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更新日:2023年7月28日

【手稲消防署】「高齢者の住宅防火」出前講座を募集中!

手稲消防署では、高齢者の防火対策を推進するため出前講座を募集しています。

そもそも、なぜ高齢者なのか?

札幌市では、1年間に397.6件の火災が発生しています。※過去5年間(2018~2022)の平均

そのうち、住宅火災が175.2件です。

さらに、住宅火災を「高齢者世帯」と「65歳未満世帯」の2つに分けると・・・

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高齢者世帯は、65歳未満世帯の約3分の1しか火災が発生していません。

しかし、両者の世帯数を見てみると・・・

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高齢者世帯は、65歳未満世帯の約3分の1の世帯数です。

比較しやすいように1万世帯あたりの件数にしてみると・・・

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ほぼ同じ件数になったので、高齢者世帯と65歳未満世帯の出火率には、差がないことが分かります。

では、火災による被害という側面から、3つの項目で見てみましょう。

1.住宅火災の損害額

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これを、住宅火災件数で割って、火災1件あたりの損害額をみると・・・

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高齢者世帯は、65歳未満世帯の1.7倍の損害額が発生していることが分かります。

2.住宅火災の焼損面積

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これを、住宅火災件数で割って、火災1件あたりの焼損面積をみると・・・

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高齢者世帯は、65歳未満世帯の2.2倍の焼損面積が発生しています。

3.住宅火災の死者

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高齢者は、65歳未満の2.8倍の死者が発生しています。

これだけでも憂慮すべき事実ですが、さらに人口を見てみると・・・

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高齢者は、65歳未満の約3分の1の人口です。

そこで、比較しやすいように10万人あたりの死者数を見てみると・・・

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10万人あたりでは、高齢者は65歳未満の7.5倍の死者が発生しています。

まとめ

高齢者世帯と65歳未満世帯の出火率は、ほとんど変わりません。

しかし、高齢者世帯は65歳未満世帯よりも火災の被害が拡大しやすい

また、高齢者は65歳未満よりも火災で亡くなる可能性が高い

よって、高齢者の防火対策に重点的に取り組む必要がある、ということになります。

出前講座の募集

手稲消防署では、「高齢者の防火対策」をテーマにした出前講座を実施しています。

手稲消防署の職員が、皆さんのもとを訪問し、火災を防ぐポイントを詳しくお話します。

町内会や自治会の集まりはもちろん、介護関係者など高齢者と日常的に関わる方々にもオススメです。

手稲消防署予防課までご連絡ください。

火災から身を守るアイテム

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札幌市消防局手稲消防署予防課

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