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更新日:2024年3月8日

高病原性鳥インフルエンザについて

■高病原性鳥インフルエンザとは

高病原性鳥インフルエンザとは、鳥類がA型インフルエンザウイルスに感染して起こる鳥インフルエンザのうち、強毒型のウイルスあるいはH5亜型またはH7亜型のウイルスを原因とするものをいい、家畜伝染病に指定されています。

本市では、鶏などの家きんに本病が発生した場合、北海道が中心となって実施する各種防疫措置と連携し、早期の清浄化を図ります。

  • 防疫措置:発生農場の鶏の殺処分、死体や汚染物品の焼埋却、農場の消毒、周辺区域の移動制限、清浄性の確認検査など
  • 家畜伝染病予防法の対象家きん:鶏、あひる(マガモ、ガチョウ、アイガモ、フランスガモ)、うずら(ヨーロッパウズラ)、七面鳥、きじ(ヤマドリ)、だちょう(エミュー)、ほろほろ鳥

○国内の家畜における高病原性鳥インフルエンザの発生状況(令和6年2月18日現在)

平成16年(2004年)1月、大正14年(1925年)の発生以来79年ぶりに山口県の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザの発生があり、以降、2~3年毎に全国的に発生を繰り返しています。

令和4年秋~5年春シーズンは、家禽では過去最多となる26道県84例の発生があり、約1,771万羽の鶏等が殺処分となり、国内の鶏卵流通に大きな影響を及ぼしました。道内では5例の発生で約158万羽が殺処分となりましたが、特に令和5年3月から4月にかけて千歳市の大規模養鶏場で3例の連続発生があり、道内の採卵鶏数の約2割に相当する約125万羽が殺処分されています。その際は発生した千歳市、北海道庁だけでなく、札幌市を含めた近隣市町村職員や畜産関係者が協力して、殺処分や施設の消毒作業などの防疫措置を実施しています。

令和5年秋~6年春シーズンは、家禽では8県で9例(令和6年2月18日現在)の発生がありましたが、道内での発生例はありません。ただし野鳥では25都道府県で113例、道内でも55例のウイルス検出例があります。また、札幌市内では令和6年1月以降にカラスで14例のウイルス検出例があるため、市内で鳥類を飼育している方は、本病の発生と蔓延を防止するため、飼養衛生管理を徹底してください。

 

○過去の道内の養鶏場における発生状況

令和6年(2024年)2月18日現在

発生年度 発生市町村 処分羽数
平成28年度 清水町(養鶏場・採卵鶏) 約28万羽
令和3年度 白老町(養鶏場・採卵鶏) 約52万羽
令和3年度 網走市(家きん農場・採卵鶏・エミュー) 約600羽
令和3年度 釧路市(家きん農場・エミュー) 約100羽
令和3年度 網走市(養鶏場・採卵鶏) 760羽
令和4年度 厚真町(養鶏場・肉養鶏) 約17万羽
令和4年度 伊達市(養鶏場・肉養鶏) 約18万羽
令和4年度 千歳市(養鶏場・採卵鶏) 約55.8万万羽
令和4年度 千歳市(養鶏場・採卵鶏) 約39万羽  
令和4年度 千歳市(養鶏場・採卵鶏) 約31万羽

発生及び防疫措置の状況については、農林水産省のホームページの「鳥インフルエンザに関する情報」などをご確認ください。

■高病原性鳥インフルエンザに関するQ&A

(詳細な回答は質問項目をクリックしてください)

1)鶏肉や卵を食べて感染することはありませんか?

・流通している鶏肉・鶏卵は安全です。

2)鳥インフルエンザは人に感染しますか?

・感染した鳥と濃密な接触をしない限り感染しません。

3)ペットでニワトリや小鳥を飼っていますが大丈夫ですか?

・家庭で飼われていた鳥が直ちに危険になることはありません。

4)死亡した野鳥などを見かけた場合はどうしたら良いですか?

・素手で触らず、多数死亡している場合は担当部署に連絡してください。

5)海外旅行を予定していますが、どんな注意事項がありますか?

・渡航先の発生状況を確認し、野鳥や養鶏場等に近づかないようにします。

■養鶏農家・養鶏関係者の皆様へ

養鶏場への高病原性鳥インフルエンザの侵入を防止するため、特に以下の点について徹底していただき、万全を期するようお願いします。

○野鳥やネズミなどの野生動物による鶏舎や飼料保管場所への侵入防止。(防鳥ネットの設置、鶏舎壁間隙の補修、鶏舎周辺の消石灰散布など)

湖沼や川の生水を直接家きんに与えない。

関係者以外の立入を制限するとともに、敷地及び鶏舎に出入りする際には消毒を徹底する。

作業衣、長靴、飼養管理に使用する器具・器材等は使用の都度交換又は消毒を行い、常に清潔な状況を保つ。

○家きんに異常が見られた場合は、至急最寄りの家畜保健衛生所に連絡する。(札幌市内の場合は、北海道石狩家畜保健衛生所(011-851-4779)へ)

※詳しくは、北海道のホームページ高病原性鳥インフルエンザに関する情報についての「家きん飼養者、関係者へのお願い」をご確認ください。

■高病原性鳥インフルエンザに関するお問合わせ先

相談内容 相談先 電話番号 対応時間
高病原性鳥インフルエンザの防疫対応について 北海道
石狩家畜保健衛生所
011-851-4779

開庁日の
8時45分~17時30分

札幌市農政部
農業支援センター

011-787-2220

開庁日の
8時45分~17時15分

鶏肉・鶏卵の食品衛生について

札幌市保健所
食の安全推進課

011-622-5174

開庁日の
8時45分~17時15分

人の健康について

札幌市保健所
感染症総合対策課

011-622-5199

開庁日の
8時45分~17時15分

鳥類(ペット)の飼養について

札幌市保健所
動物管理センター

011-736-6134

開庁日の
8時45分~17時15分

死亡野鳥等について

北海道
石狩振興局環境生活課

011-204-5825

開庁日の
8時45分~17時30分

 

■高病原性鳥インフルエンザについての情報先(リンク先)

・農林水産省(鳥インフルエンザに関する情報)

 

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このページについてのお問い合わせ

札幌市経済観光局農政部農業支援センター

〒007-0880 札幌市東区丘珠町569番地10

電話番号:011-787-2220

ファクス番号:011-787-2221