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札幌市円山動物園では、開園100年目である2050年に向けて、何を目指し、どのように進んでいくのか。また、そこで働く職員がその実現のために、何に取り組んでいくかについて検討を進め、円山動物園基本方針「ビジョン2050」として策定いたしました。
動物たちの命を大切につなぎながら、未来の私たちの環境や動物たちの生息地の環境、そして社会がどのようになっているかを想像し、命の尊さや自然の大切さが感じられる心を育む動物園を目指します。
保全1:地球のために 地球規模の保全活動に貢献
飼育動物を通じて、地球規模での保全活動に貢献します。
保全2:地域の環境保全活動を活性化する拠点に
動物園が保有する知識や経験、集客力を生かし、環境保全活動の拡大・活性化に貢献します。
教育1:世界中の野生動物のことを発信
地球規模の環境問題の現状や生物多様性保全の必要性を伝えます。
教育2:総合的なフィールドミュージアムとして地域の教育拠点に
動物園周辺施設や教育施設等と協力し、地域の環境教育の拠点を目指します。
大学などの研究機関等と協力して、動物に関するさまざまな調査・研究に取り組みます。
動物たちの生き生きとした姿を通して、元気を回復してもらう場を提供するとともに、より楽しく、心地よい空間づくりに努めます。
※「ビジョン2050」では、レクリエーションに代わる表現としてリ・クリエーションを再創造と定義して使用します。
動物たちが健康で栄養状態も良く、安全で野生本来の行動が発現可能な生活を送ることができる動物福祉に最大限に配慮をします。
右の図は、円山動物園を一本の「木」にたとえ、円山動物園の取組の位置づけを表しています。
重点項目のうち「保全」と「教育」という葉が大きく高い位置につき、たくさんの葉を茂らせ、身近な地域へ、そして遠く地球全体へと広く大きく展開させます。
木の「根幹」にあたる取組は「動物福祉」です。動物たちの生活の質を向上させる姿勢をしっかり根付かせ、太い幹をつくることで、円山動物園という木は大きく成長できます。
この木の周囲に広がる輪は、円山動物園が「連携」する動物園を取り巻く世界を示しています。市民や民間団体、国内外の動物園・水族館、民間企業、研究機関、社会教育施設などといった、周りの木々とともに豊かな森を形成し、「命をつなぎ未来を想い心を育む動物園」を目指します。
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