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麻生地区には、明治から昭和にかけて北海道で盛んに栽培されていた亜麻を繊維として採取する亜麻工場が、また、札幌駅北口のある北8条付近には、その亜麻工場で採取した繊維を糸や麻布に加工する製品工場がありました。
亜麻は、地域の人々の暮らしを支えたゆかりの深い花です。
北区では、地域の成り立ちに対する理解や関心を深め、愛着を持っていただくため、亜麻やその歴史を活用したまちづくりに取り組んでいます。
お知らせ
北区の麻生地区には、明治から昭和にかけて亜麻工場※がありました。
当時、北海道では農作物として亜麻が盛んに栽培されており、この工場では亜麻の茎から糸の原料となる繊維を採取していました。
これが「麻生」という地名の由来ともなっています。
現在、麻生地区では、市民団体が中心となって、地域の歴史ゆかりの植物である亜麻を生かしたまちづくり活動が行われています。
北区では、皆さまに北区の亜麻の歴史やこれを生かしたまちづくり活動を知っていただき、地域に対する理解や愛着を深めていただくことを目的として、市民団体の方々などとの協働により、平成30年度に冊子「亜麻のまち麻生」を作成いたしました。
この冊子は、子ども(小学校4年生程度)が読めるものとして作成したものですが、大人の方にも興味を持って読んでいただける内容となっておりますので、ぜひご覧ください。
※明治23年(1890年)6月起工、明治24年(1891年)8月操業開始(「北海道亜麻事業七拾周年記念史」89ページ)、昭和32年(1957年)10月閉鎖(麻生連合町内会「麻生のあゆみ」198ページ)
項目 | ページ | ページファイル |
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表紙 |
- |
(PDF:520KB) |
目次・まえがき |
- |
(PDF:668KB) |
第1章歴史を伝えるアカマツ |
1-2 |
(PDF:1,609KB) |
第2章麻生町の誕生 |
3-5 |
(PDF:2,483KB) |
第3章帝国製麻琴似亜麻工場の歴史 |
6-11 |
(PDF:4,656KB) |
第4章亜麻産業の盛衰 |
12-14 |
(PDF:2,331KB) |
第5章まちの歴史を伝える |
15-16 |
(PDF:1,851KB) |
年表 |
17 |
(PDF:736KB) |
裏表紙 |
- |
(PDF:555KB) |
※一括ダウンロードのためのPDFファイルは、ファイルサイズ低減のため画質を落としています。
関連リンク
北区の亜麻栽培の歴史と亜麻の魅力を「座学」と「体験」を通じて五感で楽しむことを目的としたワークショップです。
お子さんからお年寄りまで、誰にでも楽しく亜麻を知ることができる内容になっています。
令和元年度の開催お知らせページ※新型コロナウイルスの影響により中止
亜麻を見ることができる北区内の地域と亜麻を通じて北区と連携を深めている当別町についてご紹介いたします。
北区役所の正面玄関前及び東側の歩道の植樹帯で亜麻を見ることができます。
区役所周辺に植えられている亜麻は宿根草です。
今年も亜麻の花が咲きました。区役所に訪れる方々を亜麻のかれんな花がお迎えします。駐車場の敷地では、こぼれ種で生育した亜麻も見ることができます。
夏が近づくとお昼近くには散ってしまうので、午前の早い時間が見頃です。
区役所正面玄関前の様子 |
区役所東側の歩道植樹帯の様子 |
こぼれ種で育った駐車場内の亜麻 |
亜麻の花 |
亜麻の実 |
JR札幌駅の北口に隣接する北8条付近は、かつて麻布を製造する帝国製麻や官営麦酒醸造所などの工場が連なっていました。
アマとホップのフラワーロードは、その地域の歴史にちなみ、繊維の原料である亜麻やビールの原料となるホップなど地域ゆかりの植物でまちを美しく飾った歩行空間です。
北区では、毎年度、北8条線のうち西2丁目及び3丁目の区画を地域にお住まいの方や企業の方々などと協働で、亜麻などの草花の苗植えを行っています。
また、東8丁目以東は、東区で事業を行っており、AMAサポーターズ倶楽部の方々が中心となって亜麻やホップなどの草花を植えています。
昨年度に引き続き、今年度も宿根亜麻をはじめ、インパチェンスやジニア、サルビアなどを植えました。(新型コロナウイルスの感染を防ぐため、地域のみなさまとの花植えは中止しました。)
植えた亜麻の苗は1年目のため株が小さいですが、来年の今頃には大きく育ち、行き交う人々を楽しませてくれることでしょう。
ブルーサルビアと亜麻 |
インパチェンスと亜麻 |
北8条線の亜麻 |
麻生地区には、かつて農作物として育てられた亜麻の茎から繊維を取り出す大きな工場がありました。
昭和に入り、繊維技術の進歩により工場は閉鎖となりますが、亜麻工場がこの地域の暮らしを支えた歴史を残すため、工場跡地一体の区域に「亜麻」の「麻」の字を含む「麻生(あさぶ)」という地名が付けられました。
麻生地区では、あさぶ亜麻保存会が中心となって亜麻などの草花を使った花壇制作や亜麻を学ぶ授業など、亜麻を活用したまちづくりを行っています。
新型コロナウイルスの感染防止のため、毎年、和光小学校と協働で行っている一年草の種まきは中止となりましたが、多年草の亜麻が育っており、見頃を迎えています。
麻生商店街駐車場の亜麻 |
麻生緑地の一年草の亜麻 |
和光小学校前の亜麻 |
インペリアル麻生前の亜麻 |
ベルヴュ麻生前の亜麻 |
丘珠空港通の亜麻 |
関連リンク
明治から昭和の初めにかけて、当別町にも亜麻工場がありました。亜麻工場が次々と閉鎖され、北海道内で農作物として亜麻が育てられることはなくなっていましたが、当別町では亜麻仁油(あまにゆ。亜麻の種から採ることのできる油)を作ることを目的として亜麻が栽培されるようになりました。
畑に植えられた亜麻の花が見頃になる7月には、毎年「亜麻まつり」が開催され、多くの人が訪れています。
北区内の市有施設で回収している家庭用廃食油のうち、区役所で集めているものは、当別町内で運行しているコミュニティバスの燃料資源の一部として当別町へ提供しています。
当別町からは、一年草の亜麻(油用)の提供を受けており、この種は「種から育てる花苗育成支援事業」などで配布しています。
毎年7月上旬に開催される「亜麻まつり」ですが、今年は中止になりました。
お祭りはありませんが、亜麻畑は見学できるとのことです。亜麻畑は個人の土地ですので、見学・撮影する際には次のルールを守っていただきますようお願いいたします。
亜麻畑とぽっぴぃ |
当別町の亜麻畑 |
亜麻の花 |
関連リンク
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