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更新日:2020年10月30日

集合住宅の高断熱化モデル改修効果検証について

目的

札幌市では、民間集合住宅の高断熱化を推進するため、市営住宅をモデルとして、高断熱改修を実施しました。外壁改修にあわせ、断熱改修を行い、改修前後のデータ収集を行いました。収集したデータは、北海道大学と札幌市の共同研究として比較分析を実施しております。

モデル改修の対象

市営住宅里塚団地14号棟(清田区里塚1条4丁目)

鉄筋コンクリート造5階建て2,285.4㎡(30戸)

主な断熱改修項目

【外壁】 内断熱FP板40mm→内断熱FP板40mm+外断熱EPS板100mm付加

【屋根】 内断熱FP板50mm→内断熱FP板50mm+外断熱硬質ウレタンボード120mm付加

【  床  】  床下FP板40mm→床下FP板40mm+吹付ウレタンフォーム100mm付加

【  窓  】 内窓 樹脂製サッシ単板ガラス3mm→樹脂製サッシ複層ガラス(3-A12-Low-E3)

      外窓 アルミサッシ単板ガラス3mm→変更なし

改修工事費

約9,100万円(約304万円/戸・約4万円/㎡)

検証概要

エネルギー消費量の比較分析

断熱改修が暖房エネルギー使用量に与える影響を把握するため、5世帯の改修前後の灯油使用量について比較分析を行いました。

灯油使用量の削減率は、平均で43%という結果となり、削減効果としては大きかったと言えます。

灯油使用量

室内環境の比較分析

断熱改修が生活温度に与える影響を把握するため、室内に温度計を設置し、改修前後の室内環境について比較分析を行いました。 

特に非暖房室に顕著な温度上昇が見られ、室間の温度差が小さくなった効果が見られます。

温度測定結果

室内表面温度の比較分析

断熱改修が室内表面温度に与える影響について、サーモカメラを用いて検証を行いました。

暖房のある居間では、温度が維持されており、キッチンでは、表面温度の上昇が確認できました。

 表面温度

 

 湿害発生に関する比較分析

断熱改修によるダンプネス(湿害)に与える影響について検証を行いました。

熱橋となっている隅角部でも、室内表面温度は露点温度(気温22℃湿度60%の場合は約14℃)を上回っていることが確認でき、結露の防止効果が得られていると考えられます。

湿害

入居者アンケートの実施

定量的なデータのほか、入居者の体感を含めた室内環境の変化を測定するため、アンケート調査を実施しました。

室温の上昇や室間の温度差の減少に関し、入居者の体感としても明らかな改善がみられています。

annke-to

 

 

効果検証のまとめ

断熱改修の実施により、エネルギー使用量の減少や室内温度の改善による快適性の向上など顕著な効果が見られ、環境負荷の低減だけでなく入居者の健康増進にも寄与する可能性があるという結果が得られました。

通常の外部改修に比べて工事費が高くなることが課題となりますが、経済性のみならず、快適性が向上することや、健康上のメリット、地球環境への貢献度など総合的な価値の向上が期待できます。

詳細な検証結果については、下記の資料をご確認ください。

 

【検証資料】集合住宅の高断熱化モデル改修効果検証(PDF:4,540KB)

 

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