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住所:札幌市北区篠路町上篠路110-121
電話:011-788-3456
業務内容:遊具の点検・整備業
札幌市地域安全サポーターズの活動エリア:札幌市内全域
札幌市地域安全サポーターズの活動内容:子どもの見守り、遊具の安全に関する啓蒙活動
多くの保育園や幼稚園等には、ブランコやすべり台といった遊具が設置されています。しかし破損や老朽化等がある場合、思わぬケガをしたり事故になることも。株式会社遊具診断は、全国にグループ企業を持ち、子どもたちが安心して遊べるよう専門的な目で遊具の点検・整備等を行っています。遊具診断北海道は、おもに札幌市内の教育施設やテーマパークなどで作業を行うなかで、子どもたちと直接触れ合う機会や遊具の知識を活かし、防犯・安全活動に取り組んでいます。
子どもたちの近くで行われることが多い、遊具の点検や整備。代表取締役の小熊義和さんは、子どもの声にとても敏感です。「子どもの泣き声や助けを求める声に、とっさに体が動きますね。たえずまわりに目を配るのが習慣になりました。もともと防犯意識は高いほうだと思います」。
子どもの見守りなどの活動を行うようになったのは、3、4年前からのこと。以前の建築金物の施工等を行う会社だったころから遊具診断を行っており、ほかの地域安全の活動に参加していました。小熊さんが設立した現在の会社となってから、地域安全サポーターズへも迷いなく参加を決めました。
作業する場所は日によって変わりますが、広く市内を巡るため、いつ何が起こっても対応できるよう心掛けています。「札幌市防災協会の救命講習を受け資格も取りました。これから上級救命にも挑戦するつもりです」。“安全は備え”という意識から自主的に取り組んでいます。
国内の遊具には、2008年まで明確な規格基準がありませんでした*。それ以前に作られた古い遊具については、特に安全性を確認することが求められています。引っ掛かるおそれのある突起や挟み込みのおそれがある隙間など、形状・状況等によって危険度が高まるのですが、大人も何が危険か把握できていない場合が多いと、小熊さんは指摘します。「公園にある新しい遊具には適応年令が表示されたステッカーが貼られており、危険防止のために注意喚起がされていますが、意外とこのことを知らない保護者がたくさんいます。また、フードのついた服やタスキ掛けしたカバンなど引っ掛かりやすい服装で遊ばせないことも、ひとつの予防になります。設置する側も、リスクをもっとPRすべきだと思います。遊具の専門家としてアドバイスはいつでもできますから、ぜひ声をかけてほしい」。
地域の区民センターなどで遊具の正しい遊び方等についての講義を行うなど、市との協働でできることもあります。「私どもは、こうしたことをボランティアで行っても構いません。子どもの問題は、大人につながる問題でもあるはずですから」と小熊さん。遊具にとどまらず、地域の施設を誰もが安全に利用できることが大切だと、強く感じて活動しています。
*2008年、社団法人日本公園施設業協会が遊具の安全に関する規準を定めた。
株式会社 遊具診断北海道
代表取締役 小熊義和さん
「私の会社は2名しかいないので、近隣の見回りなど、もっとさまざまな活動がしたくても難しい部分があります。サポーターズに加盟している事業者で連携できれば、互いに補いあえると思います。また事業者と町内会をつなぐことも必要じゃないでしょうか。区ごとのサポーターズ集団があってもおもしろいかも。いずれにせよ、この活動が地域の活性化につながれば楽しいですね」
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