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更新日:2019年11月8日

 地理的特徴から見た課題と対策

札幌市のヒグマ対策における現状の課題と対策について紹介しています。

 

 札幌市の地理的特徴

札幌市は、市域の約6割が森林で占められており、豊かな自然に囲まれた大都市です。同時にこの森林には、多くのヒグマが生息しています。札幌市では、人口密度の高い市街地とヒグマの生息する森林とが直接つながっている地域が多く、この地理的特徴は、ヒグマの出没が多くなったり、ヒグマが偶然市街地に侵入してしまったりする要因の一つとなっています。札幌市の地理的特徴

 

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 土地利用状況の変化

近年札幌市の市街地周辺ゾーンでは、地主の不在等の理由で、手入れがされず、草木が生い茂ってしまっている土地や、放棄されたままになっている果樹が増えてきています。もともと、ヒグマの森林から市街地への侵入を防ぐための「緩衝帯」となっていた地域が、その役割を果たせなくなってきていることが、ヒグマが市街地に侵入したり、ヒグマを市街地の近くに誘引したりする要因の一つとなっています。

 果樹や作物の管理について

放棄されたままになっている果樹や作物は、ヒグマを誘引し、人が作った食べ物の味を学習させてしまうため、ヒグマが家庭菜園の作物を求めて市街地に出没するきっかけとなってしまう場合があります。

ヒグマが出没する可能性のある地域では、必要の無い果樹は伐採する、伐採できない場合には果樹を電気柵で囲う、実っている果実を早目に収穫するなどの対策が必要です。

また、森林に近接する家庭菜園の作物についても、電気柵で囲うなど、ヒグマを誘引しないための対策が必要です。札幌市では、ヒグマを市街地に侵入させないための取組みの一つとして、1世帯につき1シーズンに限り、家庭菜園向けの電気柵の貸出を行っています。

「家庭用電気柵の貸出について」のページ

 

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  草地の管理について~草刈りの重要性~

 草刈り
     ヒグマの出没を減らし、市街地への侵入を防止するためには、
      市街地と森林の間に「緩衝帯」を確保することが重要です。

     ヒグマには、開けた見晴らしのいい場所を避け、藪などで身を
      隠しながら行動する特性があることから、市街地と森林との間に
      ある草地や市街地につながる河畔林など、ヒグマの侵入経路と
      なり得る場所の木や雑草を刈り取って見晴らしをよくすることで、
      ヒグマの出没を減らすことができます。

                                 札幌市には、市街地への侵入経路となる可能性のある場所が
                              複数あるため、地域全体で一体となってヒグマが出没しにくい
                             
環境づくりに取り組んでいく必要があります。
 

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 札幌市における草刈り事業

石山地区

 南区石山地区の豊平川石山大橋付近では、平成24年、25年にヒグマが出没したことを受けて、平成26年から、「石山地区まちづくり協議会」と「浦幌ヒグマ調査会」(事務局:酪農学園大学)が中心となって、毎年8月に河畔林の下草を刈っており、ヒグマの出没抑制に効果をあげています。

令和元年度は、8月3日(土曜日)に行われ、石山地区の住民や酪農学園大学の学生など、約60人が参加しました。草刈り終了後には、酪農学園大学の学生がヒグマに関する研究や調査について報告する「ヒグマ勉強会」や「ビンゴ大会」が行われるなど、地域住民同士の交流の場にもなっていました。

 

石山_草刈り

草刈りの様子

石山_勉強会

ヒグマ勉強会の様子

 

藤野地区

令和元年8月30日(金曜日)、地域の課題を考える総合学習の一環で、「ヒグマ問題」をテーマに選んだ市立札幌藻岩高校の学生8人が、南区藤野地区の野々沢川で草刈りを行いました。草刈りを行う直前のガイダンスでは、市民一人ひとりが「ヒグマとの共生」のためにできることについて、市の担当者とで意見交換を行い、ヒグマの問題行動を予防するために、草刈りや電気柵の設置が有効であることを学びました。

 

草刈り前後の様子

      

before1

草刈り前-1

     

after1

草刈り後-1

before2

草刈り前-2

after2

草刈り後-2

 

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このページについてのお問い合わせ

札幌市環境局環境都市推進部環境共生担当課

〒060-8611 札幌市中央区北1条西2丁目 札幌市役所本庁舎12階

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ファクス番号:011-218-5108