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更新日:2016年2月25日

平成27年中における危険物施設等の事故発生状況

危険物施設における事故発生状況

平成27年中に発生した危険物施設の事故は31件で、前年の43件から12件減少しています。また、事故全体の約74%にあたる23件の事故が、給油取扱所で発生しています。

平成27年中における危険物施設の事故発生状況について(PDF:558KB)

流出事故の発生状況

平成27年中に発生した流出事故は12件で、前年の18件から6件減少しています。危険物の流出量にあっては、約4,290ℓであり、前年の約19,770ℓから約15,480ℓ減少しています。

人的要因による流出

流出事故12件のうち、5件が操作確認不十分などの人的要因によるものです。

一例)給油取扱所において、顧客が給油ホースを給油口に差し込んだまま車両を発進させたため、給油ホースが安全継手から離脱し、給油ホース内の軽油が流出した。

腐食等劣化による流出

流出事故12件のうち、5件が腐食等劣化などの物的要因によるものです。

一例)地下埋設配管に経年劣化による穿孔が生じ、当該部分から灯油が流出した。

例年、地下貯蔵タンクや地下埋設配管が腐食等劣化したことに起因する事故が多く発生しており、発見が遅れることにより流出量の増加につながる傾向にあります。

流出事故の事故防止対策

流出事故を防ぐためには、定期点検はもちろんのこと、日常点検などの日々の自主点検が有効です。日常点検などの自主点検を継続して行い、保安の確保に努めましょう。

※危険物施設の定期点検ガイド

※危険物施設の日常点検ガイド

破損事故の発生状況

平成27年中に発生した破損事故は19件で、前年の24件から5件減少しています。破損事故19件すべて給油取扱所で発生しています。

人的要因による破損

給油取扱所で発生した破損事故の原因は、車両を後退する際に後方確認を怠ったなどの操作確認不十分や、荷台を上げた際に停止作業を行わなかったことなど、人的要因によるものがほとんどです。

破損事故の事故防止対策

給油取扱所における破損事故を防止するためには給油取扱所の従業員はもちろんのこと、施設の利用者も共に、事故防止に努める必要があります。

【給油取扱所】

  1. フルスタンドでは、従業員が誘導を行いましょう。
  2. セルフスタンドでは、しっかりと監視をしましょう。
  3. 固定給油設備等の周囲や、販売室内に注意喚起の掲示を行いましょう。

【施設の利用者】

  1. 給油取扱所内では必ず徐行し、安全運転に努めましょう。
  2. フルスタンドでは、従業員の誘導に従いましょう。
  3. 給油中はエンジンを停止し、給油が完全に終了したのを確認した後に発進しましょう。

 

少量危険物施設等における事故発生状況

平成27年中に発生した少量危険物施設等の事故は100件(火災事故3件、流出事故97件)で、前年の114件から14件減少しています。そのうち、ホームタンクに関連する事故は91件で、全体の91%を占めています。危険物の流出量にあっては、約42,370ℓであり、前年の約53,480ℓから約11,110ℓ減少しています。

平成27年中における少量危険物施設等の事故発生状況について(PDF:508KB)

ホームタンクに関連する事故の特徴

発生箇所と原因

ホームタンクに関連する事故91件のうち、発生箇所別では、配管46件、タンク付属設備22件、タンクに接続する燃料消費設備等16件、タンク本体3件、その他4件となっています。

また、主な事故原因は、腐食等劣化27件、接続部分の緩み等16件となっています。

事故防止対策

・日常点検の実施

腐食等劣化を原因とする事故が28件(ホームタンクに関連する事故27件、その他の事故1件)発生していますが、その半数以上が、露出配管、ストレーナー、ゴムホースなど、目視で確認できる場所で発生しています。これらの事故は、日常点検を実施していれば防止することができた事故が大半であることから、継続的に日常点検を実施することが最も効果的な事故防止対策です。また、事故が発生する前に、計画的に改修する必要があります。

※ホームタンク技術基準・チェックシート

・タンクの固定方法

強風、車両の衝突、タンク架台の腐食などにより、タンクが転倒したことによる流出事故が7件発生しています。タンクの脚部または架台が錆びていないか、しっかり固定されているかを確認し、必要に応じて補助的な支持を設置するなどして、地震時の揺れ等に対して耐え得る構造となるよう強固に固定することが必要です。

・いたずら防止

いたずら等により配管が折損するなどの事故が5件発生しています。このような事故を防止するためには、配管保護カバーの設置やタンク周囲を明るくするなど、いたずらされにくい環境を作ることが効果的です。

・緊急時の対応

自宅の排水口、ホームタンクの周辺から灯油臭がする、急激に灯油の消費量が増えたなどの、灯油が流出した疑いのある場合、または灯油が流出した場合は、速やかに消防機関等に通報するとともに、被害を最小限に抑えるために、ホームタンクの開閉バルブを閉止するなど、流出防止措置を講じることが必要です。

事故防止への取組み

札幌市消防局では、危険物事故を撲滅するため、様々な取組みを行っています。

危険物事故防止アクションプラン等の取組み

「平成27年度危険物事故防止対策実施事項」を策定し、危険物施設における事故の未然防止に取り組んでいます。

※平成27年度危険物事故防止対策実施事項について(危険物事故防止に関する基本方針)

危険物安全週間の実施

毎年6月の第2週は、「危険物安全週間」とされており、危険物施設への立入検査の強化や保安研修会などを実施しています。

※危険物安全週間について

移動タンク貯蔵所等の立入検査強化

冬期の繁忙期を控え、毎年10月1日から10月31日までを、「移動タンク貯蔵所等指導強化月間」として、移動タンク貯蔵所への立入検査を強化しています。

少量危険物施設等の事故防止対策

ホームタンクに係る事故防止対策を推進するため、市内各区の危険物安全協議会の会員と札幌燃料協同組合の組合員に、各家庭に灯油を配送する際、ホームタンクの事故防止に関するチラシの配布、外観点検や灯油臭及び消費量の異常の有無について声かけを行う等の協力を依頼しています。

 

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このページについてのお問い合わせ

札幌市消防局予防部指導課

〒064-8586 札幌市中央区南4条西10丁目1003

電話番号:011-215-2050 

ファクス番号:011-281-8119