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*タカ目 |
分布 |
ニホンイヌワシはイヌワシの亜種で日本、大韓民国、朝鮮民主主義人民共和国に生息しています。 日本では、北海道、本州、四国、九州の低山から高山までに周年生息しています。 |
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特徴 |
イヌワシは北半球を中心に5亜種が生息することが知られています。 日本に生息するニホンイヌワシは5亜種の中では最も小型です。 雌は雄より全長で約1割、体重で約2割大きいです。 大きな嘴が天狗の鼻に似ていることから狗(イヌ)鷲と名付けられ、ゴールデンイーグルとも呼ばれています。 険しい山岳地帯につがいで生息し、時折平地や海岸に現れることもあります。 つがいごとに営巣や採餌場所を含む広い行動圏を持ち、通常は岩棚で常巣し、真冬に産卵、春先にヒナが孵ります。 野生では、2個の卵を3~4日間の間隔で1卵ずつ産み落とすが、先に孵化したヒナが後に孵化したヒナを攻撃してころしてしまう「兄弟殺し」が行われます。 |
食性 |
動物食で、ノウサギやテン等の中・小型哺乳類動物やヤマドリ等比較的大型の鳥類、アオダイショウ等のヘビ等 |
寿命 | 野生下:約20~30年 飼育下:約30年 |
減少の理由 |
森林や草原の手入れ不足による狩場適地およびエサ動物の生息環境の減少のほか、開発行為やレジャーなどによる人の不用意な接近による圧迫等による常巣放棄等も発生しており、日本では1965年に国の天然記念物、1993年に種の保存法施行に伴い、国内希少野生動植物種に指定されています。 |
円山動物園 では |
1990年には国内の動物園で初めて繁殖・育雛に成功し、日本動物園水族館協会から繁殖表彰をいただいています。 |
その他 |
レッドリスト:LC(IUCN2016) 環境省レッドリスト:EN CITES:付属書Ⅱ 円山動物園では平成2年4月18日に自然繁殖に成功し、平成3年に繁殖賞を受賞しています。 |
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