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更新日:2011年9月3日

マサイキリン

画像:マサイキリン

*偶蹄目
ARTIODACTYLA
*キリン科
Giraffidae
*英名
Giraffe
*学名
Giraffa camelopardalis

マサイキリンは、アフリカのサバンナに住み、体長3~4m、頭頂までの高さは5mを超えます。もちろん地球上で最も背丈の高い動物種です。
餌は、青草、ニンジン、ジャガイモ、パン、リンゴ、配合飼料などで、冬は青草の代わりにモヤシとキャベツを与えています。
現在はオスの「ユウマ」、メスの「ナナコ」と、2頭の間に生まれたオスの「ナナスケ」の3頭を飼育しています。
以前は国内最高齢のマサイキリンだったメスの「タカヨ」がいましたが、2008年11月に亡くなりました。

ユウマは1997年12月16日に鹿児島市平川動物園で生まれました。
彼は平川動物園では「マツタロウ」と呼ばれていましたが、ぜひ札幌市民に新たな名前をつけてほしいという本園の希望で、ひろく市民に呼びかけ、愛称を募集を行い、この名前が選ばれました。
この「ユウマ」には、動物園にとって頭の痛いところがあります。テレビ局のカメラや、工事の音が大嫌いなのです。そのため、テレビカメラが近寄ったり、付近で工事の音が出るときには、さまざまな気遣いを絶やすことができません。

2009年10月、タカヨを亡くしたユウマのもとに、熊本市動植物園からお嫁さんが来園しました。2004年8月26日生まれの「ナナコ」です。このナナコは、なんとタカヨの孫にあたります。
2011年6月に、ユウマとナナコの間に赤ちゃんが生まれました。ナナコにとっては初めての子ども、ユウマにとっては4頭目の子供になります。

 

画像:シゲジロウ
シゲジロウ、和歌山でがんばってね。

画像:タカヨ
2008年11月に亡くなったタカヨ

●シゲジロウの旅立ち、そしてタカヨ
2006年10月30日、タカヨの12番目の子シゲジロウは、和歌山アドベンチャーワールドへ旅立ちました。将来お嫁さんをもらい、母タカヨの様に立派な子孫をたくさん残すためです。

シゲジロウは2005年1月9日に2時間かかる難産で生まれ、飼育員が見守る中、立ち上がりました。しかし、タカヨが高齢のためか乳の出が悪く、十分でなかったため、ウシの初乳を与え、その後も母乳と混合で育てました。シゲジロウも1歳半を越え、身長も3メートルを越えるほどになりました。キリンの輸送可能なぎりぎりの高さです。キリンはトラックとフェリーで輸送されるため、これ以上背が高くなると運ぶことができません。ですからキリンは繁殖可能な年齢にはまだ間がありますが、1~2歳で移動します。

タカヨは1978年4月10日に円山動物園で生まれ、マサイキリンでは国内最高齢の28歳です。

王子動物園生まれのたかしとの間に6男4女、10頭の子を、平川動物園生まれのユウマとの間に2男1女、3頭の子供をもうけました。キリンの妊娠期間は15カ月ですから13頭を出産したことは大変なことです。28歳で出産、13回出産というのはいずれも日本記録で、まさにビッグママそのものです。生まれた子どもたちのうち、無事に育った7頭が国内はもとより韓国の動物園へも行っています。

シゲジロウはユウマとの間の2頭目の子で、その前に生まれた子は心臓に奇形があり、出産に6時間半もかかる難産で、生まれた女の子は立ち上がることなく2日後に亡くなってしまいました。

2006年10月26日には、タカヨは13頭目の子を予定日より1カ月近く早く出産しました。今回は出産にかかった時間は約1時間半と比較的短く母体への負担も少なかったと思われます。しかし、残念ながら子供は立つことなく約7時間後に亡くなりました。男の子でしたが、やはり心臓に奇形があったそうです。

ここ数年のタカヨの出産の状況からすると、シゲジロウは良くぞ元気で生まれ元気に育ってくれたと感謝の気持ちでいっぱいです。超高齢での妊娠・出産は母体への負担が非常に大きいことから、これからは妊娠しないようにユウマと分離して飼育する予定です。タカヨには元気でもっともっと長生きしてもらいたいです。
2006年11月15日記・種の保存担当部長 大谷倫子)

マサイキリン「シゲジロウ」の近況


 

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