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(屯田兵以前|屯田兵の里|屯田兵が残した物|最大の遺産|歴史を語るもの|各種碑について)
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琴似屯田兵村兵屋跡 |
琴似屯田兵屋 |
西区には、現在も見ることのできる屯田兵屋が2つ存在します。1つは国指定史跡の「琴似屯田兵村兵屋跡」(琴似2条5丁目)、もう1つは北海道指定有形文化財の「琴似屯田兵屋」(琴似1条7丁目琴似神社境内)です。
前者の兵屋は復元されたものであり、後者は若干の補修が加えられてはいますが、当時の建物そのもの、いわばオリジナルです。前者は「兵屋跡」と表すとおり、建物それ自体よりも屯田兵入植当時そのままの位置に、昭和45年(1970年)まで兵屋が残っていた事実により、国の史跡指定を受けています(昭和57年(1982年)5月指定)。後者は昭和38年(1963年)に琴似神社に寄贈され、翌年、現在の位置に移転されたもので、昭和39年(1964年)、道に有形文化財として指定されました。これらは北海道各地の屯田兵屋や跡地とともに、平成16年(2004年)11月には道により北海道遺産として登録されました。いずれの兵屋も見学可能です。
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ワンポイント西区3 屯田兵屋の設計には、当初、開拓使工業局営繕係岩瀬隆弘が、後には豊平館を設計した安達喜幸が当たりました。 |
琴似屯田兵屋の内部 |
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現在の西区役所(琴似2条7丁目)のある場所には、屯田兵の中隊本部が置かれていました。その前には当時の面影をそのままとどめた屯田の森が広がっています。 この森には屯田兵ゆかりの碑が5基建てられているほか、彫刻家奥山喜生氏の手によるモニュメント「開拓の鼓動」が設置され、ふれあいシンボルゾーンとして人々の憩いの場となっています。 |
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琴似神社前から撮影(右側が区役所のある場所) |
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左から「琴似屯田兵顕彰碑」(1)、「屯田兵本部趾」碑(2)、琴似屯田開村「記念碑」(3)、「陸軍屯田兵第一大隊第一中隊本部之趾」碑(4)、琴似屯田百年記念碑(5)。(2)~(5)は、もともとばらばらに建立されていましたが、昭和50年に区役所横にまとめられました。その後、ふれあいまちづくり事業によるふれあいシンボルゾーンの整備にあわせ、平成6年、現在地に移設。平成11年に(1)が建立され、現在に至っています。 |
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