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地域の防災意識の向上を目指して
~「令和7年度豊平区防災訓練」開催~
10月6日(月曜日)午後1時から、中の島小学校(中の島2条1丁目)で「令和7年度豊平区防災訓練」が開催され、地域住民や中の島小学校の児童など、171人が参加した。
この訓練は、豊平警察署や豊平消防署などの各機関や企業、団体の協力を得て、豊平区が主催し、地震に加え、豊平川や精進川といった河川を含む中の島地区の特性を踏まえ、浸水害についても想定して行われたもの。
体育館では、避難所運営や応急手当の訓練が行われ、段ボールベッドの組み立てや非常食の試食、AED(自動体外式除細動器)を活用した心肺蘇生法の説明と体験が行われた。また、その場に火や煙があるように見せるARゴーグルを活用した未来型消火訓練が体験できるAR消火体験や、実際に浸水したときの様子を体験できるAR浸水体験などのコーナーが設けられ、来場者は迫力のある映像に驚きながら挑戦していた。
グラウンドでは、煙が充満した建物内を再現したテントの中を通り抜ける訓練や、給水タンクから水を汲む訓練などのコーナーが用意された。また、パトカーや消防車の他、電気自動車のバッテリーから給電した災害対応型自動販売機も展示され、参加者は各コーナーの説明を聞きながら、「例えばこういう時にはどうすればいいのか」など積極的に質問をして知識を深めていた。
その他、「災害救助犬とかくれんぼ」が行われ、倒壊家屋に見立てた大型段ボール箱の中に隠れた参加者を災害救助犬が嗅ぎ当てると見学者から拍手が起こった。
訓練を終えて、石井正治(いしい・まさはる)豊平区長は、「本日の訓練をきっかけとして、災害への備えを再確認し、地域における防災の取組を拡げていただきたい。」と講評した。
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