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更新日:2025年3月28日

エゾフクロウ

エゾフクロウ

*フクロウ目
STRIGIFORMES
*フクロウ科
Strigidae
*英名
Hokkaido Ural Owl
*学名
Strix uralensis japonica

分布

北半球に広く分布するフクロウの亜種で、北海道に生息している。

特徴

日本には4亜種いるが、北に生息するフクロウほど白っぽく、南のものほど濃い褐色になる。両目が頭部の前面についていて、頭部が真後ろ・上下反転できる等自由な稼働が出来る。耳孔は左右の位置がずれていて、上下方向の差も聞き取れる。これは夜の狩りに有効である。眼球については眼窩(がんか)に固定されているので動かすことは出来ない。視力は強みと弱みがはっきりしていて、遠くのものをみる能力には優れているが、近い範囲にあるものははっきり見ることができない。瞳孔が大きいため夜目がきく。単独かつがいで生活をして、通常、3月頃から産卵が始まるのが一般的で、卵数は3~4個。抱卵は雌が行う。ヒナは卵からかえった後も約10日間抱かれている。約32日で巣立つ。大木のある場所を好み、アラカシやスダジイ、サクラ、リンゴ等樹洞のできやすい木を好んで営巣するが、地上の切り株の横等地面での営巣例も多い。

食性

ネズミや小鳥等

寿命 野生下:約10年/飼育下:不明
その他

レッドリスト:LC(IUCN2021) CITES:附属書Ⅱ

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