |
住居表示関係法令 | 住居表示に関する法律ほか |
住居表示実施地区ではどのように番号がつけられているのか簡単にご説明いたします。
手順1
例えば下図のように、「○条○丁目」の中を道路、河川等で囲まれた区画を1単位(街区)として、これに順序よく番号を付けていきます。
この街区が×番△号の「×番」となります。
手順2
このうちの1区画を拡大します。(例として4街区)
札幌市の中心に近い角を起点として右回りに10m間隔で番号(基礎番号)をつけます。
建物の出入口にある基礎番号が、その建物の住居番号となります。
(例:左下角の建物は、4番1号となります)
※住居表示における札幌市の中心として位置付けている場所は、大通公園と創成川とが交差している所です。
※上記は基本的な付番方法であり、地形、建物の位置関係または将来的なことを考慮することもあるため、必ずしも出入口の基礎番号が建物の住居番号になるとは限りません。
※住居表示は「住所」にのみ適用される番号です。地番は不動産の所在として今後も使用されます。
また、住居表示が実施されている地区には下図のように各建物に住居番号表示板、角地の建物には街区表示板を貼りつけます。
●古くなった、はがれた方には再発行を行っています。(再発行申し込み受付フォームはこちら。)
住居番号表示板 街区表示板
(7cm×12cm) (66cm×12cm)
このように一定の法則に従い、整然とした番号を付けることにより、わかりやすい住所となります。
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